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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

君たちは同じ陣営なのだから。真実を知る数少ない我々が結束して事に当たらなければ望みはない。ダンブルドアにこう説得されて握手をしたスネイプにシリウスだったのですが、残念ながら2人とも「だからと言って何もかも棚上げになどできようか」という事のようですね。(全3項目)

3-1.苛立つシリウス
ヴォルデモート卿が復活して不死鳥の騎士団が再結成されスネイプとシリウスもその一員になりました。ダンブルドアに「真実を知る数少ない我々が結束しなければ望みはない」と言われて握手をした2人だったのですが・・・

学校の医務室で別れてからハリーがシリウスと再会する事ができたのはハリーがロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入った時でした。シリウスはこの1ヵ月というものここに缶詰なのだそうです。

それは魔法省がまだシリウスを追っているからとの事でした。さらにはワームテールがもう話してしまっただろうからヴォルデモートは自分が「動物もどき」だと知っているだろう。だからこの変装も役に立たないのだそうです。

騎士団のために私ができる事はほとんどない。少なくともダンブルドアはそう思っている。ダンブルドアの名前を口にする時シリウスの声が僅かに曇りました。それがシリウスもダンブルドアに不満がある事を物語っていました。

名付け親のシリウスに熱い気持ちが込み上げて来たハリーは励ますように「でも少なくとも何が起きているかは知っていたでしょう?」と言いました。しかしむしろシリウスにとってはそれが逆効果の言葉だったようなのです。

シリウスは自嘲的な言い方で「ああそうとも」と言いました。スネイプの報告を聞いてあいつが命を懸けているのに私はここでのうのうと居心地よく暮らしているなんて嫌味な当て擦りをたっぷり聞いてとシリウスは言うのです。

さらには「大掃除は進んでいるかなんて奴に訊かれて」ともシリウスは言ったのでした。ハリーが「大掃除って?」と訊くのに対してシリウスは手を振るようにして今いる厨房全体を指すとハリーにこう答えたというわけです。

「ここを人間が住むのにふさわしい場所にしている」

ここにはシリウスのお母さんが死んでからの十年間というもの年寄りの屋敷しもべ妖精以外は誰も住んでいなかった。その屋敷しもべ妖精はひねくれていて全く掃除をしていなかったのだそうです。シリウスにしてみれば・・・

何でそんな事をスネイプに言われなきゃいけないんだという事でなおさら苛立ちが募るというわけなんですよね。

3-2.厨房に下りて行くと
不死鳥の騎士団のメンバーは学校を卒業した17才以上の魔法使いで構成されているそうです。そのためヴォルデモート復活時はまだ15才のハリーは入る事ができない。そのため騎士団の会議に顔を出す事も不可能というわけです。

そういう事なので普段ハリーは学校の授業以外の時にスネイプと会う機会はないというわけです。ところがクリスマス休暇の最終日にウィーズリーおばさんがやって来てスネイプ先生が話があるので厨房に来てくれと言うのです。

ハリーは恐怖で口があんぐりと開きました。ハリーが見るとその場にいたロンにハーマイオニーそれにジニーもまた口を開けてハリーを見つめ返しています。ハリーが思わず「スネイプ?」と言うとおばさんは返す言葉で・・・

「スネイプ先生ですよ」とたしなめました。長くはいられないので早く来て欲しいとの事でした。それからすぐにハリーが厨房の扉を開けるとそこにスネイプとシリウスがいました。2人は長テーブルに座っていましたが・・・

目を背けて反対方向を睨みつけています。互いの嫌悪感で重苦しい沈黙が流れていました。ハリーは「あのー」と言って到着した事を告げました。するとスネイプが振り向いてハリーに「座るんだ」と言いました。そこで・・・

「いいかスネイプ。ここで命令を出すのはご遠慮願いたいですな。何しろ私の家なのでね」

シリウスは椅子ごとそっくり返り椅子を後ろの二本脚だけで支えながら天井に向かって大声でこう言ったのでした。スネイプの血の気のない顔に険悪な赤みがさっと広がりました。ハリーはシリウスの脇の椅子に腰を下ろし・・・

テーブル越しにスネイプと向き合いました。スネイプは毎度お馴染みの嘲りで口元を歪ませながらハリーに「我輩は君1人だけと会うはずだった」と言いました。そこで続けて「ブラックが」と言葉を続けようとした所で・・・

シリウスは一層大きな声で「私はハリーの名付け親だ」と言ったのでした。シリウスが声を大きくして行くのとは全く反対にスネイプの声は低く不愉快になっていました。しかしここでスネイプの反撃が始まったというわけです。

スネイプはシリウスに「良かったらどうぞいてくれたまえ。気持ちは判る。関わっていたいわけだ」と言いました。シリウスはそっくり返していた椅子を元に戻しスネイプに「何が言いたいんだ?」と言葉を返しました。すると?

それに対してスネイプは「別に他意はない。君はきっとイライラしているだろう。何も役に立つ事ができなくて」と言った後に言葉を微妙に強調して「騎士団のためにね」と言ったのでした。今度はシリウスが赤くなる番でした。

ここでスネイプはハリーに今日何のためにグリモールド・プレイス12番地に来たのかの目的を告げました。我輩はダンブルドアの命でここに来た。校長が君に伝えるようにと我輩をよこしたのだ。校長は来学期ハリーに・・・

「閉心術を学ぶ事をお望みだ」

閉心術とは外部からの侵入に対して心を防衛する魔法なのだそうです。世に知られていない分野の魔法だが非常に役に立つそうです。でも僕はヴォルデモートに取り憑かれていない。何故そんな魔法を学ばなきゃいけないんだ?

