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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

一連の襲撃事件は決闘クラブの翌日に新たな犠牲者が出たと思ったらばったりと起きなくなってしまいました。ところが4ヵ月余りが経って再びスリザリンの継承者は活動を開始したのです。ハグリッドはアズカバンに送られダンブルドアは停職になりました。そしてようやくハリーとロンが怪物の正体を知った時には・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアの停職を受けて
決闘クラブの翌日にはジャスティン・フィンチ・フレッチリーと「ほとんど首なしニック」という新たな犠牲者が出てしまいました。ところがスリザリンの継承者は腰砕けになったのか?襲撃事件はぱったり起きなくなりました。

ハリーとロンはポリジュース薬を使ってスリザリン寮の談話室への潜入に成功しました。がしかし結局の所それで判ったのは「ドラコ・マルフォイはスリザリンの継承者ではない。一連の事件の犯人ではない」という事でした。

それが4ヵ月余りの空白期間を経てスリザリンの継承者は再び活動を開始したのです。事もあろうにその被害者になったのはまた2人!レイブンクローの監督生ペネロピー・クリアウォーターと何とハーマイオニーだったのです。

クラブ活動は一切禁止という事になりました。寮監のマクゴナガル先生の口からは「襲撃事件の犯人が捕まらなければ学校が閉鎖される可能性もある」という言葉まで飛び出しました。さらにそれに追い打ちをかけたのが・・・

ハグリッドはアズカバンに送られダンブルドア校長は停職になりました。ダンブルドアがいなくなった事で恐怖感がこれまでになく広がりました。医務室は面会謝絶になって誰も彼もが皆心配そうな緊張した顔をしていました。

笑い声は廊下に不自然に甲高く響き渡るのでたちまち押し殺されてしまいます。そんな中唯一1人だけ恐怖と猜疑心を思い切り楽しんでいる人物がいました。まるで自分が首席になったかのように肩を聳やかして歩いていました。

それはドラコ・マルフォイでした。一体マルフォイは何がそんなに楽しいのか?それはダンブルドアとハグリッドがいなくなって2週間ほどが経った「魔法薬学」の授業中に判りました。マルフォイはクラッブとゴイルに・・・

「父上こそがダンブルドアを追い出す人だろうと僕はずっとそう思っていた」

さらにマルフォイは・・・

スネイプに対して・・・

3-2.スネイプ校長?
マルフォイは声を潜めようともせず話していました。父上はダンブルドアがこの学校始まって以来の最悪の校長だと思っている。多分今度はもっと適切な校長が来るだろう。それは「秘密の部屋」を閉じる事を望まない誰かだ。

マクゴナガル先生は単なる穴埋めだから長くは続かないと言っている所にスネイプがやって来ました。するとマルフォイがスネイプを大声で呼び止めて「先生が校長職に志願なさってはいかがですか?」と言うではありませんか。

「これこれマルフォイ。ダンブルドア先生は理事たちに停職させられただけだ。まもなく復職なさると思う」

「校長に」とマルフォイに言われてスネイプは薄い唇がほころぶのを押さえ切れないようでした。にんまりしてマルフォイは「さぁどうでしょうね」と言うとさらにスネイプに対してこう言って最高の賛美の言葉を言いました。

「先生が立候補なさるなら父が支持投票すると思います。僕が父にスネイプ先生がこの学校で最高の先生だと言いますから」

マルフォイにこう言われてスネイプは薄笑いしながら地下牢教室を闊歩しました。幸いな事にシェーマス・フィネガンが大鍋にゲーゲーと吐く真似をしていた事には気づきませんでした。マルフォイはさらにしゃべり続けました。

「穢れた血」の連中がまだ荷物をまとめていないのには驚くねえとか。次のは死ぬ。金貨で5ガリオン賭けてもいいとか。最後にマルフォイはハーマイオニーじゃなかったのは残念だなどと言うので当然ロンが激怒して・・・

