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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

万策尽きてハリーが決心したのは「こうなったら僕が先に賢者の石を手に入れるしかない」というものでした。ところが3人の行く手を阻んだのは必死の思いを顔にみなぎらせたネビルでした。ハリーたちにとっては迷惑以外の何物でもなかったその行為が最後の最後になって・・・(全3項目)

3-1.3人の前に立ちはだかったのは?
学期末試験が終わりロンとハーマイオニーは「ホッと一息」といった感じでしたがハリーだけは違っていました。何故かと云えばまるで警告を発するかのように額の傷が疼くからです。その時ハリーの脳裏に1つの懸念が・・・

「三頭犬なんてたとえホグワーツだってそんなに何匹もいねえだろう?だから俺は言ってやったよ。フラッフィーなんかなだめ方さえ知っていればお茶の子さいさいだって。ちょいと音楽を聞かせればすぐねんねしちまうって」

ハリーの懸念は的中していました。ハグリッドが何者かにフラッフィーの手なずけ方を教えてしまっていたのです。さらに城内に戻ってマクゴナガル先生からダンブルドア校長がロンドンの魔法省に出かけて留守だと聞くと・・・

「今夜だ!」

石が狙われるのは今日の夜だと確信した3人は行動を開始しました。しかし結局ハリーもロンもハーマイオニーもすごすごとグリフィンドール寮の談話室に戻って来る事になってしまいました。そこでハリーが決心した事とは?

僕は今夜ここを抜け出す。こうなったら僕がスネイプより先に「賢者の石」を手に入れるしか方法はない。談話室に人がいなくなった所でハリーは寝室から「透明マント」を持って来て3人は出発しようとしたのですが・・・

「君たち何してるの?」

「また外に出るんだろ」

肘掛椅子の陰から現れたのはネビルだったのです。

3-2.両足ではなく全身
ネビルはハリーたち3人の後ろめたそうな顔を見つめました。ハリーは「透明マント」を急いで後ろに隠すとネビルに「何でもないよ。何でもない」と言いました。ハーマイオニーもまたハリーと調子を合わせるように・・・

「ううん。違う。違うわよ。出てなんかいかないわ。ネビルもう寝たら?」

ハリーは扉の脇の大きな柱時計を見ました。もう時間がありません。スネイプが今にもフラッフィーに音楽を聞かせて眠らせてしまうかもしれません。しかしネビルも必死で3人に「外に出てはいけないよ」と訴えたのでした。

「外に出てはいけないよ。また見つかったらグリフィンドールはもっと大変な事になる」

ハリーが「君には分らない事だけどこれはとっても重要な事なんだ」と言ってもネビルは「行かせるもんか」と言って譲りませんでした。そして出口の肖像画の扉の前に進んで立ちはだかったのです。そしてこう言ったのでした。

「僕、僕、君たちと戦う!」

ロンは癇癪玉を破裂させて「そこをどけよ。バカはよせ」と言いました。しかしネビルは「バカ呼ばわりするな!もうこれ以上規則を破ってはいけない!恐れずに立ち向かえと言ったのは君じゃないか」と食い下がったのでした。

君に言われた事を実行しているだけだとネビルに言われてしまったロンは「ああそうだ。でも立ち向かう相手は僕たちじゃない」と反論した後ネビルに「君は自分が何をしようとしてるのか分ってないんだ」とも言ったのでした。

思わずロンが一歩前に出るとネビルは拳を振り上げて「やるならやってみろ。殴れよ!いつでもかかってこい!」と言って来ました。何を言っても決して譲ろうとしないネビルを見てハリーは弱り果ててハーマイオニーに・・・

「何とかしてくれ」

今度はハーマイオニーが一歩進み出てネビルに「本当に本当にごめんなさい」と謝った後に杖を振り上げて「ペトリフィカストタルス」と唱えたのでした。ネビルは両腕が体の脇にピタッと貼り付き両足もパチッと閉じました。

その場で体が固くなりゆらゆらと揺れてまるで一枚岩のようになって床にバッタリとうつ伏せに倒れました。ハーマイオニーは駆け寄るとネビルを引っくり返して仰向けにしました。動くのは目だけで話す事さえできません。

恐怖の表情を浮かべて3人を見上げていたのでした。ハリーが「ネビルに何をしたんだい?」と尋ねるとハーマイオニーは「全身金縛り」をかけたと答えました。かつてドラコ・マルフォイにかけられたのは「足縛り」でした。

今度は足だけでなく全身が動かない呪文をかけられてしまったのです。ハリーはネビルに「こうしなくちゃならなかったんだ。わけを話している暇がないんだ」と言って、ロンもまた「後できっと判るよ」と声をかけると・・・

3人はネビルを跨いで談話室を後にしたのでした。

3-3.ネビル・ロングボトム君に10点
こうして後ろ髪引かれる思いでグリフィンドール塔を出たハリーたち3人だったのですが、最終的にはハリーが二度目の対決を制して勝利し「賢者の石」をヴォルデモートの魔の手から守る事ができたというわけなんですよね。

そして学期最終日になり7年連続で寮対抗杯を獲得したお祝いにグリーンとシルバーのスリザリン・カラーで飾られた大広間に於いて学年度末パーティが開催されて、ダンブルドアから各寮の点数が以下のように発表されました。

4位はグリフィンドールで312点
3位はハッフルパフで352点
2位はレイブンクローで426点
1位はスリザリンで472点

点数が発表されるとスリザリンのテーブルから嵐のような歓声と足を踏み鳴らす音が上がりました。ところがここでダンブルドア校長が「スリザリンよくやった」と言いつつも最近の出来事も勘定に入れなくてはと言って・・・

駆け込みの点数を幾つか与えようと言い出したのでした。ダンブルドアはまずロンが「この何年間ホグワーツで見る事ができなかった最高のチェス・ゲームを見せてくれた」と言ってグリフィンドールに50点を与えたのでした。

そして次に火に囲まれながら冷静な論理を用いて対処したハーマイオニーを称えてグリフィンドールに50点を与えました。さらにはその完璧な精神力と並外れたハリーの勇気を称えてグリフィンドールに60点を与えたのでした。

つまり「312点」にロンの「50点」とハーマイオニーの「50点」そしてハリーの「60点」を加えてスリザリンとグリフィンドールが「472点」で同点になったのです。そしてダンブルドアは「勇気にも色々ある」と言って・・・

「敵に立ち向かって行くのにも大いなる勇気がいる。しかし味方の友人に立ち向かって行くのにも同じくらい勇気が必要じゃ。そこでわしはネビル・ロングボトム君に10点を与えたい」

大広間の外に誰かいたら「爆発が起こった?」と思ったかもしれない。それほどの大歓声がグリフィンドールのテーブルから湧き上がりました。最後にネビルに与えられた「10点」がグリフィンドールに寮杯をもたらしたのです。

今日の最後に
ハリーはクリスマス休暇中に最後に「みぞの鏡」のある教室に行った時に本人の口から聞かされて「ダンブルドア校長はマントがなくても透明になれる」という事を知っていました。ハリーたち3人がネビルを振り切って・・・

グリフィンドール塔を出る時にもダンブルドアは騙されてロンドンの魔法省に行ったフリをして実はハリーのそばにいたというわけなんですよね。だからネビルが肖像画の扉の前に立って3人の行く手を遮る所を見ていたのです。

今週の後半は第2巻「秘密の部屋」のネビルに入って行きます。

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