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明日から7月!という事でこの月はハリーとネビルの誕生月なので今日から2週間ぶち抜きでまずはネビルを取り上げてみる事にしました。今回は第1巻「賢者の石」から順番にネビルの登場シーンを拾い出して振り返ってみる事にします。(全3項目)

3-1.初めてのホグワーツ特急の旅
おそらくはホグワーツ魔法魔術学校に入学する時に初めて経験するホグワーツ特急の旅というのは、喜びと希望に胸を躍らせている人もいれば不安や憂いを抱えながらという人もいて個々の人物によって千差万別なんでしょうね。

「ばあちゃん。またヒキガエルがいなくなっちゃった」
「まあ、ネビル」

残念ながらネビルの場合は後者の「不安や憂いを抱えながら」のほうになってしまったようです。ハリーとロンがいるコンパートメントに丸顔の男の子つまりネビルが泣きべそをかきながら入って来て2人にこう言ったのでした。

「ごめんね。僕のヒキガエルを見かけなかった?」

ハリーとロンが首を横に振るとネビルはしくしく泣き出して「いなくなっちゃった。僕から逃げてばっかりいるんだ!」と言ったのでした。ハリーが慰めるようにして「きっと出て来るよ」と言うとネビルはしょげ返って・・・

「うん。もし見かけたら」と言うとコンパートメントを出て行きました。ところがネビルはその直後に再びハリーとロンのいるコンパートメントに入って来たのです。その時ネビルは1人ではなく女の子を連れて現れたのでした。

「誰かヒキガエルを見なかった?ネビルのがいなくなったの」

それは何とはなしに威張った話し方で栗色の髪がフサフサしていて前歯が少し大きい女の子でした。ロンが「見なかったってさっきそう言ったよ」と言いましたが、その女の子はロンが杖を構えていたのでそちらのほうに・・・

気を取られたようです。女の子は「魔法をかけるの?それじゃ見せてもらうわ」と言うと座り込んだのでした。その女の子こそがハリーとロンの双方にとって後に「この世に2人といないかけがえのない人になる」という・・・

ハーマイオニー・グレンジャーその人だったのです。最初のホグワーツ特急の旅でハリーとロンの2人にハーマイオニーを引き合わせるきっかけを作ったのは実はヒキガエルを探しているネビルだったというわけなんですよね。

3-2.ボートに乗ってホグワーツ城へ
ホグワーツ特急は速度を落とすとやがて完全に停止しました。生徒たちは押し合いへし合いしながら列車の戸を開けて小さくて暗いプラットホームに降りました。すると生徒たちの頭上にゆらゆらとランプが近づいて来て・・・

「イッチ(1)年生!イッチ年生はこっち!」

ハリーにとっては懐かしいハグリッドの大きな髭面が生徒の頭の向こうから笑いかけていました。ハグリッドは1年生が全員自分に従いて来ているのかを確認した後に足下に気をつけるようにと呼びかけながら進んで行きました。

当然その1年生の中にはネビルもいたというわけです。1年生たちは滑ったりつまずいたりしながら、険しくて狭い小道をハグリッドに続いて降りて行きました。右も左も真っ暗だったので木が鬱蒼と生い茂っているようでした。

みんなが黙々と歩く中ネビルは僅かに鼻をすすっていました。ハグリッドが振り返りながら「ホグワーツがもうすぐ見えるぞ」と1年生たちに呼びかけました。この角を曲がったらとの事でした。一斉に声が湧き起こって・・・

これまで歩いていた狭い道が急に開けて大きくて黒い湖のほとりに出ました。向こう岸に高い山が聳えていてそのてっぺんに壮大な城が見えました。大小様々な塔が立ち並びキラキラと輝く窓が星空に浮かび上がっていました。

「4人ずつボートに乗って!」

ハグリッドは岸辺に繋がれた小船を指差してこう言いました。ハリーとロンが乗り2人に続いて乗り込んで来たのがハーマイオニーとネビルだったのです。ハグリッドは再び大声で「みんな乗ったか?」と確認をすると・・・

ハグリッドが「よーし、では進めえ!」と言うとボート船団は一斉に動き出して鏡のような湖面を滑るように進みました。向こう岸の崖が近づくにつれて城が頭上にのしかかって来ました。先頭の何艘かが崖下にかかると・・・

