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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ウィーズリーおばさんが頻繁に夕食に招待しようとしていたのは、ビルにトンクスの事を好きになってもらうためではなかったのです。トンクスの髪が風船ガムピンクからくすんだ茶色になっていたのも好きな人が死んだからではなかったのです。ハリーたちがその理由と原因を知ったのは?(全3項目)

3-1.トンクスが愛していたのは?
ハリーもハーマイオニーもさらにはジニーもトンクスの事については、落ち込んでいるのは好きだったシリウスが死んだからとか母親のウィーズリーおばさんがビルに好きになって欲しいから頻繁に夕食に呼ぼうとしているとか。

そんな事を言っていました。ところがそのいずれも違っていたのです。トンクスが愛していたのはシリウスではなかったのです。ウィーズリーおばさんがしょっちゅう夕食に招待しようとしていたのは全く別の理由だったのです。

「判ったでしょう!フラーはそれでもビルと結婚したいのよ。噛まれたというのに!そんな事はどうでもいいのよ!」

ルーピンはほとんど唇を動かさず突然表情が強張っていました。狼人間のフェンリール・グレイバックに噛まれたものの今日は満月ではなく変身をしていなかったのでビルは完全な狼人間にはならない。事情も次元も全く違う。

しかしトンクスはルーピンのローブの胸元を掴んで揺さぶると「でも私も気にしないわ。気にしないわ!」と言ったのでした。トンクスの守護霊は何故変わったのか?風船ガムピンクの髪の毛は何故くすんだ茶色になったのか?

「百万回もあなたにそう言ったのに」

人が傷ついているという噂を聞いて任務を放棄してダンブルドアに会いに来た事。ハリーは今この瞬間全ての理由がはっきり判りました。トンクスが愛したのはシリウスではなかったのです。トンクスが思いを寄せていたのは?

リーマス・ルーピンだったのです。

3-2.馬鹿げた考え
ルーピンはトンクスの目を避けて床を見つめながら「私も君に百万回も言った」と言葉を返しました。トンクスにとって自分は年を取り過ぎているし危険でもあるし貧乏でもある。それに対してウィーズリーおばさんが・・・

「リーマス、あなたのそういう考え方は馬鹿げているって私は最初からそう言っていますよ」

しかしルーピンはしっかりとした口調で「馬鹿げてはいない。トンクスには誰か若くて健全な人がふさわしい」と言ったのでした。すると自分の妻を援護するかのようにアーサー氏が小さく微笑みながらこう言ったのでした。

「でもトンクスは君がいいんだ」

アーサー氏はさらに惨たらしい姿になってしまった自分の息子ビルを悲しそうに見ながらルーピンに「それに結局の所、若くて健全な男がずっとそのままだとは限らんよ」とも言ったのでした。それに対してルーピンは・・・

落ち着かない様子で周りを見回しみんなの目を避けて言葉を途切れがちにしながら「今はそんな事を話す時じゃない。ダンブルドアが死んだんだ」と言ったのでした。すると今度は何とマクゴナガル先生までもがこう言うのです。

「世の中に少し愛が増えたと思ったらダンブルドアは誰よりもお喜びになったでしょう」

3-3.ダンブルドアの葬儀では
ダンブルドアの葬儀が行なわれる日ハリーは朝早く起きました。ホグワーツ特急が葬儀の一時間後に出発するため荷造りを急ぐ必要があったからです。大広間に下りて行くと全員が式服を着て沈痛な雰囲気に包まれていました。

誰もが皆食欲を失っているようでした。ハグリッドの椅子も空席でした。多分朝食など見る気もしないのだろうとハリーは思ったのでした。考えに耽っていたハリーはジニーに脇腹を小突かれて我に返りました。その時・・・

マクゴナガル先生が立ち上がっていました。大広間の悲しみに沈んだざわめきはたちまちやみました。マクゴナガル先生は生徒たちにまもなく時間です。それぞれの寮監に従って校庭に出てください。そしてハリーたちに・・・

ハリーを含めたグリフィンドール生は自分に従いて来るよう指示しました。生徒はほぼ全員が無言で立ち上がるとぞろぞろと行列をして歩き出しました。正面扉から石段に踏み出すとハリーは自分たちが向かっているのが・・・

湖だという事に気づきました。そして何百という椅子が何列も並んでいる場所に到着しました。正面に大理石の台が設えてあり全ての椅子がその大理石の台に向けて置かれていました。既に椅子の半分ほどが埋まっていました。

質素な身なりから格式ある服装までさらには老若男女ありとあらゆる種類の追悼者が着席していました。ほとんどの人がハリーの見知らぬ参列者ばかりでした。がしかし不死鳥の騎士団のメンバーを含む何人かの人間は・・・

僅かに何とか見分ける事ができたのでした。そんな人たちの中には不思議な事に髪の毛がくすんだ茶色から再びショッキング・ピンクになったトンクスがリーマス・ルーピンと手を繋いで席に着いていたというわけなんですよね。

最後に
そんなわけで紆余曲折を経て数々の障害を乗り越えてめでたくリーマス・ルーピンと結婚する事になったトンクスだったのでした。しかしそれにしてもトンクスは「いつ?どこで?」ルーピンの事を好きになったんでしょうね?

私は不死鳥の騎士団が再結成された直後つまりハリー5年生の夏休みの時にトンクスとルーピンを含めた先発護衛隊がプリベット通り4番地にハリーを迎えに来た「あの時」だったとそう思いますね。あの時トンクスは・・・

「ねえ、私紫が似合わないわね。やつれて見えると思わない?」

トンクスはハリーにこう言うと髪の色を紫から「あの」風船ガムピンクに変えました。ハリーは当然この時が初対面だったので知らなかったのですが、私はトンクスが髪の色をピンクにしたのはこの時が初めてだったと・・・

それはリーマス・ルーピンの事を好きになった気持ちを髪の毛の色で表したんだとそう思いますね。(笑)

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