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ダンブルドア軍団の中にはハーマイオニーが掲げた「ハリーから防衛呪文を習う」という事から逸脱した目的で参加する人もいました。つまりそれは「招かざる客」だったというわけです。ところが今度はハグリッドまでもが決して招きたくない人を「禁じられた森」に隠していた事が・・・(全3項目)

3-1.マリエッタ・エッジコム
昨日の記事でも言ったようにダンブルドア軍団にはスーザン・ボーンズやザカリアス・スミスなど、ハリーが今まで一度も会話を交わした事のない生徒が多数含まれていて、この生徒もそういった中の1人だったというわけです。

しかし残念ながらハリーたち3人を含めると総勢28人もいたため、ザカリアス・スミスのように「ハリーから防衛呪文を習う」という以外の別の目的でホッグズ・ヘッドに来た生徒もいるなど「招かざる客」もいたようでした。

当時ハリーが思いを寄せるチョウ・チャンが入って来たのでハリーの胃袋がでんぐり返ったのでした。昨年度のクリスマス・ダンスパーティの時チョウはトイレに行く時でさえ大勢の女子生徒と一緒だったためハリーは・・・

声をかけるのに苦労したという思い出がありました。チョウはそんないつもクスクス笑っている女子生徒仲間の1人を連れて入って来ました。その女子生徒つまりマリエッタ・エッジコムは本当は参加したくなかったようです。

思ってもみなかった大人数を見てハリーは笑い返す努力はしたものの言葉は出て来ませんでした。口の中が異常に乾いていました。そしてチョウもハリーに笑いかけるとロンの右側に腰を下ろす所でした。当然隣の席には・・・

マリエッタ・エッジコムも座ったんでしょうね。その時ハリーはまだ名前を知りませんでした。そのチョウの友達の赤みがかったブロンドの巻き毛の女子生徒は笑顔も見せず、いかにも信用をしていないという目つきで・・・

ハリーを見ていました。本当はこんな所に来たくはなかったのだとその目がはっきりと語っていたのでした。そのマリエッタ・エッジコムがアンブリッジの所に駆け込んでダンブルドア軍団の存在を密告してしまったため・・・

軍団は活動中止に追い込まれてしまい身代わりになったダンブルドア校長が一時期ホグワーツを去る事になってしまったのです。

3-2.オーガスタ・ロングボトム
この人の場合は実に様々な形態で初登場(?)しています。まずは第1巻「賢者の石」の第2章の最後のページで3人の内の1人として登場しています。ハリーがバスの中で会った緑ずくめの突飛な格好をしたおばあさんがそうです。

その次はいわゆる「声だけ初登場」というものです。同じ巻の第6章でハリーがウィーズリーおばさんに入り方を教えてもらい、キングズ・クロス駅の9と3/4番線に足を踏み入れてカートを押しながら空席を探していると・・・

「ばあちゃん、またヒキガエルがいなくなっちゃった」
「まあ、ネビル」

3年生の夏休みの後半をハリーはダイアゴン横丁の入口「漏れ鍋」に滞在して過ごしました。新学期が近づいたある日ハリーはフローリシュ・アンド・ブロッツ書店の前でネビルと出くわしましたが特に話はしませんでした。

何故かと云えば忘れん坊のネビルは教科書のリストを忘れて来たようでした。そのためいかにも厳しそうな「ばあちゃん」つまりこの人に怒られていて気楽に声をかける雰囲気ではなかったからです。さらにこの巻では・・・

第3巻「アズカバンの囚人」の第7章ではルーピン先生の初授業でネビルはまね妖怪スネイプ先生におばあさんつまりこの人のドレスを着せていて再び名前のみの登場という事になっているんですよね。そしてやっとの事で・・・

第5巻「不死鳥の騎士団」の第23章でハリーにロンにハーマイオニーそれにジニーの4人がアーサー氏の見舞いのため聖マンゴ魔法疾患障害病院に行った時にようやくロングボトム夫人はその姿と声を同時に登場させたのでした。

ロンがネビルに「僕たちだよ。ねえ見た?ロックハートがいるよ。君は誰のお見舞いなんだい?」と声をかけると、ロングボトム夫人はハリーたち4人に近づきながら自分の孫に「お友達かえ?」と上品な口ぶりで訊いたのでした。

