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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

本日紹介する3人の内の2人の人物はいずれもハリーが初めてロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入る時に先発護衛隊の一員としてプリベット通り4番地を訪れています。そして2人ともそれぞれが別の形でハリーとの再会を果たしているんですよね。その人物とは?(全3項目)

3-1.エルファイアス・ドージ
昨日の記事でも言ったようにハリーポッター・シリーズでは当の本人が直に出て来る前に名前のみでの登場というのが毎度お馴染みになっています。しかしこの人の場合は登場のパターンが他の人とは少し違っているんですよね。

このエルファイアス・ドージ氏はいきなり本人が直に出て来ます。ロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部にハリーが初めて入る時先発護衛隊の1人として初登場しています。ところがこの時は・・・

リーマス・ルーピンに紹介されて挨拶するだけという極めて簡単な登場シーンになっています。その後は騎士団の創立メンバーの1人としてマッド・アイ・ムーディが持って来た写真に登場したりダンブルドアの死亡後に・・・

「日刊予言者新聞」にとっても長い追悼文を載せたりと名前のみの登場が続きます。そしてハリーがこの人と初めて会話を交わしたのはビルとフラーの結婚式の時でした。ハリーの事を息子だと勘違いするほど酔っ払った・・・

ロンの親戚から逃げようとパーティ会場の中を動き回っていたハリーは1人ぽつんと座っている老魔法使いに目を止めました。ふわふわと縁取る白髪のせいで年老いたタンポポの綿毛のような顔に見えたその人物こそが・・・

頭の上には虫の食ったトルコ帽を載せたその人こそがエルファイアス・ドージだったのです。何分にもハリーは本人に直に会ったのが2年前の先発護衛隊の時だったため即座には思い出せませんでした。散々頭をしぼって・・・

ようやく思い出したハリーはドージ氏に近づき「座ってもいいですか?」と声をかけました。ドージ氏はかなり高いゼイゼイ声で「どうぞどうぞ」と答えました。ハリーはポリジュース薬で別の少年の姿を取っていたので・・・

「ドージさん、僕はハリー・ポッターです」

ハリーが正体を明かすとドージ氏は息を呑み喜びに胸を躍らせてそわそわしながらハリーにシャンパンを注ぎました。こうしてハリーとエルファイアス・ドージはビルとフラーの結婚式の時に本格的な会話を交わしたんですよね。

3-2.ヘスチア・ジョーンズ
この人も前置きなしに本人が直に生身で登場しています。さらに前述のエルファイアス・ドージ氏と同様に先発護衛隊の1人としてリーマス・ルーピンに紹介されるだけという極めて簡単な初登場シーンという事になっています。

ピンクの頬をした黒髪の魔女なんですがトースターの隣で手を振っているだけなのでセリフもなしです。そんなヘスチア・ジョーンズさんが再びというか?本格的にセリフ付きで登場して来るのはハリー最終学年の年度に・・・

つまり第7巻「死の秘宝」の第3章でダーズリー一家が不死鳥の騎士団の保護下に入る事になり、プリベット通り4番地に一家を迎えに来る2人の騎士団員がディーダラス・ディグルにこのヘスチア・ジョーンズだったんですよね。

玄関の呼び鈴が鳴ってハリーが扉を開けると良く言えば陽気で明るい悪く言えばお調子者のディーダラス・ディグルがまず大張り切りで入って来ました。その後続いて入って来たのがヘスチア・ジョーンズだったというわけです。

やる気満々で雄弁だったので主導権を握って事を進めていたのはディーダラスの方でした。ディーダラスが「ここで護衛を待っていてください。手筈にちょっと変更がありましてね」と言い出すのでハリーがそれを聞いて・・・

「どういうこと?マッド・アイが来て付き添い姿くらましで僕を連れて行くはずだけど?」

ハリーがこう訊くとヘスチアが「できないの。マッド・アイが説明するでしょう」と答えました。この後ヘスチアはディーダラスに「私たちは玄関ホールで待っていたほうが」と囁いたのでした。それは何故か?と云えば・・・

ハリーとダーズリー一家が涙の別れを交わすかもしれない親密な場に同席するのは無粋と思った。つまりヘスチアは気を利かしたつもりというわけなんですよね。しかしこの後ヘスチアはハリーとダーズリー一家の関係が・・・

先週の記事で紹介したように残念ながら「そうではない」という事を知らされてショックを受けるというわけなんですよね。

3-3.テッド・トンクスとアンドロメダ夫人
ディーダラス・ディグルにヘスチア・ジョーンズがダーズリー一家と共にプリベット通り4番地を出て行った後。1人でハリーを迎えに来るはずだったマッド・アイが12人もの人間を引き連れてやって来ました。その理由は?

