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ホグワーツに入学した直後から真顔で平気で嘘を言う事ができて、時には父親にさえ虚偽の内容が話せてしまうという「達人中の達人」のドラコ・マルフォイ君だったのですが、6年生になるとさらにそれに磨きをかけたのです。それは伯母のベラトリックス・レストレンジから・・・(全3項目)

3-1.そこまで言うかい?
ハリーとドラコが6年生になるとダンブルドアのかつての同僚でスリザリンの寮監だったホラス・スラグホーンがホグワーツの教壇に復帰する事になりました。ハリーもダンブルドアから事前に聞いて知っていたのですが・・・

「それでザビニ、スラグホーンは何が狙いだったんだ?」

ドラコにこう問われてブレーズ・ザビニは大勢見つかったわけではないが、いいコネを持っている連中に取り入ろうとしただけさと答えました。ドラコは面白くない様子でした。さらに招待された顔ぶれを一通り聞いて・・・

今は「選ばれし者」と呼ばれているハリーは予想通りだったもののネビルとジニーがいた事は意外だったようです。そして再びパンジー・パーキンソンの膝に頭を載せてドラコのスラグホーンに対する誹謗中傷が始まったのでした。

「まあ僕はスラグホーンの趣味を哀れむね。少しぼけて来たのかもしれないな。残念だ。父上はいつもあの人が盛んな時にはいい魔法使いだったとおっしゃっていた。父上はあの人にちょっと気に入られていたんだ」

さらにドラコはスラグホーンが多分自分がこの汽車に乗っている事を聞いていなかったんだろう。聞いていれば招待していたに違いないとでも言いたげな口ぶりでした。しかしそんなドラコに対してザビニはこう言ったのでした。

「僕なら招待されようなんて期待は持たないだろうな」

ザビニが言うには「スラグホーンは死喰い人には関心がない」一番最初にスラグホーンのコンパートメントに到着したザビニはノットの父親の事を訊かれたのだそうです。何でも旧知の仲だったんだそうです。ところが・・・

彼は魔法省で逮捕されたと言ってやったらスラグホーンはあまりいい顔をしなかった。そのためノットも招かれなかった。それを聞いてドラコは腹を立てた様子でしたが無理に妙なしらけた笑い方をしたのでした。そして・・・

ドラコはこれ見よがしの欠伸をしてみせながらスラグホーンの罵詈雑言を口にしたのでした。しかしそれは実を言うと本音では「僕もスラグホーンのコンパートメントに呼ばれたかった」という思いの裏返しだったようですね。

「まあ、あいつが何に関心があろうと知ったこっちゃない。結局の所あいつが何だって言うんだ?たかが間抜けな教師じゃないか」

3-2.あそこまで言っておきながら
かつてはスリザリン寮の寮監だったというのにこのホラス・スラグホーンという教師は一体何を考えているんだ?その言葉を聞いた時ドラコは以前にハーマイオニーから顔面パンチを食らった時のような表情を浮かべたのでした。

「さあさあ、ミス・グレンジャー、あなたがしっかり獲得した20点をグリフィンドールに差し上げよう」

昨年度までの「魔法薬学」の教師セブルス・スネイプは露骨なスリザリン贔屓でドラコはやりたい放題でした。なのでなおさら生徒の待遇が変わった事が際立つんでしょうね。そのためドラコは同じテーブルに着いている・・・

ノットとスラグホーンの事を小ばかにしたようにせせら笑っていたのでした。ところがそんな事は言ってはいられない状況になってしまいました。きっかけは唯一のハッフルパフ生アーニー・マクミランが言ったこの言葉でした。

「先生、これが何かをまだ教えてくださっていません」

そのスラグホーンの机に置いてある小さな黒い鍋に入った魔法薬は金を溶かしたような色で表面から金魚が跳び上がるようにしぶきがピチャピチャと跳ねているというのに一滴もこぼれていません。その魔法薬というのが・・・

「そう。これね。さてこれこそは紳士淑女諸君、最も興味深い。一癖ある魔法薬でフェリックス・フェリシスと言う。きっと」

このフェリックス・フェリシスという魔法薬は調合が恐ろしく面倒で間違えると惨憺たる結果になる。しかし正しく煎じさえすれば少なくとも薬効が切れるまでの間は全ての企てが成功に傾いて行くという事になるんだそうです。

「フェリックス・フェリシスの小瓶1本」

スラグホーンはコルク栓をした小さなガラス瓶をポケットから取り出し全員に見せました。12時間分の幸運に十分な量なのだそうです。明け方から夕暮れまで何をやってもラッキーになる。これを今日の授業の褒美として・・・

