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突然ですが今日から4週間ぶち抜きで第5巻「不死鳥の騎士団」のシリウスを取り上げる事にしました。ヴォルデモート卿が復活したというのに「日刊予言者新聞」は一体いつその記事を掲載するんだ!ハリーが苛立ちを募らせていると「それどころではない」という新たな出来事が起きてしまったのです。(全3項目)

3-1.唯一の理解者?
ハリーは日々苛立ちを募らせていました。それというのも夏休みに入ってから連日「日刊予言者新聞」を受け取るため朝5時に起きているのにハリーが待ち望んでいる記事が一向に載らないからです。さらにそれに加えて・・・

例のあの事についてはあまり書けないの。当然だけど。手紙が行方不明になる事も考えて重要な事は書かないようにと言われているのよ。私たちとても忙しくしているけど詳しい事はここには書けない。

この手紙の最後でハーマイオニーは「随分色んな事が起っている。会った時に全部話す」と綴っていました。でもいつ自分に会うつもりなのだろう?はっきりした日付は誰も気にしてないじゃないか?誕生祝いのカードに・・・

ハーマイオニーが「私たちもうすぐ会えると思うわ」と走り書きして来たけど「もうすぐ」っていつなんだ?それにロンもハーマイオニーも何が忙しいのだろう?どうして自分は忙しくないのだろう?そんな中シリウスは・・・

少なくともシリウスだけはハリーの気持ちを理解してくれているようです。もちろんシリウスの手紙もちゃんとしたニュースは何も書かれてはいません。しかし思わせぶりなヒントではなく警戒や慰めの言葉が書かれていました。

君はきっとイライラしている事だろう。おとなしくしていなさい。そうすれば全て大丈夫だ。気をつけるんだ。無茶するなよ。

これまで大抵はシリウスの忠告通りに振舞って来ました。箒にトランクを括りつけ自分勝手に「隠れ穴」に出かけるなどという事はしませんでした。それにしても魔法界の監獄アズカバンに12年間も入れられたその挙句に・・・

脱獄してそもそも投獄されるきっかけになった未遂の殺人をやり遂げようとした。さらに盗んだヒッポグリフに乗って逃亡したような人間に「無茶するな」と諭されるなんて全く理不尽な事だ。ところがそう思っていたら・・・

驚くべき事にここリトル・ウィンジングでハリーはいとこのダドリーと共に吸魂鬼に襲われたのでした。

3-2.最後にシリウスからの手紙
この後プリベット通り4番地に戻ったハリーは怒涛の如く何通ものふくろう便を受け取りそのたびに気持ちを激しく乱高下させる事になったのです。まず最初に受け取ったのは魔法省から退学処分を知らせる内容の手紙でした。

ハリーはその手紙を2度読みました。バーノン叔父さんとペチュニア叔母さんが話しているのをハリーはぼんやりとしか感じ取れませんでした。退学になったというたった1つの事だけが毒矢のように意識を貫き痺れさせました。

ハリー
ダンブルドアがたった今魔法省に着いた。何とか収拾をつけようとしている。叔父さん叔母さんの家を離れないよう。これ以上魔法を使ってはいけない。杖を引き渡してはいけない。


2通目はアーサー・ウィーズリー氏からの手紙でした。大急ぎで書いたようで黒インクの字が滲んでいました。ダンブルドアが収拾をつけるってどういう意味?ダンブルドアはどのくらい魔法省の決定を覆す力を持っているの?

それじゃホグワーツに戻るのを許されるチャンスはあるのだろうか?ハリーの胸に小さな希望が芽生えました。がしかしそんな気持ちも即座に打ち消されました。魔法を使わずに杖の引渡しを拒むなんてどうやったらいいんだ?

