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昨年の5月からずっと以前には簡単にした主要登場人物の初登場シーンを詳しく振り返っています。ついに今回で完結という事になりました。ハリーは「金縛りの呪文」をかけられ目の前でダンブルドアがスネイプに殺害される所を見る事になってしまいました。そしてその場に居合わせた死喰い人たちが・・・(全3項目)

3-1.ヤックスリー
これが「選ばれし者」の宿命なのか?ハリーはダンブルドアがスネイプに殺害される瞬間に立ち会う事になってしまいました。そしてその場に居合わせた闇の陣営の人間の中にこのヤックスリーもいたというわけなんですよね。

しかしこの場面でヤックスリーは「厚ぼったい野蛮な顔をした男」として紹介されているだけで名前は出て来ていません。ダンブルドアが話しかけなかったため結局ハリーは「この男は誰なのか?」は把握できないままでした。

ヤックスリーは第7巻「死の秘宝」の冒頭章で魔法法執行部の部長でヴォルデモートがクーデターで魔法省を支配下に収めた後傀儡の魔法大臣になったパイアス・シックネスに「服従の呪文」をかけた人物として登場しています。

そしてハリーがこの「厚ぼったい野蛮な顔をした男」がヤックスリーだと知ったのはヴォルデモートの分霊箱を手に入れるためにロンとハーマイオニーと共に魔法省に潜入した時だったのです。ヤックスリーを見たその時・・・

ハリーの胃袋は引っくり返りました。ダンブルドアの死を目撃した死喰い人の1人が大股で近づいて来たからです。脇にいた魔法省の職員たちは全員が目を伏せて黙り込みました。恐怖が波のように伝わるのをハリーは感じました。

獣がかった険悪な顔は豪華な金糸の縫い取りがある流れるようなローブといかにも不釣合いでした。エレベーターの周りに並んでいる誰かが「おはようヤックスリー」とへつらうような挨拶をしました。ヤックスリーは・・・

それを無視しました。この時ヤックスリーは魔法法執行部の部長の座に収まっていたというわけなんですよね。

3-2.アミカスにアレクト・カロー
ハリーポッター・シリーズでは本人が生身で出て来る以前に名前のみが登場するという例が毎度お馴染みになっています。このカロー兄妹も第6巻「謎のプリンス」の第2章でスネイプが「カローたち」と口にしているんですよね。

そして前述のヤックスリーと共にダンブルドアの死に立ち会っています。ただこの2人の場合はダンブルドアが声をかけているのでハリーと私たち読者もヤックスリーとは違ってその場面で名前を知ったというわけなんですよね。

「こんばんは、アミカス」

「それにアレクトもお連れくださったようじゃな。ようおいでくだされた」

ダンブルドアはまるで茶会に客を迎えるかのように落ち着いてカロー兄妹にこう声をかけました。すると妹のアレクトは怒ったように小さく忍び笑いをして「死の床で冗談を言えば助かると思っているのか?」と言ったのでした。

するとダンブルドアは「冗談とな?いやいや礼儀というものじゃ」と答えました。しかし私が思うにはダンブルドアは傍らで「透明マント」を被って自身がかけた「金縛りの呪文」で身動きが取れなくなっているハリーに・・・

初めて顔を見るカロー兄妹の名前を把握させるために声をかけたと私はそう思いますね。そしてハリーはそれから数ヵ月後の9月1日付けの「日刊予言者新聞」でこのアミカスにアレクト・カローの名前を見る事になるんですよね。

それはセブルス・スネイプがホグワーツ魔法魔術学校の校長になったという記事の中に一緒に掲載されていました。妹のアレクトが「マグル学」兄のアミカスが「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就いた事を知らせていました。

ダンブルドアはスネイプが自分を殺害するその場に居合わせたアミカスにアレクト・カローの両者がホグワーツ魔法魔術学校の教職に就く事をハリーたち3人に把握させるためにあえて2人に声をかけたというわけなんですよね。

3-3.チャリティ・バーベッジ
果たして「この人」は主要登場人物と云えるのか?少々疑問なのでは?と思いつつも紹介しています。それというのもこのチャリティ・バーベッチさんは第7巻「死の秘宝」の冒頭章で初登場した直後にヴォルデモートに・・・

殺害されてしまっているからです。遅刻ギリギリで「マルフォイの館」に到着し客間の扉を開けたスネイプとヤックスリーは薄暗さに目が慣れて来た所でその場の異様な光景に引きつけられて視線を上に向ける事になったのです。

テーブルの上に逆さになって浮かんでいる人間がいたのです。どうやら気を失っているようでした。見えないロープで吊り上げられているかのようにゆっくりと回転する姿が暖炉上の鏡とクロスの掛かっていない磨かれて・・・

光沢のあるテーブルに映っていました。しかし当初は誰1人としてこの異様な光景を見てはいませんでした。ただし真下に座っている青白い顔の青年つまりドラコ・マルフォイだけはほぼ1分おきにちらちらと見上げていました。

「セブルス、客人が誰だか判るか?」

ヴォルデモートがこう訊いてスネイプが視線を上げると居並ぶ死喰い人たちもまた興味を示す許可が出たかのようにその囚われ人を見上げたのでした。この場でチャリティ・バーベッチ女史はヴォルデモートに殺害されて・・・

後任の「マグル学」の教職には前述のアレクト・カローが就任したというわけなんですよね。

今日の最後に
こうしてダンブルドアを殺害したセブルス・スネイプが後任の校長になりアミカス・カローが「闇の魔術に対する防衛術」そしてアレクト・カローが「マグル学」の教職に就任する事となりました。さらに魔法省に於いて・・・

ヤックスリーが魔法法執行部の部長になるという露骨な論功行賞人事が敢行されたのです。しかしこの体制は1年と持ちませんでした。翌年の5月には「ホグワーツの戦い」が勃発しハリーがヴォルデモートを倒したので・・・

僅か9カ月余りで終焉を迎える事になったのでした。
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