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当サイトではかなり昔に「バグマン氏は実は死喰い人だったのでは?」という説を発表した事がありました。ヴォルデモートの全盛時代は「誰が死喰い人で誰がそうではないのかが分らない」という状況になっていました。それを利用してアズカバン行きを免れる人もいたほどでした。果たしてバグマン氏は?(全2項目)

2-1.改めて「ルドビッチ・バグマン死喰い人説」について
当サイトではかなり昔にこの「ルドビッチ・バグマン死喰い人説」というのを発表しています。ハリーたち3人が三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」終了後に一度だけ隠れ家を訪ねた時シリウスがこう言っているんですよね。

「いや分るまい。若い君たちには」

ヴォルデモート卿の全盛時代の頃の状況をハリーたちは知りません。それはヴォルデモートがハリーによって凋落させられた時ハリーはまだ1才3ヵ月だったからです。当然その時はロンもハーマイオニーもまだ3才未満でした。

ロンもまた声に苛立ちを滲ませながらクィディッチ・ワールドカップの時に父親のアーサー氏からそう言われた事をシリウスに話しました。そこでロンはシリウスに「判るかもしれないから言ってみてよ」と提案したのでした。

ロンにそう言われてシリウスの痩せた顔に笑みが浮かびました。ロンの提言を受けてシリウスは「いいだろう。試してみよう」と言うと一旦隠れ家にしていた洞窟の奥に歩いて行き戻って来ると当時の状況の説明を始めたのです。

ヴォルデモートが今強大だと考えてごらん。誰が支持者なのか分らない。誰があいつに仕え誰がそうではないのかも分らない。ヴォルデモートには人を操る力がある。誰もが自分では止める事ができずに恐ろしい事をしてしまう。

自分で自分が怖くなる。家族や友人でさえも怖くなる。毎週のように死者や行方不明や拷問のニュースが入って来る。魔法省は大混乱だ。どうしていいのかも分らない。全てをマグルから隠そうとしてもマグルもまた死んで行く。

つまりヴォルデモート卿が隆盛を極めた頃は誰が本物の死喰い人で誰が「服従の呪文」で操られているのか?その区別が全く出来なかったという状況だったのです。誰が味方で誰が敵なのか?誰にもそれが分らなかったのです。

ハリーによってヴォルデモートが凋落させられた後は死喰い人狩りが行なわれました。しかし「服従の呪文」で操られていたなどと言葉巧みにアズカバン行きを免れた人もいました。ルシウス・マルフォイもそうだったようです。

2-2.その根拠となるもの
そこで今日の記事の後半では「ルドビッジ・バグマン氏は死喰い人だった!」という根拠を挙げて個別に説明してみる事にします。

●根拠、その1「バーサ・ジョーキンズの事」
ハリーが「この人」の事を知ったのはクィディッチ・ワールドカップ観戦のため「隠れ穴」に入ったその日の夕食の席でした。ホグワーツを卒業して魔法省に就職したパーシーが父親のアーサー氏に話しているのを聞いたのです。

「バーサ・ジョーキンズがもう1ヵ月も行方不明なのはご存知でしょう?休暇でアルバニアに行ってそれっきりだって?」

パーシーはまたアーサー氏に「部下がいなくなったのにどうなったのか調査もしないなんて考えられない」とも言っていました。アーサー氏もこの件については眉をひそめて「その事は私もルードに尋ねた」と答えたのでした。

ワールドカップ観戦のため競技場に隣接するキャンプ場に入ってからハリーたちの前に現れたバグマン氏にアーサー氏は「何か消息があったかね?」と訊いたのでした。しかしバグマン氏は極めて呑気なものの言いようで・・・

「なしのつぶてだ。だがその内現れるさ。あのしょうのないバーサの事だ。漏れ鍋みたいな記憶力。方向音痴。迷子になったのさ。絶対間違いない。10月頃になったらひょっこり役所に戻ってまだ7月だと思ってるだろうよ」

何故バグマン氏は行方不明になって1ヵ月も経つのに捜索をしようともしなかったのでしょう?それは既にもうバーサ・ジョーキンズが死亡している事をヴォルデモートから連絡を受けて知っていたからではないでしょうか?

