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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ヴォルデモート卿の復活が「日刊予言者新聞」に掲載されて公になると、ハリーの周囲を取り巻く環境は劇的に好転したのでした。だからと言って手放しで喜べる状況ではなかったのです。それはハリーにとっては招かざる客が自分のいるコンパートメントを訪れてみたり招待状が届いたりと・・・(全3項目)

3-1.ロミルダ・ベイン
昨日の記事でも取り上げたようにヴォルデモート卿の復活が「日刊予言者新聞」に掲載されて公になる事で、魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに交代するという事態になったというわけです。

1年前からヴォルデモートの復活を主張して来たハリーとダンブルドアはその地位と名誉を回復しました。ハリー自身は全く望んでいなかった事なんですが新学期初日のホグワーツ特急では扱いが180度転換したというわけです。

「あなたが聞きなさいよ!」
「嫌よ、あなたよ!」

「私がやるわ!」

ホグワーツ特急に乗ってネビルそれにルーナ・ラブグッドと合流したハリーが同じコンパートメントで過ごしていると、外が騒がしくなったかと思うと大きな黒い目に長い黒髪のえらが張った大胆そうな顔立ちの女の子が・・・

「こんにちはハリー。私ロミルダ。ロミルダ・ベインよ」

その女の子は大きな声で自信たっぷり自分の名前をこう名乗りました。そしてネビルとルーナを指差すと聞こえよがしの囁き声で「私たちのコンパートメントに来ない?この人たちと一緒にいる必要はないわ」と言ったのでした。

確かにネビルは座席の下から尻を突き出してトレバーを手探りしていました。ルーナもまた「ザ・クィブラー」の付録の「めらめらメガネ」をかけて多彩色の呆けたふくろうのような顔をしていました。それでもハリーは・・・

「この人たちは僕の友達だ」

ハリーがこう冷たく言うとロミルダ・ベインは驚いたような顔をして「あら」と言った後に「そう。オッケー」と言って扉を閉めて出て行きました。するとルーナはまたしても率直さで人を面食らわせる腕前を発揮して・・・

「みんなはあんたにあたしたちよりもっとかっこいい友達を期待するんだ」

そんなルーナにハリーは「君たちはかっこいいよ」と言いました。それは今来た女の子たちは誰も魔法省にいなかった。誰も一緒に戦わなかった。だからあの子たちがいる所になど行く必要など全くないというわけなんですよね。

3-2.コーマック・マクラーゲン
ホグワーツの教壇に復帰するようホラス・スラグホーンを説得した後ハリーはダンブルドアから「間違いなくあの男は君を蒐集しようとする。君はその中の宝石になるだろう」だから用心するようにと事前に言われていたのです。

そのためホグワーツ特急に乗ってから紫のリボンで結ばれたスラグホーンの招待状が届いた時。ハリーは心の準備が出来ていたのでネビルとは違い当惑する事がなかったというわけです。そこでネビルと共に行ってみると・・・

スラグホーンがいるコンパートメントに到着すると招待されたのはハリーとネビルだけではないという事が即座に見て取れました。既に何人かの生徒が席に着いていたからです。しかしスラグホーンの熱烈歓迎ぶりから・・・

ハリーが一番待ち望まれていたようです。そんな招待客の中にハリーとネビルと同じグリフィンドール生のコーマック・マクラーゲンがいました。大柄でバリバリの髪の青年は片手を挙げハリーとネビルは頷いて挨拶をしました。

スラグホーンはマクラーゲンがおじさんのチベリウスとよく会っている事をたまたま知っているそうです。何でもそのチベリウス氏はマクラーゲンとノグテイル狩りに行った時の素晴らしい写真をお持ちとの事なのだそうです。

するとマクラーゲンは「あれは楽しかったです」と答えていたのでした。さらに本人が言うには「バーティ・ヒッグズやルーファス・スクリムジョールとも一緒だった」との事でした。もちろんスクリムジョールはその時・・・

まだ魔法大臣ではなかったんだそうです。マクラーゲンの「今の魔法大臣とは一緒にノグテイル狩りに行くほどの仲」だと聞いてスラグホーンは笑顔を見せると「バーティやルーファスも知っておるのかね?」と訊いたのでした。

