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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

元日の記事で予告した通り本日より2週間6回に渡ってセブルス・スネイプを取り上げることにします。まず前半の3回は第5巻「不死鳥の騎士団」より閉心術の訓練シーンを徹底分析してみることにします。(巻名なしのページ数は不死鳥の騎士団)(全5項目)

5-1.訓練開始前夜
クリスマス休暇も今日で終わりという日にスネイプ先生がお話があるから厨房に来るようにとウィーズリーおばさんがハリーに声をかけました。(下巻157ページ)

ハリーが厨房に下りて行くと校長つまりダンブルドアがハリーに来学期「閉心術」を学ぶことを望んでいる。それを伝えるために我輩をよこしたとスネイプは言いました。

ポカンとするハリーにますますあからさまに嘲り笑いを浮かべながら「外部からの侵入に対して心を防衛する魔法だ」と説明するスネイプ。

何故それを学ばないといけないのですか?と訪ねるハリーに校長がそうするのがよいとお考えだからだと答えるスネイプでしたが、誰が教えてくださるのですかというハリーの問いに眉を吊り上げて「我輩だ」と答えるのでした。

「どうしてダンブルドアが教えないんだ?」と食ってかかるシリウスに「あまり喜ばしくない仕事を委譲するのは校長の特権なのだろう」と答えるスネイプ!

スネイプも自分から「この仕事」を懇願したわけではないと言っています。スネイプもまた校長自身が教えない理由の説明は受けていないようですね。

5-2.訓練初日
新学期初日の月曜日午後6時ハリーは最悪の気持ちでドアをノックしてスネイプの研究室に入りました。すると「ドアを閉めるのだ」と指示するスネイプの冷たい声が薄暗がりの中から聞こえて来て飛び上がるハリー!

何故ダンブルドア校長は自分に閉心術が必要なのか?と訊ねるハリーにスネイプは闇の帝王は開心術に長けている。例えば闇の帝王は誰かが嘘をつくとほとんど必ず見破る。

したがって『閉心術』に長けた者だけが嘘とは裏腹な感情も記憶も閉じ込めることができ帝王の前で虚偽つまり嘘を口にしても見破られることがないのだと説明するスネイプ。

それじゃあ「あの人」は今僕たちが考えていることがわかるかもしれないんですか?と訊ねるハリーにスネイプは・・・

通常魔法では時間と空間が物を言う。『開心術』では往々にして目を合わせることが必要となる。したがって今闇の帝王は相当遠くにいるので「その心配」はないのだと説明しました。

さらにホグワーツの壁も敷地も様々な魔法で護られているので、そういったことを心配する必要はないとのことです。

それならどうして僕は何故『閉心術』を学ばなくてはならないのですか?と問うハリーにスネイプは・・・

「ポッター、通常の原則はどうやら君に当てはまらぬ。君を殺し損ねた呪いが、何らかの絆を、おまえと闇の帝王の間に創り出したようだ。」(下巻178ページ)

つまりハリーの心が非常に弛緩して無防備な状態になると、例えば眠っている時にハリーは闇の帝王と感情・思考を共有する。

当初闇の帝王は感情・思考をハリーと共有していることを知らなかったがハリーがクリスマス直前に見た夢はあまりにも深く帝王の思考に入ってしまったので、今や闇の帝王は「そのこと」に気づいている。

そこで帝王は「その逆」もまた可能だと推量している。つまり逆に帝王がハリーの思考や感情に入り込める可能性があると気づいてしまった。だからハリーが『閉心術』を習得しなければならないとのことです。

と!いうことでハリーが何故「閉心術」を学ばなければならないのか?という説明の後本格的な訓練が開始されたのでした。

5-3.意外に真面目な回答?!
下巻176ページでハリーは「果たしてスネイプが答えるだろうかと訝りながら」まっすぐにスネイプの目を見て質問をしています。

それに対してスネイプは「繊細さの欠けらもないな」とか「微妙な違いが君には理解できない」などと言いながら結構真面目にハリーの質問に答えています。

開心術に長けたヴォルデモート卿に真意(実はダンブルドア側)を知られることなく生き延びてこられたのはスネイプが優秀な閉心術士だったからで、やはりスネイプ自身にも「そういった自信と自負」があるのでしょう。

いってみればスネイプの得意分野なので大嫌いなハリーからの質問でもついつい雄弁に語ってしまうといったところなのでは?ないでしょうか。

5-4.何故?スネイプにハリーの訓練をやらせたのか、その1
上巻478ページでシリウスは「(魔法省は)ダンブルドアに対しては日に日に被害妄想になっている。でっち上げの罪でダンブルドアが逮捕されるのも時間の問題だ」と言っています。

そして現実にダンブルドアはでっち上げの罪で一時期ホグワーツの校長職を追われることとなってしまいました。もっとも罪をでっち上げたのはダンブルドア自身でしたけどね。

前述の通りスネイプは自分がやりたくないから我輩に押し付けたんだという意味のことを言っていますがダンブルドアとしては・・・

おそらく今年度は学期の途中で校長室を不在にしなければならなくなるであろうということを見越してスネイプにハリーの訓練の指導を委ねたのではないかな?と私は思います。

5-5.何故きちんと説明しなかった?
ダンブルドア自身が何故教えないのか?理由をキチンと説明していればスネイプもハリーも納得して、ハリーも熱心に真面目に訓練に取り組んでいたと思うのですが・・・

何故?ダンブルドア自身が教えない理由を説明しなかったのかというと、それは「口が裂けても本当の理由が説明出来ない」からなんです。

その2人に説明出来ない『本当の理由』は「このシリーズ」の最終回に発表します。

今日の最後に
今日はスネイプが新学期からハリーの閉心術の課外授業を始めること、その指導をスネイプが行うことになったことや、最初の授業でのスネイプとハリーのやり取りなどを分析してみました。

明日は本格的な訓練シーンについて考えてみようと思っています。

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