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フラーにとってはハリーは「何でこの子が代表選手なの!」といった感じで最も邪魔で目障りな存在でした。ところがそれが「第2の課題」では「ハリーが代表選手でいてくれて良かった」という出来事が起きたのです。それは人質にされていた妹のカブリエールをハリーが・・・(全3項目)

3-1.いくら待っても来ない!
先回の記事でも触れたように対抗試合の「第2の課題」は個々の代表選手が一番失いなくない人を救出するという内容でした。ハリーはスタートでは群を抜いて出遅れていましたが湖の中で「嘆きのマートル」に出会い・・・

マートルが4人の人質が捕らえられている水中人の集落の方向を指し示してくれたので最も早く到着する事ができました。ところがいくら待ってもハリー以外の代表選手が現れないのです。ようやくやって来たと思ったら・・・

頭の周りに大きな泡をつけたセドリック・ディゴリーがやって来ました。パニック状態のその口が「道に迷ったんだ」と言っていました。ハリーはほっとしてセドリックがポケットからナイフを取り出して縄を切るのを・・・

見守っていたのでした。セドリックはチョウを引っ張り上げると姿を消しました。その次に現れたのはサメに変身したビクトール・クラムでした。ただし水泳パンツを履いた胴体にサメの頭。つまりはやり損ないだったのです。

クラムは真っ直ぐにハーマイオニーの所に来ると縄を噛み切り始めました。残念ながらクラムの新しい歯はイルカより小さなものを噛み切るのには非常に不便な歯並びでした。注意しないとハーマイオニーを噛み切ってしまう。

そこでハリーは自分がロンの縄を切ったギザキザの石を差し出したのでした。クラムはそれを掴むと数秒で切り終えハーマイオニーを連れて湖面目指して急上昇して行ったのでした。さあどうする?ハリーは必死の思いでした。

フラーが来ると確信できるなら。しかしそんな気配はまだない。もうどうしようもない。しびれを切らしたハリーは杖で水中人を脅すとロンとフラーの人質の両方を連れて湖面に向かいました。泳ぎ疲れて足がつりそうでした。

ロンと少女の2人を引っ張り上げようとしているので肩も激しく痛くなって来ました。ドビーがくれた鰓昆布の利き目が切れて来ました。息が苦しくなって来ました。足ももう水掻きがなくなって普通の足でした。そして・・・

頭が水面を突き破るのを感じました。ハリーは思いっきり空気を吸い込みました。ハリーは喘ぎ喘ぎロンとフラーの人質の少女を引き上げたのでした。ところがこの後ハリーは自分自身の馬鹿さ加減とロンの発言の両方に・・・

嫌気がさす事になったのです。

3-2.水魔に襲われて
湖面の上に顔を出すと2人の人質は意識を回復しました。少女は混乱して怖がっていました。一方ロンはピューッと水を吐き出し明るい陽射しに目をパチクリさせるとハリーを見て「びしょびしょだな。これは」と言いました。

たったそれだけでした。それからフラーの妹に目を止めると「何のためにこの子を連れて来たんだい?」と訊いて来ました。そこでハリーが「フラーが現れなかった。残しておけなかったから」一緒に連れて来たと言うと・・・

ロンはハリーがドジを踏んだとそう言うのです。あの歌を真に受けたのか?ダンブルドアが自分たちを溺れさせるわけがない。1時間経ったら2度と戻らないと歌っていたのは制限時間内に間違いなく戻るようにという事なんだ。

「英雄気取りで時間を無駄にしたんじゃないだろうな」とロンに言われてハリーは自分の馬鹿さ加減とロンのこの言葉の両方に嫌気がさしたのでした。しかし歌の内容を真剣に信じ込んでいたのはハリーだけではなかったのです。

「カブリエール!カブリエール!あの子は生きているの?怪我してないの?」

マダム・マクシームは湖に戻ろうと半狂乱で必死にもがいているフラーを抑えようとしていました。フラーのその様子を見てハリーは「大丈夫だよ!」と伝えようとしました。しかし疲労困憊で口を利く事さえままなりません。

増してや大声を出す事など到底できませんでした。ハリーにロンそして妹のカブリエールが湖の浅瀬に到着すると、フラーはマダム・マクシームの制止を振り切り妹をしっかりと抱き締めたのでした。フラーが来れなかったのは?

「水魔なの・・・私襲われて・・・ああカブリエール、もう駄目かと・・・駄目かと」

ハリーも湖底に潜った直後に水魔に襲われました。しかしハリーは昨年度の「闇の魔術に対する防衛術」の授業でルーピン先生から習っていたので水魔を退治する方法を知っていたのです。しかしフラーは知らなかったようです。

ハーマイオニーに「あなた制限時間を随分オーバーしたのよ。私たちを見つけるのにそんなに長くかかったの?」と言われて、ハリーはさらに「自分は馬鹿だった」という気持ちが募りました。代表選手が現れなくたって・・・

当然ダンブルドアが安全対策を講じているので人質を死なせるはずがありません。水から上がって気持ちが落ち着いてみれば「そんな事は明々白々」だと思えました。ロンだけを助けて他の人質なんか放っておけばよかったんだ。

しかしハリーが取ったこの行動が・・・

フラーに及ぼした影響とは?

3-3.態度が一変!
フラーは水魔に襲われたせいで顔も腕も切り傷だらけでローブも破れていました。しかしそんな事は全く気にかけない様子で自分と妹を迎えに来たマダム・ポンフリーに「カブリエールの面倒を見て」と言ったその後には・・・

「あなた妹を助けました。あの子があなたの人質ではなかったのに」

ハリーはフラーに「うん」と返事をしながら「3人の女の子を全部残してくればよかった」と心の底からそう思っていました。そうしていればおそらくは一番最初にそれも制限時間の1時間以内にゴールする事ができたのです。

しかしフラーにはそれを口に出して言いませんでした。フラーは身を屈めてハリーの両頬に2回ずつキスしました。ハリーは顔が燃えるかと思いました。マダム・ポンフリーの元気爆発薬に続いて再び耳から湯気が出ても・・・

おかしくはないとそう思ったのでした。それからフラーは「それにあなたもです。ヘルプしてくれました」と言うとロンの上に屈み込んでロンにもキスしました。ロンはフラーにキスされてまんざらでもない様子でしたが・・・

ハーマイオニーはかなり怒っているようでした。そんなわけでこの日を境にフラーにとってハリーは「3才年下の小さな男の子」から「妹のガブリエールを助けてくれた命の恩人」に変わりフラーのハリーに対する思いは・・・

劇的に好転したというわけなんですよね。

今日の最後に
フラーにとって代表選手のハリーは最も邪魔で目障りな存在でした。ハリーの名前が「炎のゴブレット」から出て来た時に一番激しく抗議したのもフラーでした。ところがそれがハリーが妹のカブリエールを助けた事で・・・

このようにフラーのハリーに対する思いは大きく変わる事になりました。ハリーもまた何度も「実は違うんだ」と言いたかったのです。しかしハリーの側に様々な事情や巡り合せの悪さが重なってハリーはそれを言う事が・・・

できなくなるというハリーにとっては悩ましいジレンマが続く事になってしまったというわけなんですよね。
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