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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーたち3人は驚きと喜びの両方をもってその知らせを受け取ったのでした。ハグリッドが「魔法生物飼育学」の先生になったのです。しかしドラコにとっては当然それが吉報であるはずがありません。そこで初授業で負傷した事を利用してハグリッドを退職に追い込もうと画策を開始したのでした。(全3項目)

3-1.ヒッポグリフに襲われて
学期2日目の午後に行なわれたハグリッドの「魔法生物飼育学」の記念すべき初授業は暗雲垂れ込めるスタートを切る事となってしまったのでした。そしてぶち壊しにしたその張本人はドラコ・マルフォイその人だったのです。

「死んじゃう!僕死んじゃう。見てよ!あいつ僕を殺した!」
「死にゃせん!」

その場に居合わせたグリフィンドールとスリザリンの3年生はパニックに陥っていました。この日ハグリッドが初めての授業で取り上げたのはヒッポグリフでした。その内の一頭バックビークがドラコに襲いかかったのでした。

非があるのは明らかにドラコのほうでした。ハグリッドが一番最初に「ヒッポグリフは誇り高い。すぐに怒る。絶対に侮辱してはいけない」と注意していたのにも関わらずドラコはバックビークにこんな不用意な物言いを・・・

「醜いデカブツの野獣君」

夕食を終えて宿題を片付けてからハリーたち3人はハグリッドの小屋を訪ねました。ドアをノックすると中から「入ってくれ」と呻くような声がしました。一目見ただけでハグリッドが相当に深酒をしている事が見て取れました。

「こいつぁ新記録だ。1日しかもたねえ先生なんざこれまでいなかったろう」

ハーマイオニーが息を呑んで「まさかクビになったんじゃ!」と言うとハグリッドはドラコの事で時間の問題だと言うのです。そこでロンが「あいつどんな具合?大した事ないんだろ?」と訊くとハグリッドが言うには・・・

マダム・ポンフリーが出来るだけの手当てをした。けれどもドラコは「まだ疼く」と言っているんだそうです。包帯をぐるぐると巻いて呻いているのだそうです。そこでハリーは即座に「ふりしてるだけだ」と言ったのでした。

マダム・ポンフリーなら何でも治せる。去年ハリーは片腕の骨を再生してもらっているのです。ドラコは汚い手を使って怪我を最大限に利用しようとしているんだ。そして事の真相はスネイプの「魔法薬学」の授業の時に・・・

ハリーは知る事となったのです。

3-2.魔法薬学の授業で
ドラコは木曜日の昼近くまで姿を現わさずスリザリンとグリフィンドール合同の「魔法薬学」の授業が半分ほど終わった頃に教室に入って来ました。包帯を巻いた右腕を吊って踏ん反り返っている様はハリーが見た所では・・・

まるで恐ろしい戦いに生き残った英雄気取りでした。パンジー・パーキンソンが取ってつけたような笑顔を浮かべて「ドラコどう?ひどく痛むの?」と訊くとドラコは勇敢に耐えているようなしかめっ面をしてみせた後に・・・

「ああ」と答えたのでした。しかしパンジーが向こうを見た途端にドラコがクラッブとゴイルにウィンクしているのをハリーは見逃さなかったのでした。そしてスネイプがドラコに気軽な口調で「座りたまえ」と言ったのでした。

ハリーとロンは腹立たしげに顔を見合わせました。遅れて入って来たのが自分たちだったら「座りたまえ」なんて決して言わない。それどころか罰則を科していただろう。何故かドラコはハリーとロンと同じテーブルに・・・

2人のすぐ隣に自分の鍋を据えました。そしてドラコはスネイプに自分はこんな腕なので雛菊の根を刻むのを手伝ってもらわないといけないと言ったのでした。スネイプはハリーとロンのほうに顔を向けようともせずに・・・

ロンにドラコの根を切るようにと言って来ました。ロンは歯を食いしばってドラコに「お前の腕はどこも悪くないんだ」と言いました。がしかしドラコはスネイプ先生のおっしゃる事が聞こえただろう。だから根を刻めと・・・

怒りが収まらないロンはナイフを掴むとドラコの根を引き寄せて滅多切りにしました。するとドラコは気取った声でロンが「僕の根を滅多切りにしました」と言ったのでした。するとスネイプはニタリと嫌な笑い方をして・・・

