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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

1月9日が誕生日なのに加えて本シリーズの超重要人物という事で当サイトでは新年早々の年明け直後に「この人」を2週間ぶち抜きで取り上げるのが毎年恒例になっています。まず今週は去年から始めた語録集の第2弾をお届けする事にします。この年度ハリーとロンがスネイプに会ったのは学校に到着した直後の事でした。(全3項目)

3-1.もしかしたら
2年生の新学期初日。もちろんその時は知るべくもありませんでした。ハリーとロンは屋敷しもべ妖精のドビーに邪魔されてホグワーツ特急に乗り損ねたためアーサー氏のフォード・アングリアで学校に行ったというわけです。

校庭に植えられた「暴れ柳」に突っ込んでしまったので旅の途中で想像していたような凱旋には程遠い状態でした。痛いやら寒いやら傷だらけの2人はトランクの端を掴んで引きずりながら城の正面の樫の扉を目指して登りました。

「あっハリー来て。見てごらんよ。組分け帽子だ!」

扉の前の階段の下でトランクをドサッと下ろすとロンはこっそり横のほうに移動し明るく輝く窓を覗き込みました。そしてこう言ったのです。ハリーが駆け寄って2人で大広間を覗き込んでみるとハリーはある事に気づいたのです。

「ちょっと待って。教職員テーブルの席が1つ空いてる。スネイプは?」

ハリーがこう言うとロンはうれしそうに「もしかして病気じゃないのか!」と言いました。すると今度はハリーが「もしかしたら辞めたかもしれない」理由はまたしても「闇の魔術に対する防衛術」の教職を逃がしたから・・・

さらにロンはその声に熱を込め「もしかしたらクビになったかも!」と言うのです。つまり「みんなあの人を嫌がっている」だからスネイプは首になったのかもしれないとロンはそう言うのです。すると2人のすぐ背後で・・・

「もしかしたらその人は君たち2人が学校の汽車に乗っていなかった理由をお伺いしようかとお待ち申し上げているかもしれないですな」

ひどく冷たい声でこう言う人がいるのです。ハリーが振り向くと冷たい風に黒いローブをはためかせ脂っこい黒い髪を肩まで伸ばし痩せた体で土気色の顔に鉤鼻のセブルス・スネイプその人が立っていたというわけなんですよね。

3-2.研究室へ
スネイプがその口元に笑みを浮かべているのを見てハリーとロンは自分たちがこれからどんなにひどい目に遭うのかがよく判りました。スネイプに「従いて来なさい」と言われて2人は顔を合せる勇気もなく階段を上がり・・・

スネイプに従いてがらんとした玄関ホールに入りました。大広間からおいしそうな匂いが漂って来ました。しかしスネイプは2人を暖かで明るい場所から遠ざかるほうの地下牢に下りる狭い石段へと誘いました。そして・・・

「入りたまえ!」

冷たい階段の中ほどでスネイプは扉を開けその中を指差しました。2人は震えながら中に入りました。そこはスネイプの研究室でした。薄暗がりの壁の棚の上には大きなガラス容器が並べられて気色の悪い物が浮いていました。

真っ暗な暖炉には火の気もありません。扉を閉めるとスネイプは2人に向き直りました。スネイプは猫なで声で話し始めました。これこそがまさに「スネイプならここぞとばかりにやって来るだろう」という事だったのでした。

「有名なハリー・ポッターと忠実なご学友のウィーズリーはあの汽車ではご不満だった。どーんとご到着になりたい。お2人さん、それがお望みだったわけか?」

そうではありません。キングズ・クロス駅の9と3/4番線に入ろうとしたら入れなかったんですとロンが説明しようとするとスネイプはロンの言葉を途中で遮り「黙れ!」と冷たく言うと続けてこう言ったというわけなんですよね。

「あの車はどう片付けた?」

ロンは絶句しました。スネイプは人の心を読めるのでは?ハリーはこれまで何度かそう思った事がありました。しかし「何故スネイプが車の事を知っていたのか?」の理由はすぐに判りました。スネイプがそこで広げた物とは?

