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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今月の前半に「占い学」の授業シーンを振り返った時にトレローニー先生は「夢の解釈は未来を占う最も大切な方法」と言っているんですよね。実はハリーは未来に起こる数々の出来事を夢で見ています。そこで今週は「ハリーが見た夢がどのような形で現実になったのか?」を改めて検証してみる事にしました。(全4項目)

4-1.ホグワーツ入学前
小さかった頃ハリーは誰か見知らぬ親戚が自分を迎えにやって来る事を何度も何度も夢に見たんだそうです。ところがそんな事は一度も起こりませんでした。それと言うのも親戚と云えばダーズリー一家しかいなかったからです。

にも関わらず時々街で見知らぬ人が「自分の事を知っているのでは?」と思う事が何度もありました。一度はペチュニア叔母さんとダドリーと一緒に買い物に行った時に店内でスミレ色の三角帽子を被った小柄な男の人が・・・

ハリーにお辞儀をしました。ペチュニア叔母さんは「知っている人なの?」と激しくハリーを問い詰めると何も買わず店を飛び出しました。さらにはバスの中で緑ずくめの突飛な格好をしたおばあさんがハリーに向かって・・・

うれしそうに手を振りました。さらに驚く事にとても長い紫のマントを着たハゲ頭の男が街中でハリーとしっかりと握手までしてそのまま一言も言わずに立ち去った事もあったのです。一連の出来事で一番奇妙だったのは・・・

ハリーがもう一度よく見ようとした途端にそれらの人たちが消えてしまう事だったのです。つまりそれらの人々は誰もが皆何も言わずにハリーのそばを素通りして行ったというわけなんですよね。そして通り抜ける事なく・・・

ハリーを迎えに来たのが・・・

4-2.迎えに来たのは?
11才になった瞬間にハリーを迎えに来たのはハグリッドでした。ハグリッドに「オーッハリーだ!」と名前を呼ばれてハリーが見上げると恐ろしげな荒々しい黒い影のような顔に黄金虫のような目がクシャクシャになって・・・

笑いかけているのが見えました。そしてハリーがこれから魔法界に足を踏み入れてから散々言われる「外見は父親似で目だけが母親似」というのを最初に口にしたのがハグリッドだったというわけなんですよね。さらには・・・

「我々の世界の事だよ。つまりお前さんの世界だ。俺の世界。お前さんの両親の世界の事だ」

ハグリッドにこう言われてもハリーは「何の世界?」と訊き返すばかりで話が全く通じません。ホグワーツの事もハグリッドは「知ってて当然」とばかりに話すのですがハリーは「ごめんなさい」と謝って来るばかりなのです。

「ごめんなさい」はハリーじゃなくてダーズリー夫妻のセリフだ。お前さんが手紙を受け取っていないのは知ってはいたがまさかホグワーツの事も知らないとは。最後にはハグリッドの顔は爆発寸前の形相になっていました。

ハグリッドは髪を掻きむしり当惑した眼差しでハリーを見ました。父さんと母さんが有名だという事も知らない。さらにハリー自身もまた有名だという事を知らない。さらにハリーは自分が何者なのかという事も知りません。

そしてハグリッドがハリーに告げた事とは?

「2人とも勝手に喚いていろ。ハリーお前は魔法使いだ」

4-3.入学直後
「確かかね?君は偉大になれる可能性があるんだよ。その全ては君の頭の中にある。スリザリンに入れば間違いなく偉大になる道が開ける。嫌かね?よろしい。君がそう確信しているなら・・・むしろ、グリフィンドール!」

当時ハリーは知らなかった事なんですが組分け帽子はハリーの蛇語使いの能力を見抜いてハリーにスリザリンに入る事を勧めたのです。あるいはハリーにヴォルデモート卿の魂の欠けらが付着していたからなのかもしれません。

組分けの儀式を終えてパーシー・ウィーズリーに引率されグリフィンドール寮の寝室に入ったハリーはとても奇妙な夢を見ました。ハリーがクィレル先生のターバンを被って、そのターバンがハリーにこう話しかけて来るのです。

