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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリー5年生のクリスマス休暇直前アーサー・ウィーズリー氏が騎士団の任務中に蛇に襲われて重傷の大怪我を負うという事件が起きました。ハリーにロンそれにフレッドとジョージにジニーの5人は急遽ロンドンのグリモールド・プレイス12番地に移動したのですが・・・(全3項目)

3-1.再びグリモールド・プレイス12番地にて、その1
クリスマス休暇前最後のダンブルドア軍団の会合の終了後ハリーはチョウ・チャンとキスをしました。ベッドに入ってチョウについて様々な思いを巡らせているとチョウが夢に出て来ました。夢の中でチョウはハリーに・・・

チョウは嘘の口実で誘い出したとハリーを責めていました。蛙チョコレートのカードを150枚くれると約束したから来たのにとチョウは言っていました。チョウは「セドリックはこんなに沢山くれたわ。見て!」と叫びました。

チョウは両手一杯のカードをローブから引っ張り出し空中にばら撒きました。次にチョウがハーマイオニーに変わりました。ハーマイオニーはハリーに「約束したんでしょう。代わりに何かあげたほうがいい」とそう言うのです。

ところがハーマイオニーは「ファイアボルトなんかどう?」と言うのです。そしてハリーが「チョウにファイアボルトはやれない。アンブリッジに没収されているし」と抗議をしていると突然夢の内容がガラリと変わったのです。

ハリーの体は滑らかで力強くしなやかでした。床にぴったりと張りつき腹這いになって滑っていました。その廊下には誰もいない。そう思っていたら廊下の突き当たりの扉の前に男が1人座っていました。居眠りをしていました。

ハリーはその男を噛みたかった。しかしその衝動を抑えなくてはならないのです。もっと大事な仕事があるからです。ところがその男が急に立ち上がりました。その男がベルトから杖を引き抜くのが見えました。しかたがない。

ハリーは床から高々と伸び上がりその男を襲いました。ハリーの牙が男の肉に深々と食い込みました。男の肋骨が砕かれるのを感じました。生暖かい血が噴き出して男は苦痛の叫びを上げました。壁を背に仰向けに倒れました。

その男はアーサー・ウィーズリー氏だったのです。

3-2.再びグリモールド・プレイス12番地にて、その2
ロンのパパが蛇に襲われて重傷なんです。ネビルに連れられて駆けつけたマクゴナガル先生がハリーの言う事を信じてくれたのでハリーはロンと共に校長室に入りました。そしてフレッドとジョージとジニーの3人と共に・・・

ハリーは急遽ダンブルドアが作った移動キーでロンドンのグリモールド・プレイス12番地に送られました。ハリーが急いで立ち上がりあたりを見回すと到着したのは12番地の薄暗い地下の厨房でした。心配顔のシリウスが・・・

「どうしたんだ?フィニアス・ナイジェラスはアーサーがひどい怪我をしたと言っていたが」

シリウスがジニーを助け起こしながらこう訊いて来ました。ハリーが見た光景を話し終えるとフレッドが「ママは来てる?」と訊きました。シリウスは「多分まだ何か起こったかさえ知らないだろう」と答えた後さらに・・・

「アンブリッジの邪魔が入る前に君たちを逃がす事が大事だったんだ。今頃はダンブルドアがモリーに知らせる手配をしているだろう」

ジニーが急き込んで「聖マンゴに行かなくちゃ」と言いました。兄たちを見回しましたが当然全員がパジャマ姿です。ジニーはシリウスに「マントか何か貸してくれない?」と言ったのですがシリウスはそんなジニーに・・・

「まあ待て。聖マンゴにすっ飛んで行くわけにはいかない」

こう言うシリウスにフレッドが強情な顔をして「何でだ。俺たちは行くさ。行きたいんだ。聖マンゴに。俺たちの親父だ!」と言いました。自分たちの父親が重傷なんだ。一刻も早く病院に駆けつけたいというわけなんですよね。

するとシリウスは「アーサーが襲われた事を病院から奥さんにも知らせていないのに君たちが知っているなんてどう説明するつもりだ」と反論しました。それにジョージがむきになって「そんな事どうでもいいだろ」と・・・

どんな形にせよ自分たちの父親が重傷だと知ったからには病院に駆けつけたいというわけです。そんなジョージにシリウスは「よくはない」と言いました。それは何百キロも離れた所の出来事をハリーが見ているという・・・

そんな事実に注意を引きたくないともシリウスは言うのです。シリウスは声を荒げて「そういう情報を魔法省がどう解釈するか君たちは判っているのか?」とも言いました。あくまでも病院に行く事に反対するシリウスに・・・

