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どこにでも首を突っ込みたがるロックハートはハグリッドにも余計なお節介を焼いたようです。そのためハグリッドが珍しくもホグワーツの先生を批判してハリーを驚かせる事になりました。ハグリッドが言うには他には誰もいなかったのだそうです。縁起が悪くて誰もやろうとしない。だからロックハートが・・・(全3項目)

3-1.初授業
ギルデロイ・ロックハートは初授業の冒頭でいきなり3ページ54問に渡るミニテストを実施して来ました。生徒たちが自身の本を「どのぐらい読んでいるのか?」をチェックするためなのだそうです。時間は30分との事でした。

30分後ロックハートは答案を回収してクラス全員の前でパラパラとそれをめくりました。最後の質問の誕生日の理想的な贈り物は「魔法界と非魔法界のハーモニー」なんだそうです。しかしロックハートはそう言った上で・・・

オグデンのオールド・ファイア・ウィスキーの大瓶でも断りはしないそうです。ロックハートはもう一度生徒全員に悪戯っぽくウインクをしました。ロンは「もう呆れて物が言えない」という表情でロックハートを見ていました。

前列にいたシェーマス・フィネガンとディーン・トーマスは声を押し殺して笑っています。ところがハーマイオニーはロックハートの言葉にうっとりと聞き入っていてロックハートが自分の名前を口にしたのでビクッとしました。

ロックハートが答案用紙を裏返し「満点です!ミス・ハーマイオニー・グレンジャーはどこにいますか?」と言うとハーマイオニーが挙げた手は震えていました。ロックハートはこれでグリフィンドールに10点を与えたのでした。

ミニテストが終わって授業という事になりロックハートは机の後ろに屈み込んで覆いのかかった大きな籠を持ち上げると机の上に置きました。それこそが「捕らえたばかりのコーンウォール地方のピクシー小妖精」だったのです。

ロックハートが籠の戸を開けると教室は上を下への大騒ぎになりました。ピクシー小妖精はロケットのように四方八方に飛び去りました。数匹は窓ガラスを突き破って飛び出し後ろの席の生徒にガラスの破片の雨を浴びせました。

教室に残ったピクシーの破壊力は凄まじさを極めていました。インク瓶を掴んでインクを振り撒くわ本やノートを引き裂くわ壁から写真を引っ剥がすわゴミ箱は引っくり返すわで数分後生徒の半分は机の下に避難していました。

「さあさあ。捕まえなさい。捕まえなさいよ。たかがピクシーでしょう」

ロックハートはこう叫んだ後に腕まくりをして杖を振り上げ「ペスキピクシペステルノミ!ピクシー虫よ去れ!」と大声を出しました。ところが何の効果もありません。さらにロックハートはピクシーの一匹に杖を奪われ・・・

ロックハートもまた机の下に避難してしまいました。一秒遅かったら天井からシャンデリアごと落ちて来たネビルに危うく押しつぶされる所でした。終業ベルが鳴ると生徒たちは一斉に出口に殺到しました。結局最後に・・・

ピクシー小妖精を籠に戻したのはハリーたち3人でした。ロックハートは後始末を3人に押し付けて逃げて行ってしまったのでした。

3-2.ハグリッドも見抜いていた?
どこにでも首を突っ込みたがるロックハートはハリーたち3人が学期に入って最初の土曜日にハグリッドの小屋を訪れた時にもそこにいました。小屋の扉が開いて中から出て来たのが薄い藤色のローブを着たロックハートでした。

ハリーは「早く、こっちに隠れて」と言うと脇の茂みにロンを引っ張り込みました。ハーマイオニーは渋々という感じで従いました。ロックハートは「やり方さえ判っていれば簡単な事ですよ」とハグリッドに言っていました。

「助けて欲しい事があればいつでも私の所にいらっしゃい!私の著書を一冊進呈しましょう。まだ持っていないとは驚きましたね。今夜サインをしてこちらに送りますよ。ではお暇しましょう!」

ロックハートはこう言うと城のほうにさっそうと歩き去って行きました。ハリーはロックハートの姿が見えなくなるまで待つとロンを茂みの中から引っ張り出しハグリッドの小屋の戸口まで連れて行くと慌しく戸を叩きました。

ハグリッドはすぐに出て来ました。不機嫌な顔をしていましたが来たのがハリーたちだと知った途端にパッと顔を輝かせました。いつ来るんかと待っとった。ハグリッドはまたロックハート先生が来たんかと思ったんだそうです。