ロンに君の根とドラコのとを取り替えたまえと言うのです。ロンは「そんな」と言って絶句したのでした。それというのもロンは15分かけて慎重に自分の根をきっちり揃えて刻んだばかりだったからです。さらにドラコは・・・

底意地の悪い笑いを声にたっぷりと含ませてスネイプに「萎び無花果の皮を剥いてもらわないと」と言ったのでした。そこでスネイプは毎度お馴染みのハリー限定のとっておきの憎しみのこもった視線を投げ付けながら・・・

ハリーにドラコの無花果を剥いてあげたまえと言ったのでした。ハリーは出来るだけ急いで無花果の皮を剥くと一言も言葉を発さずにテーブルの向こうに投げ返したのでした。ドラコは今までよりいっそうニンマリしていました。

ドラコは悲しむふりが見え見えの口調で気の毒にもハグリッドが先生でいられるのももう長い事じゃない。父親のルシウス氏は自分の怪我の事を快く思っていないんだそうです。ルシウス氏は学校の理事会に訴えたのだそうです。

それにルシウス氏は魔法省にも力があるそうです。ドラコはわざと大きな溜め息をついて「それにこんなに長引く傷だし」と言ったのでした。さらには「僕の腕、果たして元通りになるんだろうか?」とも言ってみせたのでした。

「そうか。それで君はそんなふりをしているのか」

ハリーは怒りで手が震え手元が狂って死んだイモムシの頭を切り落としてしまったのでした。ドラコが怪我が長引いているふりをしているのはハグリッドを辞職に追い込むためだったのです。そして「魔法薬学」の授業に・・・

遅刻して来たのはハリーとロンに嫌がらせをするためだったというわけなんですよね。本当にとことん嫌な奴です。

3-3.結局は
ドラコにとっては極めて残念な事にハグリッドが「魔法生物飼育学」の教職から離れるという事態にはなりませんでした。さらにはヒッポグリフのバックビークもまた処刑される事が決まったものの執行寸前に逃げ遂せて・・・

その命を永らえたのでした。ダンブルドアがそれを許しませんでした。ダンブルドアはハーマイオニーが持っていた「逆転時計」でハリーとハーマイオニーの2人を3時間前に戻らせて最初にまずバックビークを助けさせて・・・

そのバックビークにシリウスが乗って逃走する。こうしてヒッポグリフのバックビークとシリウスの双方を助ける事ができる。そのように取り計らったというわけなんですよね。魔法界の人々は誰もシリウス逃亡の目的は・・・

ハリーの命を狙っての事だったと思っていました。しかしそれは違っていたのです。シリウスは「日刊予言者新聞」に載っていたウィーズリー一家の写真にロンの肩の上のピーター・ペティグリューことワームテールの・・・

姿を見つけて「闇の陣営が再び力を得たとの知らせがちらりとでも耳に入ったら行動を起こせる完璧な態勢だ」しかもピーター・ペティグリューが今も生きている事を知っているのは私一人しかいない。そこでシリウスは・・・

アズカバンを脱獄したというのが真相だったのです。もちろんそれを知らなかったドラコはバックビークの逃亡の事で怒り狂っていました。ハグリッドが何らかの方法でヒッポグリフをこっそりと安全な所に隠したに違いない。

ドラコはそう確信していました。あんな森番なんかに自分や父親のルシウス氏が出し抜かれた事が癪の種だったようです。しかし前述のように非があったのはドラコのほうだったのです。これで命を奪われたりなどすれば・・・

あまりにも理不尽な事ですよね。

今日の最後に
ホグワーツの生徒は2年生のイースター休暇中に「選択科目を決めなさい」という課題を科されます。当然その時点ではドラコにさらにはハリーたちでさえも来年度の「魔法生物飼育学」の先生がハグリッドになるなんて・・・

夢にも思っていませんでした。当時この科目の教師はケトルバーン先生でした。ドラコにしてみれば「ハグリッドがこの教職に就くと判ってたらこの科目を選ばなかった」という所でしょうね。しかしそうだからと言って・・・

こんな事してはいけないですよね?しかし父親にさえ平気で嘘を言うドラコですから「この程度の嘘は朝飯前」なのかもしれませんね。(苦笑)

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