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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーポッター・シリーズでは通常のパターンだと主人公のハリーが初めて会った時か又は目撃した場面が初登場シーンという事になるのですが、数少ない例外の1人にマグルが初めて対面した時がそうだったという珍しい人がいるんですよね。その人物とは?(全3項目)

3-1.グリゼルダ・マーチバンクス
フラー・デラクールが在籍するボーバトンは6年生なんだそうです。そしてハリーを含めたホグワーツの生徒は5年生の時にこの普通魔法使いレベル試験(OWL)通称ふくろう試験を受ける事になります。その関係機関である・・・

魔法試験局の局長がこのグリゼルダ・マーチバンクス女史というわけなんですよね。ハリーたち3人が初めてこの人の名前を聞いたのは試験の数日前に「魔法薬学」の教室の前でドラコ・マルフォイがクラッブとゴイルに・・・

「もちろん知識じゃないんだよ」

マルフォイが言うにはふくろう試験は「誰を知っているかなんだ」そうです。何でも父親のルシウス氏はこの人とは長年の友人で夕食にお招きしたり色々と交友があるらしいとの事でした。それを聞いてハーマイオニーは・・・

驚いてハリーとロンに「本当かしら?」と訊いて来ました。するとロンが憂鬱そうに「もし本当でも僕たちには何にもできないよ」と答えました。すると3人の背後にいたネビルが「本当じゃないと思うよ」と言って来たのです。

それはグリゼルダ・マーチバンクは僕のばあちゃんの友達だけど、マルフォイの話なんか一度も聞いた事がないと言うのです。すかさずハーマイオニーが「その人どんな人?厳しい?」と訊いた所ネビルは声を小さくして・・・

「ちょっとばあちゃんに似てる」と答えました。そこでロンが「その人とマルフォイが知り合いだからってハーマイオニーが不利になるなんて事はないだろう?」と力づけるように言うと、ネビルはますます惨めそうに・・・

「ああ全然関係ないと思う」

ネビルが言うにはおばあさんのロングボトム夫人がマーチバンクス先生に「この孫は父親のようには出来が良くない」といつも言っていたそうです。そしてこのマーチバンクス教授がホグワーツ入りしたのは試験の前日でした。

ロンが「近くに行ってもっとよく見ようか?」と言うので3人は急いで玄関ホールに向かいました。敷居を越えた後はゆっくりと歩いて落ち着き払って3人は試験官のそばを通り過ぎたのでした。何人かいる試験官の中で・・・

ハリーは腰の曲がった小柄な魔女が「マーチバンクス教授なのでは?」と思いました。顔は皺くちゃで蜘蛛の巣を被っているように見えました。マーチバンクス教授は少し耳が遠いらしく迎えに来ていたアンブリッジとは・・・

数十センチしか離れていないのに大声で答えていました。マーチバンクス教授は「もう何度も来ているのだから旅は順調でした」と言う一方で苛立ったように「この頃ダンブルドアからの便りがない」とも言っていたのでした。

3-2.ルーファス・スクリムジョール
ハリーポッター・シリーズでは当然ハリーが主人公ですから主要な人もさらには脇役の人も通常はハリーが初めて会った時や目撃した時が初登場という事になります。そんな中数少ない例外が「この人」というわけなんですよね。

魔法大臣はマグルあるいは魔法界のトップが代わると挨拶に訪れるという習慣になっているようです。ルーファス・スクリムジョールはヴォルデモート卿の復活が「日刊予言者新聞」に掲載され史上最強の闇の魔法使いが・・・

蘇っていた事を時の魔法大臣コーネリウス・ファッジが1年間も放置していたという事で、魔法界の人たちの怒りは凄まじくファッジはその座を追われて後任の大臣になったのがこのルーファス・スクリムジョールだったのです。

新魔法大臣ルーファス・スクリムジョールの初登場シーンはコーネリウス・ファッジが3日前に大臣をクビになり、ファッジが最近の出来事をマグルの首相に説明した後に後任の魔法大臣を紹介するという形で出て来ています。

伝達役のマグルの首相の執務室に置かれている肖像画がファッジの視線を捉えると「まもなくお見えになるでしょう。ちょうどダンブルドアへのお手紙を書き終えた所です」と言ったのでした。この時ファッジは初めて・・・