その疑問に対してスネイプは「校長がそうするのが良いとお考えだからだ」と説明しました。一週間に一度個人教授を受ける。しかしその事は誰にも言うな。特にドローレス・アンブリッジには言うなとスネイプは言うのです。

ところがここで問題になったのが「誰が教えてくれるのか?」という事でした。その問いにスネイプは「我輩だ」と答えたのです。スネイプと課外授業?どうして僕がそんな目に遭わなきゃいけないんだ?そこでハリーが・・・

助けを求めてシリウスのほうを見るとシリウスはどうしてダンブルドアが教えないんだ?何で君なんだ?と噛み付いたのでした。するとスネイプは「あまり喜ばしくない仕事を委譲するのは校長の特権なのだろう」と答えました。

それはスネイプも「我輩だって好きでこの仕事をするわけではない」という事のようでした。スネイプは続けて「言っておくが我輩がこの仕事を懇願したわけではない」と言ったのでした。そしてスネイプは立ち上がると・・・

月曜日の夕方6時に我輩の研究室に来るのだ。誰かに訊かれたら魔法薬の補習だと言え。我輩の授業での君を見た者なら補習の必要性を否定しないだろう。そう告げるとスネイプは旅行用のマントを翻して帰りかけたのでした。

するとそこでシリウスが・・・

3-3.話が終わった所で
シリウスは椅子に座り直すと「ちょっと待て」と言いました。するとスネイプは顔だけを2人に向けせせら笑いを浮かべながら我輩はかなり急いでいる。君と違って際限なく暇なわけではないと皮肉混じりの言葉を返しました。

そこでシリウスは立ち上がりながら「では要点だけ言おう」と言いました。もし君が「閉心術」の授業を利用してハリーを辛い目に遭わせていると聞いたら私が黙っていない。つまりスネイプに釘が刺したかったというわけです。

ハリーはその時スネイプがマントのポケットの中で杖を握った事に気づきました。スネイプは嘲るように「泣かせる事よ」と言った後さらにハリーが父親にそっくりな事に気づいているだろうね?とシリウスに言葉を返しました。

シリウスは誇らしげに「ああその通りだ」と答えました。しかしこの2人の間ではハリーが父親似だという事に対する認識と評価に相当な開きがあるというわけです。この後スネイプはハリーが父親似だという事について・・・

「さてそれなれば判るだろうがこいつの傲慢さと来たら批判など端から受けつけぬ」

スネイプはこうさらりと言いました。シリウスは荒々しく椅子を押し退けテーブルを回り込むと杖を抜いてつかつかとスネイプのほうに進みました。スネイプも「そんな事は百も承知」とばかりに杖を取り出したというわけです。

2人は真正面から向き合いました。シリウスはカンカンに怒っていてハリーが大声で名前を呼んでも聞えていないようでした。シリウスはダンブルドアが改心したなどと言っても知った事じゃない。私のほうがよく判っている。

するとスネイプは「それならどうしてダンブルドアにそう言わんのかね?」と言い返しました。そしてダンブルドアが言い分を聞こうとしないのはシリウスが母親の家に6ヵ月も隠れているからだとスネイプはそう言うのです。

ところでこのごろルシウス・マルフォイはどうしてるかね?自分のペット犬がホグワーツで教えているという事でさぞかし喜んでいるだろうね?と言うシリウスに対してスネイプは「犬と言えば」と言って昨年の9月1日に・・・

シリウスがハリーに付き添ってキングズ・クロス駅に行った事を持ち出して来て「ルシウス・マルフォイが君に気づいた事を知っているかね?上手い考えだったな」と言ってみせたのでした。これで鉄壁の口実ができたと・・・

隠れ家から今後一切出ないという理由ができたとスネイプはシリウスに言い放ちました。私を臆病者呼ばわりするのかと怒るシリウスにスネイプはそういう事だと答えました。シリウスは2人の間に立っているハリーに・・・

「そこを退け!」と吼えるように言うとハリーを杖を持っていないほうの手で押し退けようとしました。すると厨房の扉が開いて家族とハーマイオニーを引き連れたウィーズリーおじさんが入って来たのです。そのために・・・

思いがけなく大勢の目撃者が入って来たためスネイプもシリウスも正気を取り戻したようです。スネイプは杖をポケットに収めると素早く厨房を横切りウィーズリー一家の脇を物も言わずに通り過ぎて行きました。そして・・・

厨房の扉の所で振り返り・・・

「ポッター、月曜の夕方、6時だ」

そしてスネイプは去って行きました。

今日の最後に
そしてふくろう試験の最終日にハリーは「シリウスがヴォルデモートに捕まって魔法省の神秘部にいる!」と思い込んで、ロンにハーマイオニーさらにはネビルにジニーにルーナを引き連れてロンドンに行ってしまったのでした。

スネイプはそれを察して何人かの騎士団のメンバーに知らせました。ところがスネイプが「ダンブルドアが間もなく本部に行くから残るように」と言ったのにも関わらずシリウスは魔法省に行ってしまったのです。そして・・・

そこで帰らぬ人となってしまいました。結局スネイプとシリウスは真の和解をする事なくシリウスが死んでしまったのでした。

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