それは今日の「夕刊予言者新聞」でした。スネイプは「お前たちは見られていた」と言うと新聞の見出しを示して押し殺した声で「空飛ぶフォード・アングリア、訝るマグル」と読み上げた後さらに記事のほうを読み始めました。

「ロンドンで2人のマグルが郵便局のタワーの上を中古のアングリアが飛んでいるのを見たと断言した。今日昼頃ノーフォークのヘティ・ベイリス夫人は洗濯物を干している時。ピーブルズのアンガス・フリート氏は警察に通報した」

スネイプは「全部で6~7人のマグルが」と読んだ所で顔を上げるとロンに向かって一段と意地悪くほくそ笑みながら「確か君の父親はマグル製品不正使用取締局にお勤めでしたな?」と訊いて来た後にこう言い放ったのでした。

「何と、何と、捕らえてみれば我が子なり」

さらにスネイプは「我輩が庭を調査した所によれば非常に貴重な暴れ柳が相当な被害を受けたようである」とねちねち続けました。思わずロンが「あの木より僕たちのほうがもっと被害を受けた」と言い返すとスネイプは・・・

「黙らんか!」とバシッと言うとスネイプは「まことに残念至極だがお前たちは我輩の寮ではないからして2人の退校処分は我輩の決定する所ではない。これからその幸運な決定権を持つ人物たちを連れて来る」と言って・・・

「2人ともここで待て」と言うと部屋を出て行きました。10分経つとスネイプは戻って来ました。やはり一緒に来たのは真一文字に唇をギュッと横に伸ばして相当に怒っている様子のマクゴナガル先生だったというわけです。

3-3.退校処分?
マクゴナガル先生に「ご説明なさい」と言われてロンが2人を撥ねつけた駅の柵の話から始め「ですから僕たち他に方法がありませんでした」と事の事情を話すとマクゴナガル先生はハリーに向かってこう言って来たのでした。

「何故ふくろう便を送らなかったのですか?あなたはふくろうをお持ちでしょう?」

ハリーは呆然と口を開けマクゴナガル先生の顔を見つめました。言われてみれば確かにその通りです。ハリーが「思いつきもしなくて」と言ってマクゴナガル先生が「考える事もしなかったでしょうとも」と言っていると・・・

扉をノックしてますます悦に入ったスネイプの顔が現われました。そこにダンブルドア校長が立っていたからです。ハリーは体中の力が抜けるようなそんな気がしました。それはダンブルドアが深刻な表情を浮かべていたからです。

ロンが「僕たちを退校処分になさるんでしょう?」と言うとダンブルドアはロンに「今日というわけではない」と言いました。ダンブルドア校長が言うには今後再びこのような事があればそうしなくてはならないとの事でした。

「ダンブルドア校長、この者たちは未成年魔法使いの制限事項令を愚弄し貴重な古木に甚大なる被害を与えております」

スネイプはさらに言葉を続けようとしました。しかしスネイプが「このような行為はまさしく」と言った所でダンブルドアは「この少年たちの処罰を決めるのはマクゴナガル先生じゃろう」と静かに言いました。だから・・・

2人はマクゴナガル先生の寮の生徒だから彼女の責任だとダンブルドアはそう言うのです。言われたスネイプは2人が自分の部屋から連れ去られるよう渋々出て行きながらハリーとロンを毒々しい目つきで見つめたというわけです。

2人が退校処分にならなかったのは残念な事だとスネイプが思っているのは明々白々あるいは火を見るより明らかのようでした。

今日の最後に
そもそも屋敷しもべ妖精のドビーがプリベット通り4番地に来たりキングズ・クロス駅でハリーがホグワーツ特急に乗るのを邪魔したりしたのは当時仕えていたルシウス・マルフォイ氏の企みをドビーが知ったからなんですよね。

ヴォルデモート卿の凋落後もスネイプはそのルシウス氏を含めたマルフォイ家とは交流つまり付き合いがありました。スネイプもルシウス氏から聞いてドビーと同様ハリーの身に危険が迫っているのを知っていたんでしょうか?

だから今学期ハリーは学校に戻って来ないほうがいい。ついでにハリーなんか永久に戻って来なくてもいい。スネイプはそう考えてハリーを退校に追い込もうとしていたのかもしれませんね。

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