辛辣な口調になり「ご幸運を祈りたいですな」と言ったのでした。それというのも大臣の座に固執するファッジは辞任要求が押し寄せる中ダンブルドアに「ハリーに会わせてくれ」と1日2通も手紙を出したのにも関わらず・・・

ダンブルドアは頑として動かなかったからです。突然マグルの首相の執務室の肖像画が事務的な切り口上で「マグルの首相閣下。面会の要請。緊急。至急お返事のほどを。魔法大臣ルーファス・スクリムジョール」と告げました。

ルーファス・スクリムジョールを一目見てマグルの首相はバカバカしい印象だが「年老いたライオンのようだ」と思ったのでした。たてがみのような黄褐色の髪の毛やふさふさした眉毛は白髪交じりで細縁メガネの奥には・・・

黄色味がかった鋭い眼がありました。僅かに足を引きずっていたものの手足は細長く軽やかで大きな足取りには一種の優雅さがありました。俊敏で強靭な印象が即座に伝わって来ました。マグルの首相はこの危機的な時に・・・

魔法界の指導者としてファッジよりもスクリムジョールのほうが好まれた理由がその動きを見て判るような気がしました。マグルの首相は思わず自分のほうから手を差し出しながら丁寧に「初めまして」と挨拶をしたのでした。

3-3.ホラス・スラグホーン
ハリーがホラス・スラグホーンと初めて会ったのは夏休みに入って2週間後の金曜日の夜の事でした。ダンブルドアがプリベット通り4番地から「隠れ穴」に移動する途中で自分がやろうとしている事を手伝ってくれたら・・・

うれしいという手紙が届いたのです。ダンブルドアとハリーは「付き添い姿くらまし」でスラグホーンが当時滞在していたバドリー・ババートンという村に移動したのでした。そこでハリーがダンブルドアにこう訊ねると・・・

「それで、ここで何をするのですか?」

ダンブルドアはハリーに「君にまだ話してなかったのう」と言った後「近年何度これと同じ事を言うたか数え切れぬほどじゃが」と前置きをした上で「今年もまた先生が1人足りない」と言ったのでした。そこで今年度は・・・

ダンブルドアの古い同僚を引退生活から引きずり出しホグワーツに戻るよう説得するためにここに来たと言うのです。ハリーを同行させたその理由はその人物に会った時に判るとダンブルドアはそう言うのです。そして・・・

2人はこぎれいな石造りの庭付きの小さな家に近づいていました。ダンブルドアの視線を辿ったハリーはきちんと手入れされた庭の小道の先を見て愕然としたのでした。玄関の扉の蝶番が外れてぶら下がっていたからでした。

ダンブルドアは低い声でハリーに「杖を出してわしについて来るのじゃ」と告げました。そして門を開けて素早く音を立てずに小道を進んで行きました。さらに玄関ホールを抜けて居間に入って行くとそこにあったものとは?

乱暴狼藉の跡がハリーの目に飛び込んで来ました。バラバラになった床置時計が足下に散らばって、ピアノが横倒しになって鍵盤が床にばら撒かれていました。そのそばには落下したシャンデリアの残骸が光っていたのでした。

死体が見えはしないかと半分ビクビクしながらハリーが「先生争いがあったのでは?その人が連れ去られたのではありませんか?」と訊ねるとダンブルドアは「いやそうではあるまい」と答えました。そして次の瞬間には・・・

ダンブルドアは突然さっと身を翻すと横倒しになっている分厚すぎる肘掛椅子のクッションに杖の先を突っ込みました。するとその椅子が「痛い!」と叫んだのです。今の今まで椅子があった所に堂々と太った禿の老人が・・・

ダンブルドアは体を起こしながら「こんばんはホラス」と挨拶をしたのでした。それがホラス・スラグホーンだったのです。

今日の最後に
そんなわけでコーネリウス・ファッジに代わって新たに魔法大臣に就任し、マグルの首相の所に挨拶に来るという極めて珍しい形で初登場しているルーファス・スクリムジョールだったのですが、この人もまた前の巻で・・・

これは当サイトでは既に取り上げ済みでご存知の方もおられるでしょうが、第5巻「不死鳥の騎士団」の第7章でルーピンがトンクスに話しかける時にその名前を口にしているんですよね。それは当時スクリムジョールが・・・

闇祓い局の局長でトンクスの上司だったからというわけなんですよね。

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