ロンは勢いよく椅子から立ち上がりマルフォイに近づこうとしました。がしかしその時終業ベルが鳴って他の生徒たちが大急ぎでカバンや本を掻き集める騒ぎの中で誰にも気づかれずに済んだのでした。そしてスネイプは・・・

「急ぎたまえ。薬草学のクラスに引率していかねばならん」

ハーマイオニーとペネロピー・クリアウォーターが襲われた後は次の教室まで先生が引率して行く事になっているのでスネイプはこう言いました。列の最後に並んだのはハリーにロンにディーン・トーマスでした。ロンは・・・

「構うもんか。杖なんかいらない。素手でやっつけてやる」などと言って抵抗していました。がしかしスネイプが生徒を城から外に送り出し野菜畑を通って温室に向かう時にはやっと諦めて手を放しても暴れなくなったのでした。

3-3.何と適任者が
それはついにハリーとロンが「秘密の部屋」の怪物が毒蛇の王バジリスクだと知ったその時でした。それを知らせようと職員室に駆けつけた2人だったのですが、それと時を同じくしてその部屋に連れ去られて行ったのが・・・

「ジニー・ウィーズリー」

とっさに隠れた洋服掛けの陰でハリーはロンが声もなく崩れ落ちるのを感じました。マクゴナガル先生が「全校生徒を明日帰宅させなければいけない」と話していると職員室の扉が再び開いてロックハートが入って来たのでした。

何とロックハートはにっこりと微笑んでついウトウトとして聞き逃してしまったと言うのです。他の先生方がどう見ても憎しみとしか思えない目つきで自分を見ている事にもロックハートは気づいていないようでした。すると!

「何と適任者が」

スネイプが!

「まさに適任だ。ロックハート、女子学生が怪物に拉致された。秘密の部屋そのものに連れ去られた。いよいよあなたの出番が来ましたぞ」

こう言われてロックハートは血の気が引いていました。しかしスプラウト先生が「その通りだわ。昨夜でしたわね。確か秘密の部屋への入口がどこにあるかとっくに知っているとおっしゃったのは?」とスネイプを援護しました。

ロックハートはわけの分らない言葉を口走っていました。そこにさらにフリットウィック先生が「そうですとも。部屋の中に何がいるか知っていると自信たっぷりに私に話しませんでしたか?」と言って追い打ちをかけました。

「言いましたか?覚えていませんが」と言うロックハートにスネイプが「我輩は確かに覚えておりますぞ。ハグリッドが捕まる前に自分が怪物と対決するチャンスがなかったのは残念だとかおっしゃいましたな」と言いました。

さらにスネイプは「何もかも不手際だった。最初から自分の好きなようにやらせて貰うべきだったとか?」とも言ったのでした。ロックハートは石のように非情な先生方の顔を見つめました。そしてマクゴナガル先生が・・・

「それではギルデロイあなたにお任せしましょう。今夜こそ絶好のチャンスでしょう。誰にもあなたの邪魔をさせはしませんとも。お1人で怪物と取り組む事ができますよ。お望み通り。お好きなように」

ロックハートは絶望的な目で周りを見つめていました。がしかし誰も助け舟を出そうとはしません。ロックハートは「部屋に戻って支度をします」と言って逃げて行ったのでした。それを見届けた後にマクゴナガル先生は・・・

「これで厄介払いができました」とおっしゃったのでした。

最後に
ドラコ・マルフォイに「先生が校長に」と言われて薄笑いを浮かべつつもスネイプはダンブルドアは停職しただけだからまもなく復職されると言っていました。この時ハリーは復職するなんてスネイプが言っているのは・・・

私たち読者も口先だけだろうと思っていたんでしょうが実は本音だったんですよね。それにしても職員室に遅れて入って来たロックハートに対し「何と適任者が」と言ったスネイプの一言は絶妙かつ痛快と言うしかありませんね。

改めて感心しました。(笑)

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