すると再び魔法省から手紙が届きました。ハリーはその手紙を立て続けに3度読みました。杖の引渡しと退学処分は一旦取り消され8月12日の懲戒尋問で決定するとの事でした。そしてその次に届いたのがシリウスからの・・・

アーサーが何が起ったのかを今みんなに話してくれた。何があろうとも決して家を離れてはいけない。

ダンブルドアからの全てを説明する手紙に違いない。そう強く信じていただけにハリーはシリウスの筆跡を見てがっかりしました。これだけ色々な出来事が今夜起ったというのにその回答がこれじゃあまりにお粗末じゃないか。

ハリーは羊皮紙を裏返し続きはないかと探しました。しかし何も書かれてはいませんでした。ハリーはまた癇癪玉が膨らんで来ました。二体の吸魂鬼をたった1人で追い払ったのに誰も「よくやった」とは言ってくれないのか?

ウィーズリーおじさんもシリウスもまるでハリーが悪さをしたかのような反応で「被害があとどのくらいか?」を確認するまではハリーへの小言もお預けだと言わんばかりだ。そしてシリウスから届けられたこの手紙が・・・

ハリーへの最後の手紙になったのです。この後プリベット通り4番地に届いたのはペチュニア叔母さん宛ての「吼えメール」だけでした。

3-3.3通の手紙
何故「吼えメール」はペチュニア叔母さんの元に届けられたのか?一体誰が届けたのか?ペチュニア叔母さんは魔法界の人間と接触しているのか?ペチュニア叔母さんはそんなハリーの疑問に一切答えようとはしませんでした。

僕はさっき吸魂鬼に襲われた。それにホグワーツを退学させられるかもしれない。何が起こっているのか。一体僕はいつここから出られるのか知りたい。

暗い寝室に戻るとハリーは即座に同じ文面を3枚の羊皮紙に書きました。一通はロンにもう一通はハーマイオニーそしてさらにもう一通はシリウスに宛てて書いた手紙でした。ハリーはヘドウィグが狩りから戻るとすぐに・・・

「遅かったじゃないか!それは置いとけよ。僕の仕事をしてもらうんだから!」

ヘドウィグは死んだカエルを嘴にくわえたまま恨めしげにハリーを見つめていました。ハリーは3通の手紙をヘドウィグの脚に括りつけると「相当長い返事を貰うまでは帰って来るなよ」と言ってすぐさま飛び立たせたのでした。

ハリーは着替えもせずベッドに寝転び暗い天井を見つめました。惨めな気持ちに今度はヘドウィグにイライラをぶつけた後悔が加わりました。プリベット通り4番地でヘドウィグは唯一の友達なのに。返事を貰って来たら・・・

優しくしてやろう。3人ともすぐに返事を書くはずだ。吸魂鬼の襲撃を無視できるはずがない。明日の朝目が覚めたらハリーを「隠れ穴」に連れ去る計画を書いた同情に満ちた分厚い手紙が3通来ているだろう。ところが・・・

翌日の朝ヘドウィグは戻って来ませんでした。ハリーはトイレに行く以外はずっと部屋に閉じこもっていました。こうして返事の手紙が届かないまま3日が経ちました。そしてダーズリー一家が揃って出かけたと思ったら・・・

突然魔法使いが束になってハリーを迎えにプリベット通り4番地にやって来たのです。そしてハリーは行った先でシリウスと再会する事になったのでした。

今日の最後に
ウィーズリーおじさんもシリウスもたった1人で二体の吸魂鬼を追い払ったというのにどうして「よくやった」と言ってくれないのか?ハリーはこう思って苛立ちを募らせていましたよね。しかし私が思うにはシリウスは・・・

まずはハリーが退学処分を免れたという事で「とりあえずはホッとした」という気持ちだったんじゃないかな?とそう思いますね。つまり気が抜けた心理状態で書いた手紙だったので簡単な内容になってしまったというわけです。

当然ハリーが悪さをしたなどとは全く思っていません。そう考えたのはハリーの被害妄想というわけなんですよね。(笑)
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