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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

母親に似ているのは目だけでそれ以外は父親と瓜二つというハリーはスネイプにとっては憎くて堪らない存在でした。そんなハリーがシリウス逃亡の手助けをしたので前にも増してその憎悪を募らせたスネイプだったのですが再びシリウスと会う事になったのでした。2人を引き合わせたのは?(全3項目)

3-1.前にも増して
目だけは母親のリリーそっくりなもののそれ以外は父親のジェームズに瓜二つというハリーはスネイプにとってはホグワーツ魔法魔術学校の大広間に一歩足を踏み入れたその瞬間からもう憎くて堪らない存在だったみたいですね。

それだけではありません。入学して早々にマクゴナガル先生によってクィディッチのグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢されたハリーはデビュー戦でスニッチを取っていきなりスリザリンに黒星をつけてくれたのです。

それ以降も車を飛ばして「暴れ柳」に突っ込んだり許可証にサインを貰っていないのにホグズミード村に行ったりともう悪行三昧のハリーはスネイプから見れば「何と父親に似て傲慢な奴なんだ」という所のようなんですよね。

そのためハリーがスネイプを嫌っているのに負けず劣らずスネイプのほうもハリーを憎んでいました。さらに3年生の学期末にハリーがスネイプのその大きな鼻先からシリウスを逃がすのに手を貸した事でハリーに対する・・・

これ以上強くなりようがないはずのスネイプの憎しみが一層ひどくなる事になってしまいました。その事が他校の生徒や関係者の前で本来なら自分の学校の生徒を庇うはずの場面でスネイプがハリーを非難する事になったのです。

それは10月31日の夜に起こりました。

3-2.ハリーが代表選手に選ばれて
ウィーズリー家でも夫妻に長男のビルに次男のチャーリーそれに三男でホグワーツを卒業して魔法省の国際魔法協力部に配属されたパーシーは既にもう知っていました。つまり知らなかったのは在校生だけだったというわけです。

ハリーたち在校生がそれを知ったのは新学期初日の9月1日の事でした。ダンブルドア校長の口から今学期ここホグワーツに於いて百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催されるとの発表がされたのでした。ところが・・・

キングズ・クロス駅でウィーズリーおばさんが「規則が変わって本当に良かった」と言っていたのです。優勝賞金一千ガリオンと聞いてフレッドは「これで悪戯専門店の開業資金が手に入る」と顔を輝かせていたのですが・・・

この事を告げた後ダンブルドアは少し声を大きくしなければなりませんでした。それを聞いて怒り出した生徒が何人か騒ぎ出したからです。つまり今回の代表選手には「17才以上」という年齢制限が設けられる事になったのです。

この事は関係者各位がいかに予防措置を取っても試合の種目が難しく危険である事から必要な物と判断されからなのだそうです。5年生以下の生徒が課題をこなせるとは考えにくい。この決定を受けダンブルドアがした事とは?

公明正大なる選考の審査員「炎のゴブレット」の周囲に年齢線を引いて17才未満の人が近づけないようにしたのです。来年の4月に17才になるフレッドとジョージは老け薬を飲んで果敢に挑戦したのでした。がやはり駄目でした。

ところが3人の代表選手が決まってダンブルドアが締めくくりの言葉を言っているその時でした。ダンブルドアが突然言葉を切りました。何がダンブルドアの気を散らせたのか?それはその場にいた誰の目にも明らかな事でした。

「炎のゴブレット」が再び赤く燃え始めたのです。火花が迸り空中に炎が伸び上がりその舌先にまたしても羊皮紙を載せています。ダンブルドアは手にした羊皮紙に書かれた名前を暫くの間はそのままじっと見つめていました。

そして読み上げました。

「ハリー・ポッター」

ボーバトンの校長マダム・マクシームにダームストラングの校長のカルカロフは揃ってダンブルドアにホグワーツの代表選手が2人とはどういう事なのか?と非難の言葉を浴びせました。するとスネイプがこう言い放ったのです。

