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今週は6月以来という事で久方ぶりに「この人」を取り上げる事にしました。ハリーは4年生の学期最終日に会ってから約1年ぶりに再会する事になりました。ところがその周囲を取り巻く環境は極めて厳しい状況になっていたのです。それはウィーズリーおばさんにもさらにはジニーもハーマイオニーも・・・(全3項目)

3-1.一体誰の事を?
ハリーがホラス・スラグホーンの説得を終えてダンブルドアと共に「隠れ穴」に入ったのは真夜中の1時頃でした。ダンブルドアが到着の時刻を遅めに言ってあったようでロンもハーマイオニーももう既に眠りについていました。

ベッドに横になって「数秒後」とハリーには思えました。大砲のような音がして扉が開くと続けてカーテンを開ける音が聞こえて来ました。そして興奮した大声が聞こえハリーは頭のてっぺんにきつい一発を食らったのでした。

「君がもうここにいるなんて僕たち知らなかったぜ!」
「ロン、ぶっちゃ駄目よ!」

プリベット通り4番地にハリーを迎えに行ったのがダンブルドアだったという事でロンもハーマイオニーも何かしらの期待を抱いていたようでした。ハリーが2人にスラグホーンの事を話しているとそこに入って来たのが・・・

「アンブリッジ以下の人。知ってるわ」

スラグホーンはいい先生みたいだった?と訊くハーマイオニーにハリーが「アンブリッジ以下という事はないだろう」と言っているとジニーがこう言いながら部屋に入って来ました。ロンが「一体どうした?」と訊くと・・・

ジニーは「あの女よ」と言うとハリーが寝ていたベッドにドサッと座りました。頭に来ると言うジニーにハーマイオニーが「あの人今度は何をしたの?」と同情したように言いました。するとジニーは返す言葉でこう言いました。

「私に対する口の利き方よ。まるで3つの女の子に話すみたいに!」

するとハーマイオニーは声を落として「判るわ。あの人本当に自意識過剰なんだから」と言うのです。これを聞いてハリーは「ハーマイオニーがウィーズリーおばさんの事をこんな風に言うなんて」と思いました。ところが!

すると今度はロンが「2人ともほんの5秒でいいからあの女をほっとけないのか?」と言うのです。するとそれに対してジニーが「えーえどうぞ。あの女を庇いなさいよ」と言った後にロンに対してこう言い返しているので・・・

「あんたがあの女にメロメロな事ぐらいみんな知ってるわ」

ロンの母親つまりウィーズリーおばさんの事にしてはおかしい。ハリーは何かが抜けていると感じ始めました。そこで3人に「誰の事を話しているの?」と訊こうとしたのです。するとその言葉をハリーが言いかけた所で・・・

答えがハリーの朝食を持って入って来たのです。

3-2.久々の再会
部屋の扉が再び開くと入口に若い女性が立っていました。息を呑むほどの美しさに部屋中の空気が全部呑み込まれてしまったようでした。背が高くすらりとたおやかで長いブロンドの髪。その姿からは微かに銀色の光が・・・

発散しているようでした。手には朝食がどっさり載ったお盆を捧げ持っていました。ハスキーな声が「ア(ハ)リーおい(し)さしぶりね!」と言ったのでした。女性がさっと部屋の中に入りハリーに近づいて来たその時には・・・

かなり不機嫌な顔のウィーズリーおばさんが現れた所でした。朝食を載せたお盆を自分が運ぼうとしていたのに手柄を横取りされてしまったのでおばさんは機嫌が悪かったというわけなんですよね。しかしフラーのほうは・・・

「何でもありませーん」

相変わらずフランス語訛りの英語を操りながらフラー・デラクールはお盆をハリーの膝に載せました。そしてふわーっと屈んでハリーの両頬にキスしました。ハリーはその唇が触れた所が焼けるようなそんな気がしたのでした。

フラーはハリーにとても会いたかったんだそうです。自分の妹のカブリエールの事は覚えていますか?カブリエールもいつもハリーの事を話しているのだそうです。カブリエールもハリーに会えたらきっと喜ぶとの事でした。

そう言われてハリーが思わず嗄れ声で「あの子もここにいるの?」と訊くとフラーは「いえいーえ。おばかさーん」と言った後に玉を転がすように笑いました。ハリーとカブリエールが会えるのは来年の夏だとそう言うのです。

「その時私たち」と言いかけてフラーはハリーに「あらあなた知らないのですか?」と問いかけました。そしてフラーは大きな青い目を見開いて非難するようにウィーズリーおばさんを見たのでした。するとおばさんは・・・

