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新学期に入って最初の日曜日の深夜に談話室の暖炉の炎の中に現れてからシリウスは石のように沈黙していました。そして久しぶりにシリウスがハリーたち3人の前に現れたのは今度は10月に入って最初の月曜日の夜の事でした。そこに来た理由はハリーたちが進めようとしていた「あのグループ」の事だったのです。(全3項目)

3-1.気がかりな事
こうして「再び暖炉の火の中に現れる」と予告したシリウスだったのですが、それ以降は丸3週間音沙汰がありませんでした。そして10月の最初の週末はホグズミード行きだったのですがそこでハリーの懸念というのが・・・

ハリーはその日を楽しみにして過ごしましたが1つだけ気になる事がありました。シリウスが丸3週間も石のように沈黙していたからです。来ないでと言った事がシリウスを怒らせてしまったのは判っていました。そのため・・・

シリウスが慎重さをかなぐり捨てて来てしまうのでは?と時々心配になりました。もし村でドラコ・マルフォイの目の前で黒い犬が自分たちに向かって駆けて来たらどうしよう?そこでロンとハーマイオニーに相談すると・・・

ロンはシリウスが外に出て動き回りたいという気持ちは判る。何故なら2年以上も逃亡生活だった。それは笑い事ではなかった。でも少なくとも自由だった。ところが今はあのぞっとするような屋敷しもべ妖精と幽閉の身だ。

ハーマイオニーが言うにはヴォルデモートが表に出て来るまではシリウスは隠れていなくてはいけない。馬鹿な魔法省がダンブルドアがシリウスについて語っていた事が真実だと受け入れないとシリウスの無実には気づかない。

だって第一シリウスには「闇の印」がないのだから。ロンはハリーを元気づけるように「のこのこ現れるほどシリウスは馬鹿じゃないと思うよ」と言ったのでした。もしそんな事をしたらダンブルドアがカンカンに怒るし・・・

シリウスはダンブルドアの言う事が気に入らなくても聞き入れるとロンは言うのです。ハーマイオニーは「心配しない事よ」とも言いました。何故なら今のハリーはシリウスの事がなくったってもう手一杯だからとの事でした。

そして週明けの月曜日には・・・

3-2.今日、同じ時間、同じ場所
ホグズミード村のホッグズ・ヘッドで行なわれた「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループの会合に20人以上もの生徒が集まってくれたという事で、ハリーは残りの週末を今学期に入って初めて幸せな気分で過ごしたのでした。

「闇の魔術に対する防衛術」を自分から習いたいという人があんなに沢山集まってくれた。しかもあの生徒たちは誰もが僕の事を嘘つきの異常者だとは思っていない。賞賛すべき人間だと思ってくれているんだというわけです。

ところがそんな気持ちは月曜日の朝にはあっという間に消えてしまったのでした。談話室の掲示板に学生による組織や団体並びにチームやグループにクラブなどは全てが解散されて再結成の許可はホグワーツ高等尋問官が・・・

つまりアンブリッジに願い出なければならないという「教育令第24号」が発布されたからです。さらにそれに追い打ちをかけるような出来事がハリーを襲ったのでした。それはヘドウィグの負傷というアクシデントだったのです。

ヘドウィグを治して貰うとしたら誰に頼むだろう?ハリーは当然自分ならハグリッドを選ぶと考えました。しかしそのハグリッドの居場所は全く分らない。そこでハリーは職員室にグラブリー・プランク先生を訪ねたのでした。

「手負いのふくろう。そう言ったかね?」

ハリーはグラブリー・プランク先生に「このふくろうは他の配達ふくろうより遅れて到着して翼がとってもおかしいんです。診てください」と言ってヘドウィグを差し出したのでした。するとマクゴナガル先生がハリーに・・・

「ポッター、このふくろうがどのぐらい遠くから来たのか知っていますか?」

ハリーが多分ロンドンからだと答えるとマクゴナガル先生の眉毛が真ん中でくっついていました。ロンドンが「グリモールド・プレイス12番地」だと見抜かれた事がハリーには判りました。そして手紙に書かれていたのは・・・