「口で言うのは簡単さ。ここに閉じこもって!そっちの首は懸かってないじゃないか!」

シリウスの顔に僅かに残っていた血の気がさっと消えました。一瞬フレッドをぶん殴りそうに見えました。しかしその次に口を開いた時のシリウスの声は決然として静かだったのです。シリウスはフレッドにこう言ったのでした。

「辛いのは判る。しかし我々全員がまだ何も知らないかのように行動しなければならないんだ。少なくとも君たちの母さんから連絡があるまではここにじっとしていなければならない。いいか?」

フレッドとジョージはそれでもまだ反抗的な顔でした。しかしジニーが手近の椅子に崩れるようにして座るとやがてジニーを挟んで座りました。ハリーもロンも座りシリウスが「呼び寄せ呪文」でバタービールを呼び寄せ・・・

こうしてウィーズリー兄弟妹の長い夜が始まったというわけなんですよね。

3-3.改めてこの場面のシリウスについて
「口で言うのは簡単さ。ここに閉じこもって!そっちの首は懸かってないじゃないか!」フレッドにこう言われてシリウスの顔に僅かに残っていた血の気が消えました。一瞬フレッドをぶん殴りそうに見えました。しかし・・・

シリウスにしてみれば「好きでここに閉じこもっているわけじゃない!自分だって機会を与えられれば騎士団のために命を賭ける覚悟はいつだってある」という心境だったんでしょうね。しかしシリウスはそんな気持ちを・・・

怒りをじっと胸の奥深くに封じ込んで静かな口調でフレッドに「君たちの母さんから連絡があるまではここにいなければならない。まだ何も知らないかのように行動しなければならないんだ」と説得したというわけなんですよね。

こんなに長い夜をまんじりともせずに過ごした事があっただろうか?ハリーの記憶にはありませんでした。シリウスが言うだけは言ってみようという調子でベッドで寝てはどうかと提案しましたがウィーズリー兄弟妹の・・・

嫌悪の目つきだけで答えは明らかでした。家族の悲しみを前にして部外者のハリーとシリウスは2人で幾度となく顔を見合わせたのでした。そんな長い夜もロンの腕時計で明け方の5時10分過ぎウィーズリーおばさんが・・・

「大丈夫ですよ。お父さまは眠っています。後でみんなで面会に行きましょう。今はビルが看ています。午前中仕事を休む予定でね」

最後に
シリウスと云えば「とことん熱い男!」という所が最大の魅力ですよね。その一方で怒りっぽくって頭に血が昇ると後先の事を考えず突っ走ってしまう。暴走してしまう。そのためにジェームズとリリーと自分を裏切った・・・

ピーター・ペティグリューことワームテールを取り逃がしてしまうという大失態を演じてしまったのでした。しかし今回取り上げた場面ではシリウスはものの見事に自分を抑えてフレッドとジョージを説得したというわけです。

シリウスの激しい性格を考えれば最後を締めくくるのにふさわしい名場面というわけなんですよね。

コメント

一番好きなキャラきたぁ!
シリウスの珍しい(失礼)大人の男の落ち着いた魅力たっぷりな場面ですね
探せば意外と(また失礼)落ち着いた男描写もイメージよりはありますが
なんといっても前しか見えない突っ走る男のイメージが強いですからね

2013.09.14  ゆーすけ  編集

シリウスだったんですね!

ゆーすけさんコメントありがとうございました!

ゆーすけさんが一番好きな登場人物はシリウスだったんですね。(笑)

シリウスの凄い所は今週一番最初の記事で取り上げた「友のためなら自分の命を投げ出す事も厭わない」という所ですよね。だからこそ裏切られた時の怒りの激しさも半端ないというわけです。

とにかく好きな人(ハリー)のためならとことん頑張る。しかし嫌いな人(スネイプ)に対しては情け容赦がない。そこが最大の魅力でもある一方で残念ながらその激しさが寿命を縮める結果に繋がってしまいましたよね。

2013.09.15  トキメキぼーい  編集

こんばんは。

最近シリウスの記事が上がったので、こちらでもコメントしたいと思います。
不快でしたら申し訳ございません。

シリウスに関しては、「いつ、誰がどのようにして彼を無実だと知るようになったか」に興味があります。

ダンブルドアは、医務室でハリーとハーマイオニーに会う前にシリウスに会った際に、確信したと思います(ダンブルドアなら開心術で本当のことが分かるでしょうし)。
その前に、バックビークが逃げた時点で勘づいたかもしれませんし、
そもそも脱獄した時点で何かあると思ったかもしれません。
(私は、ブログ主様と違い、ハリーとダンブルドア予見者説をとっていないので、ブログ主様と意見は違うでしょうし、ご自分の意見を否定されたと思われたら申し訳ございません)。