「まだハリーに話す時間がなかったのよ」

そこでフラーは豊かなブロンドの髪を振ってハリーに向き直ると言いかけていた事を言ったというわけなんですよね。フラーがハリーに向き直る時フラーのブロンドの髪がウィーズリーおばさんの顔を鞭のように打ったのでした。

「私ビルと結婚しまーす!」

ハリーは無表情に「ああ」と言いました。おばさんにハーマイオニーそれにジニーも決してフラーと目を合せまいとしている事に嫌でも気づかないわけにはいきませんでした。しかしその後ハリーがおめでとうを言うと・・・

フラーはまた踊りかかるようにして屈むとハリーに再びキスをしました。ビルは今とっても忙しいんだそうです。ハードに働いているのだそうです。そして自分は英語を習うためにグリンゴッツでパートタイムで働いている。

それでビルは私をここ「隠れ穴」に連れて来ました。家族の人を知るためです。ハリーがここに来るという話を聞いてうれしかった。しかしここはお料理と鶏が好きじゃないとあまりする事がないのだそうです。フラーは・・・

ひとしきり話し終えると「朝食を楽しんでね」と言って優雅に向きを変えふわーっと浮かぶように部屋を出て静かに扉を閉めたのでした。

3-3.一体どうやって?
フラーが扉を閉めた時ウィーズリーおばさんが何かを言いましたがハリーには「シッシッ!」と言っているように聞えました。ジニーが「ママはあの女が大嫌い」と囁くとおばさんは不機嫌に「嫌ってはいない」と言いました。

おばさんは「2人が婚約を急ぎ過ぎただけ」だとそう言うのです。ロンは妙にフラフラしながら閉まった扉を見つめて「知り合ってもう1年だぜ」と言いました。しかしおばさんによれば1年では長いとは言えないんだそうです。

ヴォルデモートが戻って来て色々不安になっているからなんだそうです。明日にも死んでしまうかもしれない。だから普通なら時間をかけるような事も決断を急いでしまうのだそうです。以前の時にもそうだったとの事でした。

おばさんはビルは地味で片やフラーは派手で「どんな共通点があるというの?」と言うのです。しかしジニーに言わせればビルは「呪い破り」だから地味なんかじゃない。ちょっと冒険好きでわくわくするようなものに惹かれる。

それだからヌラーに参ったとそう言うのです。ウィーズリーおばさんは「ヌラー」なんてそんな呼び方をするのはお辞めなさいとジニーを厳しくたしなめました。がしかしハリーもハーマイオニーもそれを聞いて笑ったのでした。

おばさんはハリーに「温かい内に卵を食べるのよ」と言うと悩み疲れた様子で部屋を出て行きました。ロンは未だにくらくらしていました。ハリーがそれを見て「同じ家にいれば慣れるんじゃないないのか?」と言うと・・・

ロンは「ああそうさ」と答えました。しかしあんな風に突然飛び出して来られるとまだ駄目との事でした。すると今度はジニーが「ママが頑張ってストップをかける」と言うのです。ハリーが「どうやって?」と訊くと・・・

ウィーズリーおばさんはトンクスを何度も夕食に招待しようとしているのだそうです。ジニーもフラーなんかよりトンクスが家族になってくれたほうがいいとそう言うのです。性格もいいし何と言っても「闇祓い」だから・・・

ヌラーよりもっと知的だと主張するジニーにハリーがフラーは馬鹿じゃない。三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれたぐらいだと言うと、ハーマイオニーとジニーが一斉にハリーに対して集中砲火を浴びせて来たのでした。

ハリーはあくまでも至極当然な極めて公正中立な意見を言ったに過ぎなかったのですが、ジニーとハーマイオニーの双方の反発があまりに強かったために「言わなきゃよかった」と後悔させられる事になってしまったのでした。

今日の最後に
ハリーポッター・シリーズでは初登場時に嫌われていたもののその後は印象が劇的に好転するという例が毎度お馴染みの事になっています。がしかしこのフラー・デラクールは二度目に登場した時も周囲に嫌われていますよね。

このようにしてフラーはウィーズリーおばさんにジニーにハーマイオニーの3人に思いっ切り毛嫌いされてしまいました。しかしトンクスについてはジニーもハーマイオニーもさらにはハリーも大きな思い違いをしていたのです。

それはおばさんがトンクスを・・・

夕食に何度も呼んでいた理由が・・・
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