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クリスマス・イブの夜ジニーが豪勢に飾り立てた居間にはウィーズリーおばさんご贔屓のセレスティナ・ワーベックの歌が響き渡っていました。そしてその場にいた全員がセレスティナの歌を聞いているはずでした。しかし残念ながらセレスティナの歌に耳を傾けていたのは・・・(全3項目)

3-1.ジニーにとっては
クリスマス休暇に入ってハリーにロンそれにジニーの3人は「隠れ穴」に戻って来ました。しかしそこにハーマイオニーの姿はありませんでした。ロンと仲違いしていたため久しぶりに両親のいる実家に帰って行ったからです。

大忙しだったフレッドとジョージも帰って来ました。台所でハリーとロンが芽キャベツを刻んでいると2人が入って来ました。そこにウィーズリーおばさんも入って来てフレッドとジョージにこう言って来たというわけです。

「リーマスが今晩やって来るの。それで2人には悪いんだけどね。ビルをあなたたちの部屋に押し込まないと」

こう言うおばさんに対してジョージが「構わないよ」と言ったのでした。そしてやはりチャーリーは帰って来ないのでハリーとロンは屋根裏部屋それからフラーとジニーが一緒の部屋になれば何とか全員寝る所はあるそうです。

するとフレッドが「そいつぁジニーにとっちゃいいクリスマスだぞ」と呟きました。ジニーにとってはロンとハーマイオニーが仲違いをしてしまいハーマイオニーが来ない事が思わぬ形で災難をもたらす事になってしまいました。

そしてクリスマス・イブのパーティでも・・・

3-2.セレスティナ・ワーベックとフラー
ジニーが豪勢に飾り立て紙鎖が爆発したような賑やかな居間にウィーズリー一家と来客が座っていました。大きな木製のラジオからはクリスマス番組で歌うウィーズリーおばさんご贔屓のセレスティナ・ワーベックの歌が・・・

そこにいた全員がセレスティナ・ワーベックのわななくような歌声を聞いているはずでした。ところがフラーはセレスティナの歌が退屈だと思ったらしく部屋の隅のほうで大声で話していました。ウィーズリーおばさんは・・・

苦々しい顔で何度も杖をラジオのボリュームのつまみに向けるのでセレスティナの歌声はそのたびに大きくなって行きました。かなり賑やかなジャズの「大鍋は灼熱の恋に溢れ」の音に隠れフレッドとジョージはジニーと・・・

爆発スナップのゲームを始めました。ロンは何かヒントになるような物はないかとビルとフラーにちらちらと目を走らせていました。その一方以前より痩せてみすぼらしい姿のリーマス・ルーピンは暖炉のそばに座って・・・

セレスティナの歌など聞えないかのようにじっと暖炉の炎を見つめていました。おばさんは手近にあったからなのか?編み物で目を拭いながら夫のアーサー氏にこう語りかけたのでした。するとそれに対してアーサー氏は・・・

「18才の時に私たちこの曲で踊ったの!あなた憶えてらっしゃる?」

みかんの皮を剥きながらこっくりこっくりしていたおじさんは不意を衝かれたようで「ムフニャ?」と言った後さらに「ああそうだね素晴らしい曲だ」と言うと気を取り直して背筋を伸ばし隣に座っていたハリーに対して・・・

ラジオのほうをぐいと首で指しながら「すまんね。もうすぐ終わるから」と言ったのでした。セレスティナの歌が大コーラスになっていたからです。かなりお疲れの様子のウィーズリーおじさんにハリーはこう言ったのでした。

「大丈夫ですよ。魔法省では忙しかったんですか?」

返す言葉でおじさんは「実に」と言いました。実績が上がっているのならそれでも構わないのだが、この数ヵ月の間にも逮捕が3件あったが本物の死喰い人が1件でもあったかどうか疑わしい。こう言った後におじさんは・・・

急に目が覚めたように「これは他言無用だよ」と急いで付け加えたのでした。ハリーは「何にも言いません」と言った後スラグホーンのクリスマス・パーティの時に聞いたドラコ・マルフォイとスネイプの会話の事を話しました。

結局おじさんも「援助を申し出るふりをしてマルフォイの企みを聞き出そうとした」という見解でした。さらに唐突に口を挟んで来たルーピンも「私たちは判断する必要がない。それはダンブルドアの役目」だとそう言うのです。

結局の所セレスティナ・ワーベックの歌をちゃんと聞いていたのはウィーズリーおばさんだけのようでした。歌が終わってラジオから割れるような拍手が聞えてくるとおばさんは夢中で一緒に拍手をしていました。しかし・・・

フラーは・・・

「終わりましたか?ああ良かった。何てい(ひ)どい!」

3-3.勝ち目のない戦い?
翌日のクリスマス・ランチの席ではウィーズリーおばさんとフラーを除く全員が新しいセーターを着ていました。おばさんはどうやらフラーのために新しいセーターを編んであげる気にはどうしてもなれなかったようでした。

「フラー、ソースはいかが?」

ロンはフラーの皿にソースをかけてやろうと意気込み過ぎてソース入れを叩き飛ばしてしまいました。ビルが杖を振るとソースは宙に浮き上がりおとなしくソース入れに戻りました。ビルにお礼のキスをした後フラーは・・・

「あなたはあのトンクスと同じでーす」

フラーはロンにこう言ったのでした。フラーが「あのいと(人)いつもぶつかって」と言うのに対してウィーズリーおばさんは向きになったようにやけに力を入れてにんじんをテーブルに置きながらフラーを睨みつけつつ・・・

「あの可愛いトンクスを今日招待したのだけど-」

こう言った後おばさんはルーピンに「でも来ないのよ。最近あの娘(こ)と話をした?」と訊いたのでした。するとルーピンは「いや。私は誰ともあまり接触していない」と答えました。さらにルーピンはこうも言ったんですよね。

「しかしトンクスは一緒に過ごす家族がいるのじゃないか?」

するとおばさんは「そうかもしれないわ。でも私はあの子が1人でクリスマスを過ごすつもりだという気がしてましたけどね」とルーピンに言ったのでした。おばさんはトンクスではなくフラーがお嫁に来てしまうのは・・・

ルーピンのせいだとでも言いたげに少し怒った目つきでルーピンを見ました。しかしテーブルの向こうでフラーが自分のフォークでビルに七面鳥肉を食べさせているのをちらりと見てハリーはウィーズリーおばさんが既に・・・

とっくに勝ち目のなくなった戦いを挑んでいると思ったのでした。しかし実はおばさんがルーピンに対して抱いていた怒りはそういう事ではなかったのです。それもこれもハリーが最初に勘違いをしてしまったからだったのです。

今日の最後に
その後ハリーはトンクスが落ち込んでいるのは「好きだったシリウスが死んだからでは?」と思いロンとハーマイオニーにこの考えを告げるとハーマイオニーは「一理ある」と言ってくれました。それはクリスマスの夜に・・・

ルーピンから強い衝撃とか精神的な動揺があると守護霊が変わる事がある。トンクスの守護霊は四本足の大きな動物だったという事でハリーはシリウスを思い浮かべたのです。ところがそれもハリーの思い違いだったんですよね。

そして全てが明らかになったのは?

あの日の事だったのです。

そしてフラーとビルの結婚の事も・・・
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