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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

君たちは分ってない。世の中には死んでもやらなければならない事があるんだ!そんなシリウスにフレッドは怒鳴りました。ここに閉じこもって口で言うのは簡単さ。そっちの首は懸かってないじゃないか!シリウスの顔に僅かに残っていた血の気がさっと消えました。一瞬フレッドをぶん殴りそうに見えました。がしかし!(全3項目)

3-1.私たちを通して生きている?
一夜明けた「呪文学」の授業の時のハーマイオニーは普段通りでした。そしてハリーと一致した見解はヘドウィグを襲ったのはアンブリッジだという事。もしシリウスが捕まっていたら今朝アズカバン行きだったという事でした。

その日は外が土砂降りだったので生徒たちは休憩時間も城内にいる事を許されました。ハリーたちは2階の混み合ったやかましい教室に空いている席を見つけました。今年グリフィンドール・チームのキャプテンになった・・・

アンジェリーナがチーム再結成の許可が貰えたと知らせに来た後の事でした。今夜7時から練習との事で窓から外を眺めたロンの表情が少し翳りました。ハーマイオニーも窓を見ていましたが心ここに在らずという感じでした。

「やめばいいけど。ハーマイオニーどうかしたのか?」

ハーマイオニーは私たちのやっている「闇の魔術に対する防衛術」のグループを始めるという事が果たして正しい事なのか「ちょっと考えている」と言うのです。ロンは憤慨して「君が言い出した事じゃないか」と言いました。

そしてハリーがシリウスは大賛成だったと言うと、何とハーマイオニーはだからかえって自分のこの考えが結局間違っていたのかもしれないと思ったとそう言うのです。そしてハーマイオニーはハリーにこう問いかけたのでした。

「本気でシリウスの判断力を信用してるの?」

「ああ信用してる!いつでも僕たちに素晴らしいアドバイスをしてくれた!」と即座に答えるハリーに対してハーマイオニーは言葉を途切れがちにしながらシリウスはグリモールド・プレイス12番地に閉じ込められてから・・・

ちょっと無謀になったと思わない?ある意味でこう考えられないと思わない?つまりハーマイオニーはシリウスは「私たちを通して生きている」とそう言うのです。それはシリウス自身が秘密の防衛結社を作りたいと思ってる。

何故か?と云えばシリウスは今の境遇ではほとんど何もできなくて本当に嫌気がさしている。だからシリウスは私たちをけしかけるのに熱心になっているような気がする。こう主張するハーマイオニーの言い分を聞いて・・・

ロンは・・・

「シリウスの言う通りだ。君って本当にママみたいな言い方をする」

3-2.再びグリモールド・プレイス12番地へ
シリウスにしてみればウィーズリーおばさんが反対した事よりも自分が賛成したがためにそれが「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループを辞める事になったなんてあまりにやるせないし痛恨の極みといった感じですが・・・

幸いな事に屋敷しもべ妖精のドビーの口添えのお陰で練習場所が見つかりグループ名も「ダンブルドア軍団」と決まってシリウスにとって最悪の展開は回避される事になったのでした。そしてハリーたち3人とシリウスは・・・

寮の談話室の暖炉で会う事はできなくなってしまいました。がしかしハリーたちにとってもそしてシリウスにとっても意外と云えば極めて意外な形で再会する事ができたのです。それはクリスマス休暇に入る直前の事でした。

それはダンブルドア軍団の休暇前最後の練習が行なわれた日の夜の事でした。ウィーズリーおじさんが不死鳥の騎士団の任務中にヴォルデモートの蛇ナギニに襲われて大怪我を負いハリーが夢の中でその光景を見たのでした。

ネビルに呼ばれて駆けつけて来たのはマクゴナガル先生でした。マクゴナガル先生の姿を見てこんなにうれしかった事はありませんでした。今ハリーに必要なのは不死鳥の騎士団のメンバーだ。ハリーは必死に訴えたのでした。

するとマクゴナガル先生は・・・

「信じますよ。ポッター。ガウンを着なさい。校長先生にお目にかかります」

マクゴナガル先生はロンに「あなたも一緒に来るべきです」と言って2人は先生に従いて寝室を出ました。当初ダンブルドアはハリーと視線を合わせようとせずハリーをイライラさせました。しかし一旦行動を開始すると・・・

ダンブルドアは素早く立ち上がりました。あまりの速さにハリーが飛び上がるほどでした。そして壁に掛かっている2枚の肖像画に向かって話しかけました。深々と眠っているように見えましたが2人はすぐに目を開けたのでした。

「エバラード!それにディリス、あなたもだ!」

ダンブルドアが「聞いていたじゃろうな?」と言うと魔法使いは頷き魔女は「当然です」と答えました。ダンブルドアは「その男は赤毛でメガネを掛けておる」と言って然るべき者によって発見されるよう警告をと言って・・・

ディリスがアーサー氏が聖マンゴ魔法疾患障害病院に運び込まれたのを確認した所でダンブルドアはマクゴナガル先生にロン以外のウィーズリーの子供たちを起こして来てくれるよう依頼したのでした。こうしてハリーは・・・

「あいつは喜んでと言っておりますぞ」

ロンにジニーにフレッドとジョージと共にダンブルドアが伝言を託したフィニアス・ナイジェラスが帰って来てこう言った事を受けてダンブルドアが作った「移動キー」で再びグリモールド・プレイス12番地に向かったのでした。

3-3.今度はフレッドにジョージと
ダンブルドアが「移動キー」にしたヤカンが落ちてカタカタと鳴り到着したのはグリモールド・プレイス12番地の薄暗い地下の厨房でした。明かりと云えば暖炉の火と消えかかった蝋燭1本だけでした。そしてそこにいたのは?

