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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

昨年5月からという事で1年がかりになってしまいました。今年に入ってからは奇数月の末にやるというパターンが定着しています。以前は簡単にした主要登場人物の初登場シーンを詳しく振り返っています。ハリーは「ホッグズ・ヘッド」で行なわれたダンブルドア軍団の準備会合で多くの生徒と知り合ったのでした。(全3項目)

3-1.アバーフォース・ダンブルドア
当サイトではもはや使い古されたフレーズなんですが、ハリーポッター・シリーズでは本人が生身で登場する以前に名前のみが出て来るというのが毎度お馴染みになっていて、この人もその例に漏れないというわけなんですよね。

この人の名前が一番最初に登場したのは第4巻「炎のゴブレット」の第24章でした。リータ・スキーターが「日刊予言者新聞」でハグリッドが半巨人だという事を暴露してしまい教職に復帰するよう説得する時にハリーが・・・

「僕の親戚はダーズリー一家なんだよ!」と言うのに対して「よい所に気づいた」と言うダンブルドアがヤギに不適切な呪文をかけた咎で起訴されてあらゆる新聞に大きく報道された兄弟としてこの人の名前を口にしていますね。

その次は第5巻「不死鳥の騎士団」の第9章でした。夏休み最後の日にロンとハーマイオニーの監督生就任記念パーティが行なわれました。その時マッド・アイ・ムーディが騎士団創立メンバーの写真を持って来てハリーに・・・

「これはダンブルドアの弟でアバーフォース。この時一度しか会ってない。奇妙な奴だったな」

そして本人がようやく生身で直に登場して来たのは同じ巻の第16章でした。この人がホグズミード村で経営しているバー「ホッグズ・ヘッド」をハリーたち3人が初めて訪れたからです。3人が店に入って行って席に着くと・・・

この店のバーテンつまりアバーフォース・ダンブルドアが裏の部屋から出て来て3人にじわりと近づいて来ました。ハリーの第1印象は「長い白髪に顎ひげをぼうぼうと伸ばした不機嫌な顔の爺さん」という事だったんだそうです。

痩せて背が高いという所はお兄さんのダンブルドア校長と共通していますね。この時ハリーは「何となく見覚えがある」と思ったそうですが、実は前述の通り夏休み最後の日にマッド・アイが見せた創立メンバーの写真で・・・

見ているのでそう思ったというわけです。しかしあの時は一度に沢山の人の顔を見たからなのか?思い出せなかったようですね。(笑)

3-2.ザカリアス・スミス
今回ハリーたち3人がいつも行っている「三本の箒」ではなく何故「ホッグズ・ヘッド」に足を運ぶ事になったのか?それはハーマイオニーが「闇の魔術に対する防衛術」を自習すると言い出しさらにそこから踏み込んで・・・

より多くの人に自分の身を守る術を習得して欲しいと思って何人かの生徒に声をかけたからです。普段行っている「三本の箒」はいつも人で一杯で生徒も沢山来ているので盗み聞きされやすい。そこでここに来てもらって・・・

「ホッグズ・ヘッド」なら生徒は通常は来ないからという事でこちらに集まってもらう事にしたのだそうです。こうしてスリザリンを除く各寮から25人が集まって、このザカリアス・スミスもその内の1人だったというわけです。

何故単なる理論ではなく適切な自己防衛つまり身を護るための本物の呪文を学ばなくてはならないのか?その理由としてハーマイオニーが挙げたのが「ヴォルデモート卿が戻って来たから」という事でした。するとそこで・・・

ハリーのこの時のザカリアス・スミスの認識度は「はっきりとは憶えていないがハッフルパフのクィディッチ・チームの選手」というもので名前は知りませんでした。直接会って会話を交わすのはこれが初めてだったんでしょう。

ザカリアス・スミスは鼻先がちょんと上向いてひょろひょろと背の高いブロンドの男子生徒でした。スミスは「ヴォルデモート卿が戻って来た」と主張するハーマイオニーに開口一番「そんな証拠がどこにあるんだ?」と・・・

食ってかかるような声で言ったのでした。ハーマイオニーが一番の理由として「ダンブルドアがそう信じているから」と言いかけると、スミスはそれはダンブルドアがハリーを信じているからだろうと突っ込みを入れて来ました。