ハリーの思った通りでした。ここに招かれた生徒は誰か有名人か有力者と繋がりがある。ジニーを除いて全員がそうだ。そしてこのコーマック・マクラーゲンはハリーがキャプテンになったグリフィンドール・チームに・・・

キーパーを希望して応募して来たその上にスラグホーンのクリスマス・パーティにはハーマイオニーと共に出席するという事で、ハーマイオニーとクィディッチの両方でロンのライバル的存在になるというわけなんですよね。

3-3.フェンリール・グレイバック
昨日の記事の魔法試験局の局長グリゼルダ・マーチバンクス教授もそうだったのですが、実はこの狼人間のフェンリール・グレイバックの名前を初めて口にしたのもドラコ・マルフォイだったんですよね。ハリーたちが・・・

夏休みにダイアゴン横丁に行った時にフレッドとジョージの店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズで、母親のナルシッサを撒いて店の前を急いで通り過ぎて行くドラコ・マルフォイを偶然見かけて3人が後を追った時に・・・

「誰かに話してみろ。痛い目に遭うぞ。フェンリール・グレイバックを知っているな?僕の家族と親しい」

さらにこの時マルフォイはこのグレイバックが時々このボージン・アンド・バークスに寄ってこの問題に十分に取り組んでいるかどうかを確かめるぞと言って、ボージン氏を脅す手段としてグレイバックの名前を利用しています。

さらにクリスマス休暇に「隠れ穴」で行なわれたクリスマス・パーティの時にハリーはリーマス・ルーピンから「自分を噛んだのはグレイバックだった」と聞かされる事でフェンリール・グレイバックが狼人間だと知ったのです。

ルーピンの説明によれば自分は襲った狼人間が誰なのか?長い間知らなかったそうです。そのため自分を制し切れなかったんだろうとその狼人間を哀れに思うほどだったんだそうです。ところがグレイバックは違っていたのです。

グレイバックは確実に襲えるようにと満月の夜には獲物の近くに身を置く。つまりは全てが計画的なのだそうです。グレイバックは「狼人間は人の血を流す権利があり普通の奴らに復讐しなければならない」と力説していて・・・

ルーピンの理性的な議論など大して力がないんだそうです。こうしてフェンリール・グレイバックの恐ろしさをルーピンから聞かされたハリーがこの狼人間を初めて目撃したのはダンブルドア校長が死ぬ直前の事だったのです。

「フェンリールじゃな?」
「その通りだ。会えてうれしいか、ダンブルドア?」
「いや、そうは言えぬのう・・・」

フェンリール・グレイバックは尖った歯を見せてにやりと笑いました。血をたらたらと顎に滴らせグレイバックはゆっくりといやらしく唇を舐めました。満月の夜だけでは満足できないぼと人の肉が好きになったという・・・

フェンリール・グレイバックにさすがのアルバス・ダンブルドアも嫌悪感を隠す事はできないようでした。

最後に
クリスマス休暇の最終日にハリーが学校でハーマイオニーと話した時に「マルフォイが死喰い人だって事が証明された。そうじゃなかったらグレイバックと接触したり命令をしたりできないだろう?」と言うのに対して・・・

ハーマイオニーは「嘘の脅しだった可能性がある」と反論しました。その時ハリーはハーマイオニーに「君も前言撤回って事になるよ」と言っていたのですが、実はハーマイオニーのほうが正解でハリーが間違っていたのです。

ダンブルドアが「確かに驚いた。このドラコが友人の住むこの学校によりによって狼人間を招待するとは」と言うのに対してドラコ・マルフォイは「僕じゃない。こいつが来るとは知らなかったんだ」と言っているんですよね。

ドラコ・マルフォイがそう言っている時の声は消え入るようでした。さらにはグレイバックから目を背けて「ちらりとでも見たくない」という素振りで嫌悪感を露わにしていました。こんな真っ赤な嘘も平気で言えるのが・・・

ドラコ・マルフォイというわけです。

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