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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

さて!今週は第6巻「謎のプリンス」の「この人」を詳しく振り返ってみる事にします。ハーマイオニーは「落ち込んでいるのは自分がシリウスを死なせたと思っているから」と言うのですが、実は本当は違っていたのです。風船ガムピンクの髪がくすんだ茶色になってしまった真の理由とは?(全3項目)

3-1.隠れ穴にて
ハリーがホラス・スラグホーンの説得を終えた後ダンブルドアと一緒に「隠れ穴」の台所に入って行くと、ウィーズリーおばさんは真夜中だったのにも関わらず1人ではありませんでした。大きなマグを両手に挟んでいたのは?

「こんばんは、先生。ようハリー」
「やあ、トンクス」

ハリーはトンクスがやつれたように感じました。病気かもしれません。無理をして笑っているようでもありました。見た目にはいつもの風船ガムピンクではなく、くすんだ茶色の髪だったので間違いなく色褪せて見えたのでした。

トンクスは「もう帰るわ」と短く言うと立ち上がってマントを肩に巻きつけました。そしてウィーズリーおばさんに「お茶と同情をありがとう」と言ったのでした。するとそんなトンクスにダンブルドアが優しくこう言いました。

「わしへの気遣いでお帰りになったりせんよう」

ダンブルドアはコーネリウス・ファッジに代わって新たに魔法大臣の座に就任した、ルーファス・スクリムジョールと緊急に話し合わなくてはならないので長くはいられないと言うのです。そう言われてもなおトンクスは・・・

トンクスはダンブルドアと目を合わせないようにしながら「帰らなければいけないの」と言いました。するとおばさんが「週末の夕食にいらっしゃらない?」と言ったのでした。何でもマッド・アイとルーピンも来るそうです。

トンクスはウィーズリーおばさんの誘いを断ると「おやすみなさい」と言ってハリーとダンブルドアのそばを急いで通り過ぎると庭に出て戸口から数歩離れた所で「姿くらまし」をして消えて行きました。するとハリーは・・・

ウィーズリーおばさんが心配そうな顔をしている事に気づいたのでした。

3-2.ビルのお相手?
「隠れ穴」に着いたのが真夜中過ぎだったのでウィーズリーおばさんは「朝食は後で持って行けばいい。ゆっくり寝かせてあげよう」と思ったようです。そのためハリーが目覚めた時にはロンもハーマイオニーもジニーも・・・

既に朝食を食べ終えていたようです。ところがお盆に載せた朝食を持って現れたのがビルと婚約したフラー・デラクールという事で、それをきっかけにしてジニーの口からトンクスの名前が出たのです。ジニーが言うには・・・

「とにかく賭けてもいいけどママが頑張ってスドップをかけるわ」

ハリーが「どうやってやるの?」と訊くとジニーは「トンクスを何度も夕食に招待しようとしている」とそう言うのです。それはウィーズリーおばさんがビルにフラーよりトンクスのほうを好きになって欲しいからだと・・・

しかしロンはトンクスは確かにまあまあの顔だけどフラーがいるのにトンクスのほうを好きになるはずがないと言うのです。ロンはさらに「まともな頭の男なら髪の毛や鼻に変な事をする人を好きにはならない」とも言うのです。

そう反論するロンに対してジニーは「トンクスはフラーよりめちゃくちゃいい性格してる」と言い返しました。さらにハーマイオニーが力を込めて言うにはトンクスは「それにもっと知的よ。闇祓いですからね!」との事でした。

そこでハリーが「フラーは馬鹿じゃないよ。三校対抗試合選手に選ばれたぐらいだ」と極めて公正中立な意見を言いました。しかしジニーもハーマイオニーもフラーには相当に苦い思いを抱いていたようでハリーに対して・・・

ハーマイオニーはそんな思いを色濃く滲ませながら「あなたまでが!」と言うし、ジニーもまた「ヌラーがアリーって言う言い方が好きなんでしょう?」と軽蔑したように言うのでハリーは「口を挟まなきゃよかった」と・・・

反論した事を後悔させられる事になってしまいました。ジニーは少なくともトンクスは面白いからフラーなんかよりトンクスが家族になってくれたほうがいいとそう言うのです。そんなジニーに対してロンはこう言うのです。

「このごろじゃあんまり面白くないぜ」

前の晩にハリーが見た時もトンクスは元気がありませんでした。ロンに言わせると「近頃のトンクスは嘆きのマートルに似て来てる」と言うのです。ところがハーマイオニーはそれは「フェアじゃない!」と反論したのでした。

それと言うのも・・・

3-3.あの日の事のせい?
ハリーは気が滅入りました。それと言うのも先学期の末からハリーが一番話題にして欲しくない方向に話が行ってしまったからです。ハリーはこの部分の会話に誘いこまれる事だけは何としても避けたいとそう思ったのでした。

「あの事からまだ立ち直っていないのよ。あの・・・つまり、あの人はトンクスの従兄だったんだから」

そうです。シリウスの事が話題になってしまったのです。ハリーがフォークを取り上げて口を挟めないようスクランブルエッグを大量に口に押し込んでいると、ハリーの代わりにロンがハーマイオニーにこう反論したのでした。

「トンクスとシリウスはお互いにほとんど知らなかったんだぜ!」

ロンはさらに「シリウスはトンクスの人生の半分ぐらいの間アズカバンにいたし、それ以前だって家族同士が会った事もなかった」とそう言うのです。ところがハーマイオニーが言うには「それは関係ない」との事だったのです。

「トンクスはシリウスが死んだのは自分のせいだと思ってるの!」

それを聞いてハリーは思わず我を忘れて「どうしてそんな風に思うんだ?」と訊いてしまいました。ハーマイオニーの説明によればトンクスはあの時ベラトリックス・レストレンジと戦っていた。自分が倒してさえいれば・・・

自分がベラトリックス・レストレンジに止めを刺していればベラトリックスがシリウスを殺害する事はできなかった。ロンが「馬鹿げてるよ」と言うのに対してハーマイオニーはそんなトンクスの心情をこう表現したのでした。

「生き残った者の罪悪感よ」

今日の最後に
ハリーたちが5年生の学期の最終日にキングズ・クロス駅で出迎えを受けた時にはトンクスはまだ風船ガムピンクの髪をしていました。つまりだからトンクスはシリウスの事で落ち込んでいたわけではなかったというわけです。

ロンもハーマイオニーもジニーも「あの時トンクスは元気だった」という事を忘れているんですよね。つまりトンクスを落ち込ませる出来事は夏休みに入ってからの2週間の間に起きたのです。しかしハリーも同様にして・・・

そう思い込んでしまったがためにトンクスの事については大きな勘違いをする事となってしまったのです。

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