「すぐスリザリンに移らなくてはならない。それが運命なのだから」

ハリーが「スリザリンには行きたくない」と言うとターバンはだんだん重くなり脱ごうとしても痛いほどに締め付けて来るのです。そしてドラコ・マルフォイがいます。ハリーがターバンと格闘しているのをマルフォイは・・・

笑いながら見ています。すると突然マルフォイの顔が鉤鼻のスネイプに変わりスネイプの高笑いが冷たく響くのです。さらに緑色の光が炸裂してハリーは汗びっしょりになって震えながら目を覚ましたのでした。ところが・・・

ハリーは寝返りを打ち再び眠りに落ちました。何と翌日の朝目覚めた時にはその夢を全く覚えていなかったのです。

4-4.その後の2人との関係
この世で一番嫌いな人間は?そう問われてホグワーツ入学前にハリーが思い浮かべたのはダドリー・ダーズリーでした。それが入学後は「魔法薬学」の教師セブルス・スネイプとその秘蔵っ子ドラコ・マルフォイに変わりました。

セブルス・スネイプのハリーに対する徹底した敵対心とドラコ・マルフォイに対する露骨な依怙贔屓は入学して最初の授業でいきなり始まりました。スネイプは突然ハリーを指名したかと思ったらハリーを質問攻めにしたのです。

一方ドラコ・マルフォイの方はマルフォイが角ナメクジを完璧に茹でたから見るようにと言うなどスネイプにとっては自慢の生徒でした。ハリーの学年の「魔法薬学」はグリフィンドールとスリザリンが合同だったために・・・

ハリーは事ある毎に誹謗中傷さらには攻撃の対象でした。ドラコ・マルフォイは何をやっても何を言ってもスネイプはお咎めなしでまさにやりたい放題だったのです。ところがそんな2人とハリーの関係が劇的に変化したのです。

「僕を・・・見て・・・くれ」

ホグワーツの戦いの最中に「叫びの屋敷」でスネイプはヴォルデモート卿に殺害されたのです。自分はニワトコの杖の真の所有者にならなければならない。ニワトコの杖の所有権は最後の持ち主を殺害した魔法使いに所属する。

お前がアルバス・ダンブルドアを殺害した。そこでヴォルデモートはスネイプをナギニに殺害させたのです。ところがスネイプが命と引き換えにハリーに差し出した「記憶」の中には驚くべき事実が明らかにされていたのです。

「するとあの子は・・・あの子は死なねばならぬと?」

その事を聞いた時ハリーは長いトンネルの向こうにスネイプとダンブルドアを見ているような気がしました。ハリーにヴォルデモートの魂の一部が付着している。それがハリーによって守られている限りヴォルデモートは・・・

死ぬ事ができない。

ところがヴォルデモートの「死の呪文」を浴びてもハリーは死ななかったのです。ヴォルデモートに命じられて地面にうつ伏せに横たわっているハリーの生死を確かめに来たのはドラコ・マルフォイの母ナルシッサだったのです。

「ドラコは生きていますか?城にいるのですか?」

ほとんど聞き取れないほどの微かな声でした。ハリーが「ええ」と囁き返すとナルシッサは立ち上がりヴォルデモートに向かって「死んでいます」と真っ赤な嘘をつきました。ハリーは地面に倒れて死んだふりをしながら・・・

事態を理解しました。ナルシッサは息子を探すには勝利軍としてホグワーツ城に入るしかないという事を知っていたのです。最後の最後にハリーが最も嫌いな魔法使いに窮地を救われるという不思議な巡り合せになったのです。

今日の最後に
当サイトではかなり以前に「ハリーには未来を予見する力すなわち予知能力がある」と取り上げた事がありました。ハリーの予知能力についてはこれまで様々な角度から紹介して来ましたが今回は夢からというわけなんですよね。

今回実は当初はいつも通りに「3項目」で記事を書こうとしたのですが「これでは駄目だ!」という事で急遽久方ぶりに「4項目」にしてみました。次回以降はいつもの態勢に戻ります。これは今回限りの措置という事です。

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