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初めての飛行訓練授業で手首を骨折してしまい再び医務室のお世話になる事になってしまったネビルは夜になっても戻って来ませんでした。ところがハリーとロンは今夜は医務室のベッドにいるものと思っていたネビルと意外な所で出くわす事になったのです。ハリーにロンとネビルが会ったその場所とは?(全3項目)

3-1.そこにいたのは?
飛行訓練授業が行われたその日から一夜明けた金曜日の朝食の席で、疲れた様子ではあるもののハリーがいるのを見てドラコ・マルフォイは「何でこいつがまだここにいるんだ?」と思っているので木曜日の夕食の時には・・・

つまり決闘を申し入れた時にはドラコ・マルフォイはハリーは退学になると信じていたようですね。したがってそれはハリーにとどめを刺すつもりでしたという事なんでしょうね。約束の真夜中が近づいて来たので2人は・・・

ハリーとロンはパジャマの上にガウンを引っ掛けると寝室を出ました。同室のディーン・トーマスとシェーマス・フィネガンは寝息を立てていました。ネビルはまだ医務室から戻っていませんでした。そのためネビルは・・・

今夜は医務室のベッドにいるものと思っていたら実はそうではなかったのです。談話室で招かざる客と言うべきハーマイオニーという邪魔者が加わったその上に寮を出てすぐの床に丸まってグッスリと眠っていたのが・・・

「ああよかった!見つけてくれて。もう何時間もここにいるんだよ。ベッドに行こうとしたら新しい合言葉を忘れちゃたんだ」

ネビルはハリーにロンとハーマイオニーが忍び寄るとビクッとして目を覚ますとこう言いました。合言葉は「豚の鼻」なんですが「太った婦人(レディ)」は夜のお出かけで今は寮に入る事ができないのです。それが原因で・・・

ハーマイオニーも寝室に戻る事ができないというわけです。ハリーが「腕の具合はどう?」と訊くとネビルは「大丈夫。マダム・ポンフリーがあっという間に治してくれたよ」と答えたのでした。ところが何とネビルも・・・

ネビルが言うには「血みどろ男爵」がもう二度もここを通って行ったんだそうです。だから1人でここにいるのは嫌だとそう言うのです。そのためハーマイオニーに加えてネビルまで同行するという事になってしまったのでした。

3-2.迫り来るフィルチの恐怖
ハーマイオニーに加えてネビルまで一緒に行きたいと言い出したためロンは物凄い顔で2人を睨むと「君たちのせいで僕たちが捕まったらクィレルが言ってた悪霊の呪いを覚えてかけるまで絶対に許さない」と言ったのでした。

ハーマイオニーが何かを言おうと口を開きかけたのでハリーは「シーッ」と言って黙らせ目配せで進めと言いました。曲がり角が来るたびハリーはフィルチかミセス・ノリスに出くわすような気がしましたが出会いませんでした。

こうして無事トロフィー室に到着しましたがマルフォイと介添人のクラッブはまだ来ていませんでした。それはまだというより来るはずがなかったのです。代わりに現れたのがハリーとネビルが最も恐れていた人物だったのです。

「いい子だ。しっかり嗅ぐんだぞ。隅のほうに潜んでいるかもしれないからな」

ロンが「遅いな。多分怖気づいたんだよ」と言っていると隣の部屋で物音がして4人は飛び上がりました。フィルチがミセス・ノリスにこう言っている声が聞こえて来たからです。ハリーはメチャメチャに手招きをすると・・・

3人に急いで自分に従いて来るようにと合図をしました。4人は音を立てずにフィルチの声と反対側の扉に急ぎました。鎧が沢山飾ってある長い回廊を4人は石のようにこわばって這い進みました。そこで静寂を破ったのが・・・

やはりといった感じでフィルチがどんどん近づいて来る気配を感じてネビルが恐怖のあまり突然悲鳴を上げると闇雲に走り出したのです。案の定つまずいてロンの腰に抱きつき2人揃ってまともに鎧にぶつかって倒れ込みました。