ハリーが「ロックハートは何の用だったの?」と訊くとハグリッドは唸るように「井戸の中から水魔を追っ払う方法を俺に教えようとしてな」と答えました。まるでハグリッドがそれを知らないかのような言い方だったようです。

その上ロックハートは自分が泣き妖怪とか何とかを追っ払った話を散々ぶち上げていたそうです。ハグリッドは言っている事が1つでも本当なら「へそで茶を沸かしてみせる」とまで言ってロックハートの事を批判したのです。

ホグワーツの先生を批判するなんて全くらしくない事をするのでハリーは驚いてハグリッドを見つめました。ハーマイオニーは普段より上ずった声で反論しました。それって少し偏見じゃないかしら。ダンブルドア先生は・・・

あの先生が一番適任だとお考えになったんだしと言うハーマイオニーに対してハグリッドは「他には誰もいなかったんだ」とそう言うのです。闇の魔術の先生をする者を探すのが難しくなっている。誰も進んでやろうとはしない。

みんな「この仕事は縁起が悪い」と思い始めたとハグリッドは言うのです。ここのところ長続きした者はいない。実はハリーたちは後に知る事になるのですがハグリッドはもっともっと長い間この科目の先生が1年おきに・・・

「闇の魔術に対する防衛術」の先生が代わって行くのを見続けているんですよね。

3-3.罰則で
昼食の時間になったのでハリーたちはハグリッドにさよならを言うと城に戻りました。玄関ホールに入るとマクゴナガル先生が厳しい表情で3人のほうに歩いて来てハリーとロンに「処罰は今夜になります」と告げたのでした。

ロンがマルフォイにかけようとして杖が逆噴射して自分にかけてしまったナメクジゲップの呪いを何とか押し殺しながら「僕たち何をするんでしょうか?」と訊くとマクゴナガル先生は2人別々に罰則をすると告げたのでした。

ロンは管理人のフィルチと一緒にトロフィー・ルームで魔法禁止の銀磨き。ハリーのほうはロックハート先生がファンレターに返事を書くのを手伝う作業との事でした。ロックハート先生はハリーを特にご指定なのだそうです。

ハリーとロンはがっくりと肩を落としうつむきながら大広間に入って行きました。2人は揃って「自分のほうが最悪の貧乏くじを引いた」と思っていました。重い足を引きずってハリーがロックハートの部屋に到着すると・・・

ロックハートがにこやかにハリーを見下ろし「おや悪戯坊主のお出ましだ!」と言うと中に入るように言いました。壁には額入りのロックハートの写真が数え切れないほど飾ってあり沢山の蝋燭に照らされて明るく輝いていました。

ロックハートはこんな素晴らしいもてなしはないだろうと言わんばかりに「封筒に宛名を書かせてあげましょう!」と言いました。時間はのろのろと過ぎました。ハリーは「うー」とか「えー」とか「はー」と言いながら・・・

ロックハートの声を聞き流していました。もう千枚目の封筒じゃないか?あるいはそろそろ帰ってもいい時間のはずだと思いながらハリーが痛む手を動かし宛名を書いていると骨の髄まで凍らせるような息が止まるような・・・

氷のように冷たい声が聞こえて来ました。ハリーは思わず飛び上がって書いていた封筒にライラック色の沁みをつけてしまいました。ところがロックハートは唖然としてハリーを見るばかりでそんな声は聞こえないと言うのです。

罰則が終わったのは夜中の12時前でした。ロックハートが言うには「信じられませんね。矢のように時間が経ちました」との事でした。4時間近くも拘束しておいて最後にロックハートがハリーに言ったのはこんな言葉でした。

「処罰を受ける時。いつもこんなにいい目に遭うと期待してはいけないよ」

今日の最後に
今回改めてギルデロイ・ロックハートの初授業の場面を読み返してみて非常に不思議に思ったのは「ロックハートは一体どうやって籠一杯のコーンウォール地方のピクシー小妖精を手に入れたんだろう?」という事なんですよね。

あの貧弱な魔法力ではロックハート自身が手に入れたとは到底考えられません。やはり誰かが捕獲したのをロックハートが横取りしたんでしょうね。それ以降の授業ではロックハートは生き物を持って来る事はありませんでした。

それはただ単に「横取りする生き物が見つからなかった」だから持って来なかったという事なんでしょうね。
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