提供すると言い渡したのでした。あと1時間と少しで「生ける屍の水薬」を一番上手く調合できた者に与えるというのです。ハリーがドラコを見ると教科書の「上級魔法薬」を夢中でめくっていました。その姿を見ると・・・

ドラコが「何としても幸運な日が欲しい!」と思っているのは一目瞭然でした。そしてハリーがその次にドラコのほうを見たのはスラグホーンがスリザリン生が着いているテーブルを通り過ぎる時でした。その時ドラコは・・・

「先生、僕の祖父のアブラクサス・マルフォイをご存知ですね?」

スラグホーンはドラコを見ずに「ああ」と答えました。お亡くなりになったと聞いて残念だった。もっとももちろん予期せぬ事ではなかった。スラグホーンはドラコの祖父のアブラクサス氏が龍痘で逝去した事を知っていました。

しかしスラグホーンはそのまま歩き去ってしまいました。ホグワーツ特急ではスラグホーンの事をあそこまで酷評していたドラコでした。がしかしおそらくは昨年度までのスネイプに特別扱いされる癖がついていたのでしょう。

そこでドラコもハリーやザビニと同じような待遇を期待したようです。しかしドラコがフェリックス・フェリシスを獲得するにはドラコ自身の才能に頼るしかないようでした。しかしフェリックス・フェリシスを獲得したのは?

ハリーだったのです。

3-3.ケイティ・ベルの件は
ハリーにとってそれはまさに晴天の霹靂でした。スラグホーンのクリスマス・パーティでスネイプと遭遇してほんの少し動揺したハリーでした。しかしそこにフィルチに耳を掴まれてドラコ・マルフォイが連れて来られたのです。

「話がある。ドラコ」

クリスマスにパーティに来たいというのは罪ではない。今回だけ罰する事は忘れよう。ここにいてよろしいとスラグホーンはドラコに言いました。すると突然スネイプがドラコにこう言い渡しました。2人は部屋を出ると・・・

「ミスは許されないぞ、ドラコ。何故なら君が退学になれば」

スネイプとドラコは廊下の一番端の教室にいました。ハリーは「透明マント」を被ったまま2人の会話に耳を傾けました。ドラコは「僕はあれには一切関係ない。判ったか?」と言っていました。それに対してスネイプは・・・

「君が我輩に本当の事を話しているのならいいのだが。何しろあれはお粗末で愚かしいものだった。既に君が関わっているという嫌疑がかかっている」

スネイプにこう言われてドラコは「誰が疑っているんだ?」と怒ったように言いました。そして「もう一度だけ言う。僕はやってない。いいか?あのベルの奴。誰も知らない敵がいるに違いない」と絶対に自分じゃないと・・・

さらにドラコはスネイプを阻止できると言うのです。それは伯母のベラトリックス・レストレンジがドラコに「閉心術」を教えたからでした。スネイプはそんなドラコに自分の主君にどんな考えを隠そうとしているのかと・・・

そんなスネイプにドラコは「僕はあの人に対して何にも隠そうとしちゃいない。ただお前がしゃしゃり出るのが嫌なんだ!」と激しく言い返していました。しかしドラコがここまで強く否定していたケィティ・ベルの事件は?

ドラコは必要の部屋で「姿をくらますキャビネット棚」の修理をしていました。そこから味方の死喰い人を呼び込む計画だったのです。しかし「できないのでは?」と思う事もありました。そこで粗雑で軽率な方法を使い・・・

どう考えても他の者の手に渡ってしまうのに呪われたネックレスをわしに送ってみたり、飲む可能性はほとんどないのにオーク樽熟成の蜂蜜酒に毒を入れてみたりしたとダンブルドアに指摘されるとドラコはこう言ったのでした。

「そうだ。だけどそれでも誰が仕組んだのか分らなかったろう?」

ドラコの嘘つきはベラトリックス・レストレンジに閉心術を教わってますます磨きがかかったというわけなんですよね。

最後に
今週の記事を読むとドラコ・マルフォイのファンや好きな人は改めて「ここまで凄まじい嘘つきだったとは!」とガッカリした人もいるかもしれませんね。特に父親のルシウス氏に対して平気で真っ赤な嘘がつけるという・・・

この衝撃度は相当なものだという気が個人的には私はします。しかし私は「何かのはずみで嘘がバレるという事になるのでは?」と怖かったりしないんだろうか?とも思いますね。しかしそんな事を恐れていたりしたら・・・

嘘なんて言えませんよね。それに絶対に自分の身に撥ね返って来たりはしないと計算した上でできているなら本物という事になるんでしょうね。
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