ガラガラガッシャーンと城中の人を起こしてしまいそうな凄まじい音がしました。ハリーは「逃げろ!」と声を張り上げ4人は回廊を疾走しました。フィルチが追いかけて来るのかどうかの確認も全くしないままに4人は・・・

全速力で扉を通り次から次へと廊下を駆け抜けました。今どこにいるのか?どこへ向かっているのか?先頭を走っているハリーにすら皆目見当がつきません。こうして4人が辿り着いたのは「呪文学」の教室の近くだったのです。

「フィルチを巻いたと思うよ」

ところが「一難去ってまた一難」といった感じで今度はポルターガイストのピーブズに出くわしてしまいました。4人は再び全速力で走る事になりました。しかし4人は廊下の突き当たりで鍵のかかった扉にぶち当たって・・・

4人全員で扉を押しましたが開きません。後ろからはピーブズの声を聞きつけたフィルチの足音が迫って来ます。するとハーマイオニーが押し殺したような声で「ちょっとどいて」と言うとハリーの杖をひったくって・・・

「アロホモラ!」

3-3.頭が3つもある怪物犬
カチッという音と共に鍵が開いて扉がパッと開きました。4人は折り重なってなだれ込み急いで扉を閉めました。ハリーたちを窮地に陥れたピーブズは今度は一転して味方となり押し問答の末にヒューッと消えて行きました。

「フィルチはこの扉に鍵が掛かってると思ってる。もうオーケーだ。ネビル離してくれよ!」

ハリーは「もうこれで安心」と思ったようです。そこでさっきからハリーのガウンの袖を引っ張っていたネビルにこう言ったのでした。ところがネビルがハリーのガウンの袖を引っ張っていたのは全く別の理由からだったのです。

「前門の虎に後門の狼」とはさまにこういう事を言うんでしょうね。ハリーが振り返るとそこは部屋ではなく廊下が続いていました。しかも4階の「禁じられた廊下」つまり立ち入り禁止の所だったのです。そこにいたのは?

真正面にいたのは床から天井までの空間全部を埋め尽くした頭が3つある怪物犬でした。血走った3組のギョロ目に3つの鼻がそれぞれの方向にヒクヒクあるいはピクピクとしていました。3つの口からは黄色い牙を剥き出し・・・

その間からはヌメヌメとした縄のようなよだれがダラリと垂れ下がっていました。ハリーたちが今無事でいられるのは突然現れたので怪物犬が不意を突かれて戸惑ったからでした。しかしもうその戸惑いも消えたようでした。

「フィルチか?死か?」それなら絶対にフィルチのほうがましだ。4人は扉を開けると飛ぶようについさっきまでフィルチがいた廊下を走りました。幸いな事に別の場所を探しに行ったらしくフィルチの姿はありませんでした。

こうして散々な目に遭った4人だったのですが、朝になってみると4人の思いは大きく2つに分れたのでした。ハリーとロンは三頭犬に出会った事が素晴らしい冒険だと思えましたし「次の冒険が待ち遠しい」と思ったのでした。

しかし三頭犬が仕掛け扉の上に立っていた。何かを守っているのに違いないと指摘をしたハーマイオニーとネビルはその事に全く興味を示しませんでした。ネビルにとっては二度とあの怪物犬に近づかないというその事が・・・

最も重要だったのです。あれ以上の災難はもう勘弁してくれという事なんでしょうね。

今日の最後に
今にして思えばトロフィー室に行ったのがハリーにロンそれにハーマイオニーの3人だけだったら逃げるのにあそこまで苦労する事はなかったでしょうね。しかしそれは裏返して言えばもしネビルが一緒に行かなかったら・・・

ハリーもロンも三頭犬と出会う事はありませんでした。さらにはハーマイオニーが同行しなければ三頭犬が仕掛け扉の上にいる事に気づく事もありませんでした。つまりはネビルとハーマイオニーのどらちが欠けていても・・・

駄目だったというわけです。それぞれにそれぞれの役割があったというわけなんですよね。
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