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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

当初は誰もが「この人が最終巻でこんな重要人物になるとは思わなかった!」と驚いたのでは?と私はそう思いますね。第7巻「死の秘宝」ではヴォルデモート卿と並び称される闇の魔法使いだと思われて来た人物の超意外な過去が明らかにされたというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.バチルダ・バグショット
この人の名前がまず一番最初に登場するのは第1巻「賢者の石」の第5章です。学校から届いた手紙の2枚目の羊皮紙に教科書のリストがあり「魔法史」という本の下に著者のこの人の名前が載っているというわけなんですよね。

そして当の本人が出て来たのは第7巻「死の秘宝」の第17章でした。ところがこのバチルダ・バグショットの登場シーンはとても変わっていたのです。それはハリーとハーマイオニーがゴドリックの谷を訪れた時だったのです。

「あの魔女、どうして判るのかしら?」

マグルには見えないかつての生家をハリーがハーマイオニーと共に訪れた時「透明マント」を被っているので2人の姿は見えないはずでした。そのはずなのにも関わらず2人に向かって手招きをして来る魔女が現れたのでした。

「あなたはバチルダですか?」

ハリーのこの問いかけにその魔女は頷くと再び2人に向かって手招きをしました。マントの下でハリーとハーマイオニーは顔を見合わせました。ハリーがちょっと眉を上げるとハーマイオニーは小さくおどおどと頷きました。

2人が魔女のほうに歩き出すと魔女は即座に背を向け今しがた歩いて来た道を引き返し始めました。2人の先に立って魔女は何軒かの家の前を通り過ぎ、とある門の中に入って行きました。2人も後を追って行ったのですが・・・

その家の庭はハリーの生家と同じくらい草ぼうぼうで全く手入れをした様子がありませんでした。ハリーとハーマイオニーが従いて行ったその魔女は確かにバチルダ・バグショットでした。ところがその時既にバチルダは・・・

死んでいたのです。それはハリーが両親の墓参りをする事を予想してヴォルデモートがかけておいた罠だったというわけなんですよね。

3-2.ゲラート・グリンデルバルド
ハリーが最初にこの人物の名前を目にしたのは自分が魔法使いだと知った僅か一ヵ月後の事でした。初めてホグワーツ特急に乗った時だったのです。蛙チョコレートのアルバス・ダンブルドアのカードにその名が載っていました。

再びその名前がハリーの耳に飛び込んで来た時には6年余りの歳月が経っていました。昨日の記事でも紹介したようにフラーの招待で結婚式に来ていたビクトール・クラムがハリーにとっては唐突な形でその名を口にしたのです。

「グリンデルバルド。あれはグリンデルバルドの印だ」
「グリンデルバルド・・・ダンブルドアが打ち負かした闇の魔法使い?」

クラムはその日おそらくはご近所のよしみで結婚式に呼ばれていたゼノフィリウス・ラブグッド氏が首からぶら下げている「あの印」が大多数のブルガリア人にとっては忌まわしいグリンデルバルドの印だとそう言い張るのです。

グリンデルバルドは沢山の人の命を奪いました。クラムのおじいさんもその1人だったんだそうです。グリンデルバルドは生徒だった時にダームストラングの壁にあの印を彫った。馬鹿な奴らが驚かすためとかその他にも・・・

自分を偉く見せたくて本や服にあの印をコピーしたそうです。自分たちのようにグリンデルバルドのせいで家族を失った者たちがそういう連中を懲らしめるまでそれが続いたんだそうです。しかしハリーはその話を聞いて・・・

ハリーの率直な気持ちはルーナの父親が闇の魔術の支持者とはにわかには信じ難いというものでした。ところが後にハリーは「この印」の本当の意味をゼノフィリウス氏本人の口から直に聞く事になったというわけなんですよね。

さらに驚くべき事にリータ・スキーターが書いた著書「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」の中で実はダンブルドアとグリンデルバルドは一時期親友と呼び合う間柄だったという事が明らかにされたのです。