身の置き場がない様子のネビルとは正反対にロングボトム夫人は威風堂々といった趣でハリーそしてロンとジニーさらにはハーマイオニーに手を差し出して4人と握手をしたのでした。夫人が自分の名前を知っていたので・・・

ハーマイオニーは少し驚いたようでした。しかし臆せず握手しました。そしてロングボトム夫人のファーストネーム「オーガスタ」が明らかになったのは第6巻「謎のプリンス」第3章の「日刊予言者新聞」の記事だったのです。

3-3.グロウプ
ヴォルデモート卿の復活を受けてダンブルドアは「手を組ませてはならない」として、半巨人のハグリッドとボーバトン魔法アカデミー校長のマダム・マクシームをこちら側の使者として巨人の居住地に赴かせたというわけです。

しかしハグリッドとマダム・マクシームが友好関係を築きつつあった巨人のトップが2人が到着した日の夜に殺害されてしまったのです。結局2人の奮闘努力も実らずハグリッドとマダム・マクシームは巨人の居住地を・・・

引き払う事になってしまったのでした。それでもハグリッドにとっては唯一1つだけ収穫があったのです。それが父親違いつまり異父兄弟のこのグロウプだったのです。連れて帰って「禁じられた森」に隠していたのでした。

「つまり俺は近々クビになる可能性が高い」

ハーマイオニーは「だけどこれまで持ち堪えたじゃない。どうしてそんな風に思うの?」と訴えました。しかしハグリッドはハーマイオニーのこの言葉を途中で遮るとアンブリッジが部屋にニフラーを入れたのは俺だと・・・

それは絶対に俺じゃない!ただ魔法生物の事になるとアンブリッジは俺が関係していると思うちゅうわけだ。そのためハグリッドは巨人の居住地から帰って来てから傷だらけになっていた理由をハリーとハーマイオニーに・・・

話す気になったのです。当初ハリーはグロウプがあまりに巨大なので土塁だと思ったぐらいでした。そのためハリーはハーマイオニーが僅かに口を開けて恐怖の表情でグロウプを見つめながら「誰なの?」と訊いた時には・・・

変な質問だと思うほどだったのです。どうして元の場所に戻りたがっている巨人を連れて来たりしたのと怒るハーマイオニーにハグリッドはグロウプは巨人としては小柄なほうなのでみんなに虐められていたんだ。だから・・・

置いて来る事ができなかった。俺がいなくなったら世話してやってくれと言われてハリーは何も言わず目の前の地面に横たわるグロウプの姿を見つめたのでした。単に大き過ぎる人間のように見えるハグリッドとは違って・・・

グロウプは奇妙な形をしていました。大きな土塁の左にある苔むした大岩だと思ったものはグロウプの頭でした。人間と比べると体のわりに頭がずっと大きい。ほとんど完全な円形でくるくるとカールした髪がびっしりと・・・

生えていました。頭部の一番上に大きく肉づきの良い耳が片方だけ見えていました。頭部はバーノン叔父さんのように肩に直接載せられていて申し訳程度の首があるだけでした。背中は獣の皮をざくざくと縫い合わせた・・・

汚い褐色の野良着を来て背中はとにかく幅広い。グロウプが寝息を立てると粗い縫い目が少し引っ張られるようでした。両足は胴体の下で丸められていました。ハリーは泥んこのこれもまた巨大な裸足の足の裏を見たのでした。

そしてハリーは虚ろな声で・・・

「僕たちに教育して欲しいの・・・」

今日の最後に
そんなわけでダンブルドア軍団にはハーマイオニーが掲げた「ハリーから防衛呪文を習う」という目的とは全く違う事を胸に抱いて参加していた人もいました。チョウ・チャンもまたそうだったという事は明々白々でしたよね。

したがってチョウはむしろ「ハリーを敵視している人のほうがいい」と思って数いる友達の中からマリエッタ・エッジコムを選んだのかもしれませんね。それは「ライバルが増えないように」との思惑があったのかもしれません。

しかし皮肉な事に結局それがハリーを失う事に繋がる最大の原因になってしまったというわけなんですよね。
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