ハリーに名前を問われて名乗った後スミスは僕たちはハリーが何故ヴォルデモートが戻って来たなんて言うのか?その根拠を正確に知る必要があると言うのです。スミスにこう言われてハリーは何故こんなに大勢の生徒が・・・

集まったのか?の理由が判ったのでした。おそらくはここに来た生徒のほとんど全員がハリーから直に話が聞けると期待したからこそ25人もの人数になったのです。ハリーはザカリアス・スミスを正面切って見つめながら・・・

自分は何故ヴォルデモート卿が戻って来たと言うのか?自分は奴つまりヴォルデモートを見たんだ。そしてダンブルドアが先学期「何が起きたのか」を全ての生徒に話した。だから君があの時ダンブルドアを信じなければ・・・

僕の言う事も信じないだろう。僕は誰かを信用させるために午後一杯を無駄にするつもりはない。これでもスミスは納得できない様子で自分たちがダンブルドアから聞いたのはセドリック・ディゴリーがヴォルデモートに・・・

殺害された事とセドリック・ディゴリーの亡骸を運んで来た事だけだ。詳しい事は話さなかった。しかしハリーは「そんな事は話したくない」とザカリアス・スミスの要求を突っぱねました。そしてそのために来たのなら・・・

「すぐ出て行ったほうがいい」と最後通告をしたというわけなんですよね。しかし席を立つ者は1人もいませんでした。つまりザカリアス・スミス1人を説得する事でハリーはその場にいた全員をも説得する事が出来たのでした。

3-3.スーザン・ボーンズ
こうしてやっとの事でザカリアス・スミスを説得して、ハーマイオニーが話を元の「防衛術を習う」という方向に戻そうとすると、再び長い三つ編みを一本背中に垂らした女子生徒がハリーにこう話しかけて来たというわけです。

「本当なの?守護霊を創り出せるって本当?」

集まった生徒が関心を示してざわつきました。ハリーはその問いに少し身構えるようにして「うん」と答えました。さらにその女子生徒が「有体の守護霊を?」と訊いて来た所で、ハリーの脳裏にはある記憶が蘇って来たのでした。

「あ-君、マダム・ボーンズを知っているのかい?」

するとその女子生徒は笑顔を見せてマダム・ボーンズは自分の叔母だと答えました。さらに私はスーザン・ボーンズだと名乗って、叔母が自分にハリーが牡鹿の守護霊を創る事を尋問で聞いたと話してくれたとそう言うのです。

ハリーが「ああ」と言ってそれを認めるとフレッドとジョージの親友リー・ジョーダンが心底感心したように「すげえぞハリー!全然知らなかった!」と言いました。するとフレッドがハリーに向かって笑いかけながら・・・

「お袋がロンに吹聴するなって言ったのさ。ただでさえ君は注意を引き過ぎるからってお袋が言ったんだ」

それをきっかけにしてハリーが今は校長室にあるグリフィンドールの剣でバジリスクをやっつけた話とか、1年生の時に「賢者の石」をヴォルデモートから救った話などハリーの数々の武勇伝が披露される事になったのでした。

このようにスーザン・ボーンズの問いかけをきっかけにして話は大いに盛り上がり「ハリーから防衛術を習おう」という事で話はまとまったというわけなんですよね。これがダンブルドア軍団の結成へと繋がっていったのでした。

今日の最後に
ハリーはザカリアス・スミスから「セドリック・ディゴリーは一体どのようにしてヴォルデモートに殺害されたのか?」や「どのような経緯を辿ってセドリックの亡骸を持ち帰ったのか?」などの詳細を訊かれた時には・・・

それを知りたいと思って来たのなら今すぐ出て行ったほうがいいと言って話す事を拒否しました。しかし翌年ルーナ・ラブグッドのお父さんが発行している雑誌「ザ・クィブラー」にハリーのインタビュー記事が載ったのです。

結果としてザカリアス・スミスを含めたホグワーツの全生徒がそれを読む事となりました。ここで興味深いのは「ホッグズ・ヘッド」のダンブルドア軍団の準備会合も「ザ・クィブラー」のハリーのインタビュー記事も・・・

それを取り仕切っていたのはいずれもハーマイオニーだった。そういう皮肉な巡り合せになっていたんですよね。

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