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2年生になった時ハリーはクィディッチの練習を終えて泥だらけで寮に帰る途中でフィルチに罰則を食らいそうになり「ほとんど首なしニック」の機転で救われた事がきっかけになってニックの「絶命日パーティ」に出席する事になりました。そこには当然「血みどろ男爵」もいたというわけです。ところが・・・(全3項目)

3-1.思わぬ所で役に立った?
「ポルターガイストのピーブズをコントロールできるのは血みどろ男爵ただ1人」ハリーがこの事を知ったのはグリフィンドール生になったその直後に初めて寮に向かう途中の事でした。監督生のパーシーの口から聞いたのです。

そしてその事が意外と云えば意外な場面で役に立つ事になったのです。それはハリーたち3人が「賢者の石」が隠されている4階の仕掛け扉の所に向かっている時でした。最後の最後になって3人の前に立ち塞がったのが・・・

「そこにいるのはだーれだ?」

ピーブズはその4階に続く階段でヒョコヒョコと上下に揺れながら誰かをつまずかせようと絨毯をたるませていました。ハリーたちが階段を登って行くと「透明マント」を被っている3人の存在に気づいてこう言って来たのです。

「見えなくたってそこにいるのは判ってるんだ。だーれだ。幽霊っ子、亡霊っ子、それとも生徒の悪戯っ子か?」

見えない者が忍び歩きしてる。フィルチを呼ばなくっちゃと言っているピーブズでした。がしかしハリーは突然閃いて低い嗄れ声を出してこう言ったのでした。それを聞いたピーブズは肝をつぶして墜落しそうになるほどでした。

「血みどろ男爵様がわけあって身を隠しているのが分らんか」

ピーブズはあわや階段にぶつかる寸前にやっとの事で空中に踏み止まりました。ハリーのこの言葉を聞いた途端ピーブズは態度を急変させて低姿勢に転じました。申し訳ありません。手前の失態でございます。間違えました。

お姿が見えなかったものですから。透明で見えなかったのでございます。老いぼれピーブズめの茶番劇をどうかお許しください。ハリーが再び嗄れ声で「今夜はここに近寄るでない」と言うとピーブズは消え去って行きました。

こんな所で男爵の存在が役に立つ事になったのです。

3-2.ニックの絶命日パーティ
そもそもハリーが「ほとんど首なしニック」の没後500年の絶命日パーティに出席する事になったのはフィルチに罰則を食らいそうになっている所をニックがポルターガイストのピーブズを焚きつけて救ってくれたからでした。

「ピーブズを焚きつけてフィルチの事務室の真上に墜落させたんですよ。そうすれば気を逸らす事ができるのではと」そう話すニックは真剣な表情でした。ハリーは感謝の念を込めてニックに「君だったの?」と言ったのでした。

その直前にニックから聞いていた「首無し狩り」の事で自分が何かできるといいのにとハリーが言うと、何とニックは「していただける事があるのですよ」とそう言うのです。それが10月31日のハロウィンに行なわれる・・・

「えぇ、今度のハロウィンが私の500回目の絶命日に当たるのです」

ニックは背筋を伸ばし威厳たっぷりにこう言いました。しかし言われたハリーは「一体悲しむべきか?喜ぶべきか?」と戸惑ったのでした。ニックはその日に広めの地下牢を使ってパーティをやると言うのです。そこで・・・

国中から知人が集まります。ハリーが出席してくれたらどんなに光栄か。さらにニックはロンとハーマイオニーも大歓迎だと言って来ました。しかしその日には学校が行なうハロウィン・パーティがあるというわけなんですよね。

「でもおそらく学校のパーティの方に行きたいと思われるでしょうね?」と緊張気味に訊くニックに対してハリーは「フィルチの罰則を回避してくれたのだから断るわけにはいかない」と思ったのか?ハリーはとっさに・・・

「そんな事ないよ。僕、出席する」

即座に「出席する」と返事をしたのです。ニックは興奮を隠し切れない様子で「何と!ハリー・ポッターが私の絶命日パーティに!」と言うとハリーに「私がいかに恐ろしく物凄いかパトリック卿に言ってくだされば」と・・・

談話室に戻ってハリーがロンとハーマイオニーに話してみると、ハーマイオニーは生きている内に招かれる人はそんなに多くないはずだわ。面白そうと言ってその話に夢中になりました。一方ロンは「魔法薬学」の宿題が・・・

半分しか終わっていない事もあり不機嫌に「自分の死んだ日を祝うなんてどういうわけ?死ぬほど落ち込みそうじゃないか」と冷たい反応でした。ところがハリーはハロウィンが近づくにつれ絶命日パーティに出席すると・・・

返事をしてしまった事を後悔するようになりました。やはり学校のハロウィン・パーティのほうが断然面白そうだったからです。しかし前述のようにハーマイオニーが大乗り気だったという事もあってハリーたち3人は・・・

そんなわけで7時になると金の皿や立ち並ぶキャンドルの吸い寄せられるような輝きや大入り満員の大広間の扉の前を素通りして「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティが行われる地下牢に向かったというわけなんですよね。

3人がそこで見た光景とは?

3-3.パーティ会場に
「ほとんど首なしニック」のパーティへと続く道筋にもキャンドルが立ち並んでいました。がしかしとても楽しいムードとは言えませんでした。ひょろりと長い真っ黒な細蝋燭が真っ青な炎を上げていてハリーたちにさえ・・・

生きている3人の顔にさえ仄暗い幽かな光を投げかけていました。階段を1つ下るたび温度も下がりました。角を曲がるとニックがビロードの黒幕を垂らした戸口の所に立っているのが見えました。ニックは3人に向かって・・・

「親愛なる友よ。これはこれは・・・このたびはよくぞおいでくださいました」

ニックは悲しげにこう挨拶をすると羽飾りの帽子をさっと脱いで3人を中に招き入れるようにお辞儀をしました。地下牢の中は信じられないような光景でした。真珠のように白くて半透明のゴーストが何百とそこにいたのです。

パーティ会場でニックが3人に誇らしげに話してくれた所によると「随分集まってくれました」との事でした。何でも「めそめそ未亡人」ははるばるケントからやって来てくれたのだそうです。そういう事だったので・・・

何せ「500年」という節目の年の絶命日パーティという事で当然ホグワーツ内にいるゴーストも出席していました。3階のトイレに取り憑いているという「嘆きのマートル」にさらにはポルターガイストのピーブズまでもが・・・

ハッフルパフ寮付きのゴーストで陽気な「太った修道士」はハリーたちが見た時には額に矢を突き刺した騎士のゴーストと話をしていました。そしてスリザリン寮付きのゴーストで全身が銀色の血にまみれてさらには・・・

げっそりとした顔で睨んでいる「血みどろ男爵」は同類のゴーストの間でさえ遠巻きにされていたのでした。ハリーはそれを見て「当然だ」と思ったというわけなんですよね。やはりその外見の恐ろしさやおぞましさから・・・

男爵は仲間内のゴーストの中でも孤高の存在になっているというわけなんですよね。

今日の最後に
そんなわけでグリフィンドール寮付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の没後500年という節目に盛大に行なわれた「絶命日パーティ」にも当然の如く出席していた「血みどろ男爵」だったのですが極めて残念な事に・・・

仲間内のゴーストからさえ恐れられている事が明らかになって「これではネビルを筆頭に人間から恐れられるのは当たり前だ」という事が別の形で立証される事となってしまいました。しかしその一方で男爵のこの迫力が・・・

監督生の言う事さえ従わないポルターガイストのピーブズを制御コントロールできる力になっているんでしょうね。
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