「戻って来た。血を裏切るガキどもが。父親が死にかけてるというのは本当なのか?」
「出て行け!」

クリーチャーは扉から玄関ホールに出て行く所でしたが腰布をずり上げながら振り返り毒を含んだ目つきでみんなを見ました。それとは対照的に心配顔のシリウスが急ぎ足でやって来ました。ジニーを助け起こしながら・・・

「どうしたんだ?フィニアス・ナイジェラスはアーサーがひどい怪我をしたと言っていたが」

するとフレッドが「ハリーに聞いて」と言いました。続いてジョージが「そうだ。俺もそれが聞きたい」と言いました。マクゴナガル先生やダンブルドアに話すよりもずっと厄介でした。何とか説明を終えるとフレッドが・・・

「ママは来てる?」

シリウスは「多分まだ何が起こったかさえ知らないだろう」と言うのです。アンブリッジの邪魔が入る前に君たちを逃がす事が大事だったんだ。今頃はダンブルドアがウィーズリーおばさんに知らせる手配をしてるだろう。

ジニーが急き込んで「聖マンゴに行かなくちゃ」と言いました。兄たちを見回しましたが当然全員がパジャマ姿です。ジニーはシリウスに「マントか何か貸してくれない?」と言ったのですがシリウスはそんなジニーに・・・

「まあ待て。聖マンゴにすっ飛んで行くわけにはいかない」

するとフレッドが強情な顔をして「何でだ。俺たちは行くさ。行きたいんだ。聖マンゴに。俺たちの親父だ!」と言いました。それに対してシリウスはアーサー氏が襲われた事を病院から奥さんにも知らせていないのに・・・

君たちが知っているなんて「どう説明するつもりだ?」と反論したのでした。ジョージはむきになって「そんな事どうでもいいだろう?」と言い返しました。がしかしシリウスは「よくはない」と言うのです。その理由とは?

何百キロも離れた所の出来事をハリーが見ているという事実に注意を引きたくない!そういう情報を魔法省がどう解釈するか?君たちには判っているのか?するとフレッドとジョージは魔法省がそれをどう解釈しようが・・・

知った事かという顔をしました。ジニーも「ハリーじゃなくて誰か他の人が教えてくれたかもしれない」あるいは「どこか別の所から聞いたかもしれないじゃない」と言いました。つまりジニーにフレッドとジョージは・・・

とにかく何でもいいから一刻も早く病院に行きたいというわけです。そんな3人にシリウスは言ったのでした。君たちの父さんは騎士団の任務中に負傷したんだ。それだけでも十分状況が怪しいのに事件の直後に君たちが・・・

それを知っていたとなればますます怪しい。君たちが騎士団に重大な損害を与える事にもなりかねないとシリウスは言うのです。それに対してフレッドとジョージは自分たちの親父が死にかけている時に騎士団の損害とか・・・

そんな事を言っている場合じゃないというわけです。そんな2人に対してシリウスは「君たちの父さんは自分の任務を承知していた。騎士団のためにも君たちが事を台無しにしたら父さんが喜ぶと思うのか!」と言ったのでした。

だから君たちは騎士団に入れない。君たちは分ってない。世の中には死んでもやらなければならない事があるんだ!フレッドは怒鳴りました。ここに閉じこもって口で言うのは簡単さ。そっちの首は懸かってないじゃないか!

シリウスの顔に僅かに残っていた血の気がさっと消えました。一瞬フレッドをぶん殴りそうに見えました。しかし次に口を開いた時のシリウスのその声は決然として静かでした。シリウスはフレッドにこう言ったのでした。

「辛いのは判る。しかし我々全員がまだ何も知らないかのように行動しなければならないんだ。少なくとも君たちの母さんから連絡があるまではここにじっとしていなければならない。いいか?」

フレッドとジョージはそれでもまだ反抗的な顔でした。しかしジニーは手近の椅子に向かって歩き崩れるように座りました。ハリーとロンも座りフレッドとジョージはそれからしばらくの間はシリウスを睨んでいましたが・・・

やがて2人もジニーを挟んで座りました。するとシリウスは「それでいい」と励ますように言って「みんなで何か飲みながら待とう」と言うと食料庫から呼び寄せ呪文でバタービールを取り寄せたのでした。こうして・・・

ロンの腕時計で明け方の5時10分過ぎにウィーズリーおばさんが来るまでの長い夜が始まったのでした。

今日の最後に
「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループ後のダンブルドア軍団を進めるべきか否か?この事についてハリーとハーマイオニーの間で大きく判断が分かれる事になったのは実はシリウスに対する信頼度の違いだったんですよね。

ハーマイオニーが「本気でシリウスの判断力を信用してるの?」と言うのに対してハリーのほうは「ああ信用してる!いつでも僕たちに素晴らしいアドバイスをしてくれた!」と言っているんですよね。全くの正反対ですよね。

それはつまり思い入れの違いがそうさせていると私は思いますね。ハリーは本当に困っている。窮地に追い込まれている時にシリウスに手を差し伸べて貰っているからこそ、シリウスへの信頼度が高いというわけなんですよね。

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