「頭、下げぇー!」

1年生が頭を下げるとボート船団は蔦のカーテンをくぐり陰に隠れてポッカリと空いている崖の入口へと進んで行きました。城の真下と思われる暗いトンネルをくぐると地下の船着場に到着しました。するとハグリッドが・・・

「ホイ、お前さん!これ、お前のヒキガエルかい?」
「トレバー!」

1年生たちが下船した後にボートを調べていたハグリッドがこう声を上げました。ネビルは大喜びで手を差し出しました。ハグリッドは再び1年生の全員がいる事とネビルがヒキガエルを持っている事を確認したその後に・・・

城の扉を3回叩きました。すると?

3-3.組分けの儀式を終えて
扉が開くとエメラルド色のローブを着た厳格そうな背の高い黒髪の魔女が現れました。それがマクゴナガル先生だったのです。ハグリッドの「1年生の皆さんです」という報告を受けてマクゴナガル先生は大きく扉を開け・・・

1年生たちは一旦玄関ホールの脇にある小さな空き部屋に入りました。一通りの説明をした後に先生が「まもなく組分けの儀式が始まるので出来るだけ身なりを整えておくように」と言いながら視線を走らせたその先には・・・

マクゴナガル先生は一瞬ロンの鼻の頭が汚れているのとネビルのマントの結び目が左耳の下の方にズレているのに目を止めましたが何も言いはしませんでした。組分けの儀式はボロボロの継ぎはぎだらけのとても汚らしい・・・

魔法使いの帽子を被るというものでした。マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を手に前に進み出て「ABC順に名前を呼ばれたら帽子を被って椅子に座り組分けを受けてください」と呼びかけて組分けの儀式が始まったのでした。

帽子がすぐに寮名を呼び上げる時と決定にしばらくかかる事にハリーが気づく中ネビルの順番が巡って来ました。ネビルは緊張していたのか?椅子の所に行く途中で転んでしまいました。ネビルはしばらくかかるほうでした。

そしてようやく帽子は「グリフィンドール!」と叫びました。所属する寮が決まったネビルは帽子を被ったまま駆け出してしまい、爆笑の中をトボトボと戻ってネビルの次に儀式を受けるモラグ・マクドガルに渡したのでした。

ハリーもネビルと同様に所属する寮が決まるまでに時間がかかりました。ロンはすぐに寮名が呼び上げられました。
こうして共にハリーもロンもネビルも「グリフィンドール」に決まり席に着いてから家族の話になったのでした。

「僕、ばあちゃんに育てられたんだけど、ばあちゃんが魔女なんだ」

ロンに「ネビルはどうだい」と言われてネビルはこう答えました。何でもネビルの家族は「何とかネビルが魔法力を発揮するように」と何度も不意打ちを食らわせたんだそうです。しかし8才の時までは何事も起こらなかった。

ネビルが8才の時アルジー大おじさんがネビルの家にお茶を飲みに来た時。ネビルの足首を掴んで2階の窓からぶら下げていたのだそうです。するとちょうどその時にエニド大おばさんがメレンゲ菓子を持って来て思わず・・・

アルジー大おじさんはうっかり手を離してしまった。ところがネビルはまりみたいに弾んでようやく魔法力を発揮したんだそうです。そしてネビルのホグワーツへの入学が決まった事をアルジー大おじさんはとても喜んで・・・

ヒキガエルを買ってくれたのだそうです。つまりネビルにとってヒキガエルのトレバーは自分の魔法力を引き出してくれたアルジー大おじさんのプレゼントという事で思い入れがたっぷり詰まっているというわけなんですよね。

今日の最後に
何故今までこういった形でネビルの事を取り上げなかったのか?それは実はネビルの場合は全7巻に登場しているのにも関わらず巻によって登場頻度の差が激しくて巻毎に取り上げるのがとても難しいという事情がありました。

しかし最近フラー・デラクールを取り上げた時に「出番が少ない巻はまとめてやればいい」という方法を見つけたのでネビルもまた同様の手法を使ってやる事にしました。したがって今回は第1巻と第2巻のネビルの事を・・・

まとめてやるという事にさせていただきました。第2巻「秘密の部屋」はネビルの出番が極端に少ないんですよね。
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