2人を深く結びつけたのは「死の秘宝」でした。その1つが「ニワトコの杖」だったのです。この杖はグレゴロビッチからグリンデルバルドの手に渡り前述の蛙チョコレートのカードで紹介されていたようにダンブルドアが・・・

1945年の戦いの際にグリンデルバルドの手から奪って今度はダンブルドアの物になりました。ヴォルデモートはニワトコの杖をグレゴロビッチから奪ったのがグリンデルバルドだと知りグリンデルバルドが捕えられている・・・

かつてはグリンデルバルドが敵対する者を収容するために建てた監獄ヌルメンガードに向かいました。こうしてヴォルデモートが会いに行くという思ってもみなかった形でグリンデルバルドは登場する事になったというわけです。

「やって来たか。来るだろうと思っていた。その内にな。しかしお前の旅は無意味だった。私がそれを持っていた事はない」

やつれ果てた姿が薄い毛布の下で身動きをしてヴォルデモートのほうに寝返りを打ちました。骸骨のような顔の両目が開きました。弱り切った男は落ち窪んだ大きな目でヴォルデモートを見据えると上半身を起こしたのでした。

笑うとほとんど歯がなくなっているのが見えました。これがゲラート・グリンデルバルドの初登場シーンだったのです。

3-3.灰色のレディ
ハッフルパフは太った修道士。グリフィンドールはご存知のほとんど首なしニック。そしてスリザリンは血みどろ男爵。このようにハリーは3つの寮付きのゴーストについては入学直後に知る事になったというわけなんですよね。

そして最後に1つ残っていたレイブンクロー寮付きのゴーストがこの灰色のレディだという事を知ったのは、何と最終学年の年度の5月それも天下分け目のホグワーツの戦いが開始される直前の事だったというわけなんですよね。

「ニック!ニック!君と話がしたいんだ!」

ヴォルデモートの分霊箱の最後の隠し場所がホグワーツだと判って学校に入ったものの、ハリーにはレイブンクローの失われた髪飾りが果たして分霊箱なのか?確信が持てないままでした。そこでフリットウィック先生の・・・

「見た事があるかじゃと?生きている者の記憶にある限りでは誰も見た者はない!とっくの昔に失われた物じゃよ!」

この言葉をヒントにしてハリーはレイブンクロー寮付きのゴーストに話を聞いてみようと思い立ったのでした。そこでグリフィンドール寮付きのゴースト「ほとんど首ニック」に「誰なの?」と訊いたというわけなんですよね。

ニックは当初驚くと同時に少しむっとした顔をしました。そしてむろん「灰色のレディ」だと答えました。そのレディじゃないと駄目なんだ。どこにいるか知ってる?とハリーに訊かれてニックは探してくれたというわけです。

「あそこにいるのがそのレディですハリー。髪の長いあの若い女性です」

ニックが指差すその先に背の高いゴーストの姿が見えました。がしかしレディはハリーが見ている事に気づくと眉を吊り上げて固い壁を通り抜けると行ってしまいました。ハリーは必死にそのレディを追いかけて行ったのでした。

腰まで届く長い髪に足元までのこれも長いマントを着たレディは美しいようにも見えましたが同時に傲慢で気位が高いようにも思えました。近くに行ってみると話をした事こそありませんでしたが見た事のあるゴーストでした。

ハリーはレディと話している内にヴォルデモートの分霊箱はレイブンクローの失われた髪飾りだと確信する事ができました。さらにはヴォルデモートがその分霊箱を隠したのは就職を頼みに来た時だという事に気づいたのでした。

最後に
そんなわけで昨年5月からお届けして来たこのシリーズも本日のこの記事をもって完結という事になりました。しかし残念ながら数々の人選ミスを繰り返し起こしてしまい反省すべき点の多い結果になってしまったんですよね。

総勢「96組」の人物を取り上げて来ました。がしかし当然入れるべき人物が漏れてしまっていたり「何でこの人が?」という人物が入っていたりと今改めて選んだ人の顔ぶれを見てみると冷や汗が流れて来そうなそんな思いです。

実は主要登場人物を一通り紹介するという企画はまだ他にもあります。それをやる時にはそんな事はなるべくないように頑張りたいと思います。

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