魔法法執行部の部長パイアス・シックネスがこのプリベット通り4番地を「煙突飛行ネットワーク」で結ぶ事も「移動キー」を置く事も「姿現わし」で出入りする事も禁止してしまったと言うのです。そのためハリーは・・・

6人がポリジュース薬でハリーの姿になり7人のハリーが別々の騎士団員の家に向かうという「7人のハリー・ポッター作戦」でハリーを無事に送り届けるという事になったのでした。そこでハリーが行く事になったのが・・・

ハリーがハグリッドと共に向かう事になったのがニンファドーラ・トンクスの両親の家だったというわけなんですよね。そこでハリーは初めてトンクスの両親テッド・トンクス氏とアンドロメダ夫人と会う事になったのでした。

「誰かね?ポッターか?君はハリー・ポッターかね?」
「テッド!墜落したんだわ。庭に墜落したのよ!」

そのどちらもハリーには全く聞き覚えのない声でした。移動の途中で追跡していた死喰い人に本物のハリーと見破られヴォルデモートに追いつかれて「もう駄目だ!」と思ったら突然ヴォルデモートが消え去ってしまったのです。

それは不死鳥の騎士団と魔法省がかけた保護呪文の範囲内にハリーが入ったからだったのです。ハリーがその事を知ったのはトンクス氏の家の中で意識が回復したその時にテッド・トンクス氏から聞かされた時だったんですよね。

気がつくとハリーは仰向けに寝ていました。目を開けるとランプに照らされた見知らぬ居間のソファに横になっています。そこには腹の突き出た明るい色の髪の男が心配そうにハリーを覗き込んでいました。その男こそが・・・

「ハグリッドは大丈夫だよ。今妻が看病している。気分はどうかね?他に折れた所はないかい?肋骨と歯と腕は治しておいたがね。ところで私はテッドだよ。テッド・トンクス。ドーラの父親だ」

この後テッド・トンクス氏はハリーから聞いて初めて今日ヴォルデモートがハリーがプリベット通り4番地を出るという事を知っていたという事実を知る事になったのでした。一方ハリーは部屋に入って来た女性を見て・・・

「お前は!」

こう叫ぶなりハリーはポケットに手を突っ込みました。しかし中は空っぽで杖はありませんでした。庭に墜落した時にハリーのすぐ脇に落ちていたのでテッド・トンクス氏が拾っておいたのだそうです。ハリーに叫ばせたのは?

「私の妻だよ。君が今怒鳴りつけたのは」

テッド・トンクス氏の妻つまりアンドロメダ夫人があまりにも「あの」ベラトリックス・レストレンジにそっくりだったのでハリーは思わず叫んで杖を抜こうとしてしまったのです。しかし別人と知って目が慣れてくれば・・・

髪は明るくて柔らかい褐色でしたし目はもっと大きくて親しげでした。しかしハリーに怒鳴られてしまったため少々つんとしているように見えたのでした。アンドロメダ夫人は娘の事を心配して事情を訊くために来たようでした。

「娘はどうなったの?ハグリッドが待ち伏せされたと言っていましたがニンファドーラはどこ?」

こう訊いて来た夫人にテッド氏は「これまでだって闇祓いの仲間と一緒に散々危ない目に遭って来た。あの子はどうすればよいか知っている」と言ってアンドロメダ夫人を慰めたというわけです。つまりは自分の娘の事を・・・

とことん信頼しているというわけです。

今日の最後に
記事を書く流れで書き損ねてしまいましたが実はテッド・トンクス氏とアンドロメダ夫人は第5巻「不死鳥の騎士団」の第6章でシリウスが名前を口にしています。アンドロメダ夫人はシリウスの好きな従姉だったんだそうです。

アンドロメダ夫人はベラトリックス・レストレンジの妹でルシウス・マルフォイの妻ナルシッサの姉つまりブラック3姉妹の次女というわけです。結婚したトンクス氏がマグル生まれだったためブラック家の家系図からは・・・

シリウスと同様削除されているというわけなんですよね。

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