あと、スネイプとマクゴナガルには、3巻終了した頃に話していたと思われます。
4巻の真実薬の章でクラウチJr.がワームテールと言っているので、実はワームテールが裏切り者だったという事実を知らないと話が通じないと思いますし、
脱獄犯のホグズミード許可証が不審に思われないためにも、マクゴナガル先生には早めに事情が知らされていたと推測します。

あとの騎士団のメンバーは、騎士団再結成時にダンブルドアから説明されたと思うのですが、このときみんなが信じるようになった理由は分からないですね。
「シリウス・ブラックは危険な殺人犯!」というのがみんなの共通認識だったと思うので、シリウスは安全だと理解するにも相当の葛藤があった人もあるのではないかと思います。

あともっと素朴な疑問として、「スネイプはポッター夫妻襲撃前にワームテールが死喰い人になっていたことを知らなかったのか?」という点もあります。
スネイプはダンブルドアに寝返ってもずっと死喰い人の動向を見てきたでしょうし、死喰い人陣営でワームテールと顔を合わせていない方が不自然ではないかと感じたので。

シリウスはファンも批判も多い人物だと思いますが、批判によくあげられることとして、
・暴れ柳事件
・ルーピンをスパイだと疑ったこと
があると思います。

暴れ柳事件に関しては、シリウス以前に、「なぜ用心深そうなスネイプが嫌いな人間の言うことを聞いたのか?」と言う疑問があります。スネイプなら、「あんな奴の言うとおりになんかしたらひどい目に合うから聞くもんか」と考えるほうが自然だと感じたので。なので、シリウスも、スネイプが叫びの屋敷に来ると確信していたとは思えないと感じてしまいます。

ルーピンを疑ったことについては、言ってしまえば、ルーピンは何も知らされないままという設定にしたいがための作者の都合で、深い理由はないかもしれません。
ただし、疑ってたというのは個人的にとても悲しいので、あえて根拠のない希望的観測をしてみますと、
「ルーピンがヴォルデモート陣営から服従の呪文にかけられてスパイをしている」と疑った可能性もある、
と考えてきました。
自分の意志で友人を裏切ったのではなく、意志に関係なく操作されていたいう考えなら、友情ぶち壊しという悲しい考えにならずに済んだので。
もちろん、この考えは根拠はないですが、否定する根拠も見当たらなかったので、希望的観測の例として出しただけです。

長文失礼いたしました。

2013.09.17  Masa  編集

たとえそうじゃないとしても

Masaさんコメントありがとうございました!

私はダンブルドアに予知能力がなかったとしても当時から「ポッター夫妻を裏切っているのはピーター・ペティグリューだ」と確信していたとそう思いますよ。当然3人が未登録の動物もどきだという事も知っていたでしょう。

ダンブルドアはああ見えても実は冷酷非情な人ですから「然るべき時にシリウスがアズカバンを脱獄して来るように」と無実の人間が監獄にいる事を見て見ぬふりをしていたとそう思いますね。

ダンブルドアならロンの肩にワームテールが乗った写真が掲載されている「日刊予言者新聞」をコーネリウス・ファッジに持たせてアズカバンに行かせるぐらいの操作は極々簡単な事だと私はそう思いますね。

私はピーター・ペティグリューことワームテールが死喰い人だったという事をスネイプは知らなかったと思います。

第4巻「炎のゴブレット」の第30章のペンシーブの中でカルカロフが仲間の名前を全部知る事はなかった。全員を把握していたのはヴォルデモートだけだったと言っているからです。

暴れ柳事件についての疑問ですが私はスネイプには「あいつなんかの言う事に耳を傾けていいのか?」という相当な葛藤があったと思います。しかし「確かめたい!」という誘惑に負けてしまったんだと思いますね。

第4巻「炎のゴブレット」の第27章でシリウスはヴォルデモートの全盛時代は家族も友人も信用できなかった。自分自身でさえも「服従の呪文」で操作されて悪い事をさせられてしまうという状態だったので・・・

シリウスがルーピンをスパイだと思ったのはそういう事からだったと私はそう思いますね。ただMasaさんのおっしゃるように「服従の呪文」をかけられて操られているのかも?と考えた可能性も十分にあると思います。

2013.09.18  トキメキぼーい  編集

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