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こうしてハリーの発案でノーバートはロンの兄チャーリーの元に預けられる事になりました。ところがそうと決まってからがまた大変だったのです。ロンはノーバートに噛まれた傷が悪化して医務室に入院してしまいました。そしてハリーとハーマイオニーはノーバートを引き渡す事に成功したのですが・・・(全3項目)

3-1.ノルウェー・リッチバックのノーバート、その4
その次の週はハリーたちにとっては大変有り難くない事に遅々として進みませんでした。チャーリーからの返事の手紙を待っていたからです。さらにそんな3人に不幸に追い打ちをかけるような出来事が起きてしまったのでした。

ハグリッドの小屋に行ってノーバートに餌をやるのを手伝っていたロンが噛まれてしまったのです。ところがハグリッドはロンが噛まれたのはノーバートを怖がらせたからだと言って叱ったそうです。ロンに言わせれば・・・

あんな恐ろしい生き物は今まで見た事がない。それなのにハグリッドの言う事を聞いていたらまるでふわふわした小さな子ウサギの事を話しているようだ。ロンが帰る時ハグリッドはノーバートに子守唄を歌っていたそうです。

そしてその日の夜ハリーたちが一日千秋の思いで待ち侘びていたチャーリーからの返事の手紙が届きました。そこには来週チャーリーの友達が訪ねて来る事になっているので彼らに連れて来て貰うのがいいと綴られていました。

そこで土曜日の真夜中に一番高い塔にノーバートを連れて来られないかと書かれていました。3人は互いに顔を見合わせました。そしてハリーが「透明マント」を使えば自分とノーバートにもう1人ぐらい隠せるんじゃないか?

ハリーの提案にロンもハーマイオニーも即座に同意しました。ノーバートに加えてドラコ・マルフォイを追っ払うためなら何でもするという気持ちになるぐらいこの一週間は大変だったのです。ところがそれが翌朝には・・・

新たな問題が発生してしまったのです。

3-2.ノルウェー・リッチバックのノーバート、その5
翌朝ロンの手は二倍に膨れ上がりました。ロンはドラゴンに噛まれた事がバレるのを恐れ医務室に行くのを躊躇していました。それが昼過ぎにはそんな事は言っていられなくなりました。傷口が気持ちの悪い緑色になったのです。

どうもノーバートの牙には毒があったようなのです。その日の授業が終わった後ハリーとハーマイオニーは医務室に飛んで行きました。ドラコ・マルフォイが来て何に噛まれたのか本当の事をマダム・ポンフリーに話すと・・・

そう言ってロンを脅して来たのだそうです。ロンは「犬に噛まれた」と言ったがマダム・ポンフリーは多分信じていないと思うとロンは言うのです。ハリーとハーマイオニーはロンをなだめようとしました。ところが逆に・・・

「土曜零時!」

ハーマイオニーが「土曜日の真夜中で全て終わるわよ」と言うとロンは突然ベッドに起き上がり物凄い汗をかき始めました。今思い出したと言うのです。マルフォイが持って行った本にチャーリーの手紙が挟んだままだったと!

ハリーとハーマイオニーに答える間は与えられませんでした。マダム・ポンフリーが入って来てロンは眠らないといけないからと言って2人を病室から追い出してしまったのです。ハリーはハーマイオニーにこう告げたのでした。

「今さら計画は変えられないよ」

チャーリーにまたふくろう便を送る暇などない。さらにはノーバートを何とかする最後のチャンスでもある。たとえ危険でもやってみなくっちゃ。それにこっちには「透明マント」があるという事をマルフォイはまだ知らない。

ハグリッドの所に行くと大型ボアハウンド犬のファングが尻尾に包帯を巻かれて小屋の外にいました。ハグリッドは窓を開けて中から2人に話しかけました。ノーバートは難しい時期なので中には入れてやれないとの事でした。