●根拠、その2「何故ハリーに肩入れを?」
三大魔法学校対抗試合でバグマン氏はチャンスがあればハリーを何とか優勝させようと露骨な依怙贔屓に打って出て来ました。学期最終日に帰りのホグワーツ特急でフレッドとジョージが説明した所によればバグマン氏は・・・

クィディッチ・ワールドカップで集めた賭けのお金を全額つぎ込んでも借金を返し切れなかった。そこで「対抗試合ではハリーが優勝する!」と賭けて残りを帳消しにしようとした。ところがバグマン氏が賭けていたのは・・・

ハリーの単独優勝だった。しかしハリーがセドリックに「一緒に優勝杯を握ろう」と言ったためハリーの単独優勝とはならなかった。バグマン氏の思惑は外れてしまったため、もはや逃げるしかなかったとそう説明していますね。

それなら何故バグマン氏は「ハリーが必ず優勝する」と確信する事ができたのでしょうか?それはバグマン氏はヴォルデモートがホグワーツに忠実なる死喰い人バーテミウス・クラウチ・ジュニアを派遣している事を知っていた。

ヴォルデモート卿という人は決して人を信用しないというのは周知の事実です。そこでバグマン氏に対して「お前ができる範囲でいいからハリーが優勝できるよう援助しろ」と言われていたのではないか?と私はそう思いますね。

●根拠、その3「クラウチ氏の件」
パーシーの上司で国際魔法協力部の部長のバーテミウス・クラウチ氏はヴォルデモートに「服従の呪文」をかけられて操られていました。しかしそれを破って逃亡しダンブルドアのいるホグワーツに駆け込もうとしたのでした。

クラウチ氏がホグワーツに現れたその日はちょうど「第3の課題」の内容をバグマン氏が代表選手に知らせる日でした。説明が終わった後バグマン氏は再びハリーを呼び止めようとしました。その素振りを見てハリーは・・・

ハリーはバグマン氏が再三に渡って援助の申し入れを断っているのにまたそれをしようとしているのではと思ったようです。もちろんバグマン氏にとっては「自分ができる事なら何でもしたい」と思っていたのでしょうが・・・

実はバグマン氏はヴォルデモートからハリーが偶然クラウチ氏に出会うなんて事がないよう「1人で城に帰すな」と命令を受けていたのではないでしょうか?そしてそのついでにハリーに助言をする事ができたとすれば・・・

一石二鳥というわけなんですよね。

●根拠、その4「魔法省に入省した事」
バグマン氏は「ヴォルデモート卿の支持者たちに情報を渡した」という嫌疑をかけられ裁判に出廷する事となりました。その法廷でバグマン氏はその情報を提供した魔法省の神秘部に勤めるオーガスタス・ルックウッドが・・・

死喰い人とは知らなかった。ルックウッドは自分の父親の古い友人でヴォルデモートの配下だとは考えた事もなかった。味方のために情報を集めているとばかり思っていた。バグマン氏はそう証言していますが実を云うと・・・

バグマン氏はルックウッドがヴォルデモート卿の配下つまり死喰い人だという事を承知の上で情報を渡していたのでは?そしてその危険を冒す見返りとしてルックウッドがバグマン氏に提示した条件というのがこれだったのです。

「それにルックウッドは将来私に魔法省の仕事を世話してやるといつもそう言っていたのです。クィディッチの選手生命が終わったらですがね。そりゃ死ぬまでブラッジャーに叩かれ続けているわけにはいかないでしょう?」

●根拠、その5「アリバイがない!」
前述のように対抗試合の「第3の課題」はバグマン氏が望み目論んでいたハリーの単独優勝ではありませんでした。ハリーが「ホグワーツの優勝に変わりない」と提案をしてセドリック・ディゴリーと一緒に優勝杯を握ったのです。

残った借金を返す事ができなくなったバグマン氏は逃げるしかなかった。フレッドとジョージはそう言っていました。しかしそれは理由の1つにしか過ぎなかったのではないでしょうか?あの後バグマン氏は姿をくらまし・・・

一体どこに逃げて行ったのでしょう?ひょっとしたら「闇の印」が焼けるのを感じてリトル・ハングルトンの教会墓地に仮面をつけて来ていたのではないでしょうか?復活した直後にヴォルデモートは何人かの死喰い人に・・・

声をかけています。しかし馳せ参じた死喰い人の全てに話しかけたわけではなかったのです。何人かについては黙ってその前を通り過ぎて行ったのでした。その声をかけなかった死喰い人の中に仮面をつけたバグマン氏が・・・

いたのでは?

最後に
ご存知のように最終巻の第7巻「死の秘宝」でもバグマン氏は一切登場せず死喰い人だったのか?それとも私の妄想なのか?の結論は出ませんでした。しかし当時「誰が敵で誰が味方なのか?」が分らないという状況下で・・・

不幸な出来事が起きていますね。それは「秘密の守人」になったピーター・ペティグリューことワームテールがハリーの両親ポッター夫妻を裏切ってヴォルデモートに2人の居所を教えてしまったという事があったんですよね。

シリウスは「裏切っているのはリーマス・ルーピンなのでは?」と考えて2人に「秘密の守人」をピーターに変更するようにと言いました。ところがシリウスの判断は間違っていたのです。そのシリウスの判断ミスが・・・

あのような不幸を招いてしまったのです。
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