「誰の咎でもない。ポッターのせいだ。カルカロフ」

さらにスネイプは・・・

「ポッターが規則は破るものと決めてかかっているのをダンブルドアの責任にする事はない。ポッターは本校に来て以来、決められた線を越えてばかりいるのだ」

スネイプは暗い目を底意地悪く光らせながら低い声でこう言ったのでした。ダンブルドアがきっぱりと「もう良い」と言ったのでスネイプは黙って引き下がりました。しかしその目は相も変わらず毒々しく光っていたのでした。

ダンブルドアはハリーに「君は炎のゴブレットに名前を入れたかね?」と静かに訊きました。その場にいる全員が自分をしっかり見つめている事を十分に意識しながらハリーは「いいえ」と答えました。しかしスネイプは・・・

スネイプは薄暗がりの中で「信じるものか」とばかりにイライラと低い音を立てたのでした。それはほんの数ヵ月前の事だったんですよね。ハリーがシリウスの逃亡に手を貸した事が念頭にあったからというわけなんですよね。

3-3.医務室にて
そんなスネイプが今度はダンブルドアが間に入ってシリウスと学校の医務室で会う事になったのでした。ダンブルドアは犬の姿のシリウスにこう呼びかけてシリウスをスネイプとウィーズリーおばさんに引き合わせたのでした。

「さてそこでじゃ。ここにいる者の中で2名の者が互いに真の姿で認め合うべき時が来た。シリウス普通の姿に戻ってくれぬか」

シリウスが人間の姿に戻るとウィーズリーおばさんは驚いてベッドから飛び退きシリウスを指差して金切り声で「シリウス・ブラック!」と叫びました。がしかしロンが「静かにして!大丈夫だから!」と声を張り上げました。

一方スネイプは叫びもせず飛び退きもしませんでした。が怒りと恐怖の入り交じった表情でした。スネイプに負けず劣らず嫌悪の表情を見せているシリウスを見つめながら「こやつ!」と言って唸ったのでした。そして・・・

「奴が何でここにいるのだ?」

ダンブルドアがスネイプとシリウスを交互に見ながら「わしが招待したのじゃ」と言いました。ダンブルドアは自分は2人とも信頼している。そろそろ2人とも昔のいざこざは水に流して互いに信頼するべきだとそう言うのです。

ハリーは「ダンブルドアはほとんど奇跡を願っている」と思いました。1年前にも「叫びの屋敷」で凄まじいばかりの2人の怨念を見ているからです。今も2人は「これ以上ない」というぐらい憎しみの表情で睨み合っています。

そこでダンブルドアは声に苛立ちを滲ませながら「妥協するとしよう」と言いました。あからさまな敵意を暫く棚上げにするという事でもよい。握手するのじゃ。君たちは同じ陣営なのだから。それに時間がない。さらに・・・

ダンブルドアは「真実を知る数少ない我々が結束して事に当たらなければ望みはない」と言ったのでした。こう言われて2人は互いの不幸を願っているかのように睨み合いながらもゆっくりと歩み寄ってようやく握手をしました。

そしてあっという間に手を離しました。ダンブルドアは2人の間に立ち「当座はそれで十分じゃ」と言ったのでした。2人にとってはほんの一瞬の時間だけ手を握り合う事さえ著しく耐え難い苦行という事のようですね。(苦笑)

今日の最後に
ハリーが代表選手になった直後の「魔法薬学」の授業の時にスネイプはハリーに対していつにも増して理不尽な振る舞いをして来ました。その挙句にスネイプは毒薬の解毒剤の実験台にハリーを指名しようとしていたんですよね。

結局この時ハリーは「杖調べ」の儀式に呼ばれて何とか難を逃れました。しかし今にして思えばスネイプにはシリウスを逃がすなんて事をしたのだからハリーが報いを受けるのは当然だという思いがあったのかもしれませんね。

それはハリーの手助けをしたハーマイオニーもまた同罪だ。だからゴイルとは違って「医務室へ」とは言わなかったんでしょうね。

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