それでも決して手に負えないというわけではないのだそうです。チャーリーの手紙の内容を話すとハグリッドは目に涙を一杯溜めていました。もっともノーバートがつい今しがたハグリッドの脚に噛みついたからかもしれません。

俺は大丈夫。ちょいとブーツを噛んだだけだ。ジャレてるんだ。だってまだ赤ん坊だからな。ハグリッドはノーバートはまだ赤ん坊だと言います。しかしその赤ん坊が尻尾で壁をバーンと叩き窓をガタガタ揺らしているのです。

ハリーとハーマイオニーは「一刻も早く土曜日が来て欲しい」と思いながら城へと帰って行ったのでした。

3-3.ノルウェー・リッチバックのノーバート、その6
そしてついにハグリッドがノーバートに別れを告げる時がやって来ました。ハリーたちは自分の心配で手一杯でハグリッドの事を気の毒に思う余裕はありませんでした。ハグリッドはノーバートを大きな木箱に入れていました。

長旅なのでネズミを沢山とブランデーも入れておいたんだそうです。それに淋しいといけないからテディベアの縫いぐるみも入れてやったそうです。箱の中からは何かを引き裂くような物音がしました。それはハリーには・・・

その縫いぐるみのテディベアの頭が引きちぎられる音に聞えました。ハリーとハーマイオニーが「透明マント」を木箱に被せて自分たちもその下に隠れるとハグリッドはしゃくり上げノーバートに別れの言葉を告げたのでした。

「ノーバート、バイバイだよ」

「ママちゃんは決してお前を忘れないよ」

どうやって箱を城に持ち帰ったのか2人は覚えていません。入口のホールから大理石の階段を上がり2人が息を切らしてノーバートを運ぶ間にも刻一刻と午前零時が近づいて来ます。そして一番高い塔の下の階段に着いた時でした。

突然目の前で何かが動きました。2人は危うく箱を落としそうになりました。自分たちの姿が見えなくなっている事も忘れて2人は物陰に小さくなって隠れました。その数メートル先で2人の人間が揉み合っていました。それは?

タータンチェックのガウンを着て頭にヘアネットを被ったマクゴナガル先生がドラコ・マルフォイの耳を掴んでいました。先生は声を張り上げて「罰則です!」と言いました。さらにはスリザリンから20点を減点したのでした。

先生誤解です。ハリー・ポッターがドラゴンを連れてるんです。マルフォイは事実を言っているのにマクゴナガル先生は「何というくだらない事を!どうしてそんな嘘をつくんですか!」と言って信じてくれようとはしません。

「マルフォイが罰則を受けた!歌でも歌いたい気分よ!」

2人はドラコ・マルフォイの事を笑いながら待っていました。10分も経つと箒で4人の陽気なチャーリーの友人たちが闇の中から舞い降りて来ました。そしてノーバートを引き渡す作業は無事完了したのでした。ところが・・・

2人は「透明マント」を忘れて下に降りてしまいました。そこにはフィルチが待ち受けていました。さらにはネビルも現れてグリフィンドールは一晩に「150点」を失いハリーとハーマイオニーも罰則を食らう事になったのです。

今日の最後に
このようにしてハリーたち3人が数多の障害や苦難を乗り越えてチャーリーの元に送り届けたノルウェー・リッチバック種のノーバートだったのですが、ビルとフラーの結婚式のために久しぶりに帰って来たチャーリーに・・・

ハグリッドが「ノーバートはどうしちょる?」と訊いたのに対してチャーリーは笑って「今はノーベルタって呼んでる」と答えたんですよね。何とハグリッドも驚く事にノーバートは女の子だったのです。それを聞いて・・・

ハーマイオニーが「どうして判るの?」と訊くとチャーリーは「ずっと獰猛だ」と答えたのです。ドラゴンは雄より雌のほうが「より気性が激しい」というわけなんですよね。という事はハリーたち3人が味わった苦労は・・・

より大変だったという事になりますね。(苦笑)
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