「今日 同じ 時間 同じ 場所」

3-3.再び暖炉の炎に
マクゴナガル先生は手紙をハリーに渡した時にホグワーツを出入りする通信網は見張られている可能性があるから注意しなさいと言いました。その事をロンとハーマイオニーに話すとハリーにとっては意外な事に2人とも・・・

ショックを受けた様子を見せなかったのです。むしろ意味ありげな目つきで顔を見合わせたのでした。誰かが手紙を読んだかもと言うハーマイオニーにハリーは「僕たちがこの前どこで話したかを知らなければ」と反論しました。

しかしハーマイオニーは誰かが煙突飛行ネットワークを見張っていたら判るかもしれない。でも今からではその手紙も途中で奪われるかもしれないから「来るな」という警告を出す事もできないと言うのです。そのため・・・

肘掛椅子でうとうとしていたロンが寝呆け声を出して目を覚ましぼんやり暖炉の火を見て「シリウス!」と声を上げました。ハリーがさっと振り向くと前回の日曜日の深夜と同様にシリウスの顔が談話室の暖炉の炎の中に・・・

「または秘密の闇の魔術防衛グループがかい?」

シリウスのこの言葉を聞いて一瞬ハリーもロンもハーマイオニーも沈黙したのでした。そしてハリーが「どうしてその事を知ってるの?」と詰問するとシリウスは会合の場所はもっと慎重に選ばないといけないとそう言うのです。

よりによって「ホッグズ・ヘッド」とはと言うシリウスにハーマイオニーは三本の箒はいつも人が一杯だからホッグズ・ヘッドを選んだと理由を説明するとシリウスは人が大勢いたほうが盗み聞きされにくいと言ったのでした。

まだまだ勉強しなきゃと言うシリウスにハリーが「誰が盗み聞きしたの?」と訊くと何とマンダンガス・フレッチャーがあそこにいたのだそうです。ベールを被った魔女がそうだったそうです。するとロンが不満そうに・・・

「どうして僕たちから隠れていたの?」と訊くと何でもマンダンガスは20年前にホッグズ・ヘッド出入り禁止になっているんだそうです。あそこのバーテンはとても記憶力がいい。スタージス・ポドモアが捕まった時に・・・

ムーディの2枚目の「透明マント」もなくなってしまったのでマンダンガスは最近は魔女に変装する事が多くなっているそうです。さらに今夜シリウスはウィーズリーおばさんからの伝言を伝えるためにここに来たんだそうです。

それはハリーたちが今やろうとしている「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループを辞めて欲しいという事でした。ところがシリウスのほうは反対に「私は素晴らしい考えだと思っている」と自分は大賛成だとそう言うのです。

それに対してハリーが去年シリウスは自分に慎重にしろとか危険を冒すなとかばかり言ってたじゃないかと文句を言うと、シリウスはそれは誰かホグワーツ内部の人間がハリーの命を狙っていたからだとそう反論したのでした。

今学期はホグワーツの外の人間が自分たちを皆殺しにしたがっている事が判っている。だからシリウスは自分の身を護る方法を学ぶのはとてもいい考えだと思う。だからハリーたちが今やろうとしている「その事」つまり・・・

「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループに賛成だと言うのです。ところがホッグズ・ヘッドでも結論が出なかった「練習場所はどうする?」という懸案はアンブリッジが邪魔に入ってしまったため再び答えは出ませんでした。

今日の最後に
この「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループの事を知ってシリウスが何よりもうれしかったのは、ウィーズリーおばさん側の人間だとばかり思い込んでいたハーマイオニーが発起人だという事だったと私はそう思いますね。

ところが皮肉な事にハーマイオニーにとってはそのシリウスが「私は素晴らしい考えだと思っている」という最大級の賛辞の言葉を送った事が反対に「このグループを進めるべきか否か?」と迷わせる事になってしまったのです。

そのためハーマイオニーは・・・

ハリーとロンに・・・
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