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解雇をされた屋敷しもべ妖精が新しい職を得るのは本当に難しい。ドビーは仕事を探して国中を旅したそうです。しかし仕事は見つかりませんでした。それは他の屋敷しもべ妖精なら決して口にしない事をドビーが言ったからだったのです。そうこうしている内にウィンキーも自由になった事が判って・・・(全3項目)

3-1.紅茶を一杯
ウィンキーが激しく泣くのとは対照的にドビーのほうは逆にハリーに笑顔を見せました。そしてウィンキーの泣き声に負けないぐらいの大きなキーキー声で「ハリー・ポッターは紅茶を一杯お飲みになりますか?」と訊きました。

ハリーがためらいがちに「あ-うん。オッケー」と言うと6人ぐらいのしもべ妖精がハリーの背後から小走りにやって来ました。ハリーたち3人のために大きな銀の盆に載せてティーポットに3人分のティーカップさらには・・・

ミルク入れに大皿に盛ったビスケットを持って来ました。ロンが感心したように「サービスがいいなあ!」と言うとハーマイオニーはロンを睨みましたがしもべ妖精たちは全員がうれしそうで深々と頭を下げながら退きました。

ドビーが紅茶の給仕を始めた時ハリーはドビーに「いつからここにいるの?」と訊きました。ハリーのその問いに対してドビーはうれしそうに「ほんの一週間前でございます。ハリー・ポッターさま!」と答えたんですよね。

そしてドビーは何故自分はウィンキーと共にここホグワーツで働く事になったのか?の説明を始めたのでした。

3-2.ドビーの物語、その1
ドビーはダンブルドア校長先生の所に来たのでございます。ドビーが言うにはお判りいただけると存じますが解雇をされた屋敷しもべ妖精が新しい職を得るのは難しい。本当に難しいとの事でした。ドビーがこう言うと・・・

ウィンキーの泣き声は一段と激しくなりました。つぶれたトマトのような鼻から鼻水がボタボタと垂れました。がしかしウィンキーは止めようともしません。ウィンキーが泣き叫ぶ中でもドビーの話はまだまだ続いたのでした。

ドビーは仕事を探して国中を旅したそうです。しかし仕事は見つかりませんでした。何故かと云えばその原因はドビーはお給料が欲しかったからなんだそうです。すると興味津々で見つめ聞き入っていたしもべ妖精たちが・・・

ドビーの「お給料が欲しかった」の一言で全員が顔を背けました。それはまるでドビーが何か無作法で恥ずかしい事を口にしたかのようでした。しかしハーマイオニーはそれとは逆に我が意を得たりとばかりにドビーに・・・

「その通りだわ!」と言いました。ドビーは歯が見えるほどの笑顔を浮かべてハーマイオニーに「お嬢さま、ありがとうございます!」と言いました。しかし残念な事に大多数の魔法使いはそんな屋敷しもべ妖精を欲しがらない。

給料を要求するなんて「それじゃ屋敷しもべにならない」と言うのだそうです。そしてドビーの鼻先で扉をぴしゃりと閉めてしまう。ドビーは働くのが好き。自由も好きです。でも服を着たいし給料も貰いたい。すると・・・

ホグワーツの屋敷しもべ妖精たちはドビーがまるで伝染病か何かを持っているかのようにドビーからじりじり離れ始めました。ウィンキーはその場から離れませんでした。しかしその代わり明らかに泣き声の音量が上がりました。

それはきっとウィンキーは思い出したくない事を思い出したからだと私はそう思いますね。その事をドビーが口にしたのです。ドビーはウィンキーを訪ねそして自分と同様ウィンキーも自由になった事を知ったというわけです。

そこでドビーが思いついた事とは?

3-3.ドビーの物語、その2
ウィンキーもまた自由になった事が判った。ドビーはその事をうれしそうに言いました。がしかしウィンキーは椅子から身を投げ出し石畳の床に突っ伏してこぶしで床を叩きながら惨めさに打ちひしがれて泣き叫んだのでした。

ハーマイオニーが急いでウィンキーの横にひざまずき慰めようとしましたが何を言っても全く無駄でした。ウィンキーの泣き声を凌ぐ甲高い声を張り上げドビーの物語は続きました。ウィンキーが自由になった事を知って・・・

その時ドビーは「自分とウィンキーと一緒の仕事を見つけたら?」と思いつきました。ドビーがそう言うとウィンキーは「しもべ妖精が2人も働けるほど仕事のある所がありますか?」と言うのです。そこでドビーは考えました。

そしで思いついたのです。ホグワーツだ!そこでドビーとウィンキーはダンブルドア校長先生に会いに来ました。このような経緯でダンブルドア校長先生はドビーとウィンキーの2人を雇う事になったというわけなんですよね。

こうして新しい勤め口が見つかった。しかもウィンキーと一緒に働く事ができるようになったといううれしさでドビーのその目には再びうれし涙が溢れたのでした。さらにはその事をハリーに報告できたというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーが2年生の時ドビーはハリーがホグワーツに戻ったと聞かされてひどく驚き、それがためにご主人様の夕食を焦がしてしまったんだそうです。そのためかつて今まで経験がないほどひどく鞭打たれてしまったのだそうです。

という事はドビーは日常的に「鞭打たれていた」つまり酷い虐待を受けていたというわけです。だからドビーが「自由になりたい!」という思いを抱いたのは至極当然というわけです。しかしそれに比べてウィンキーのほうは?

バーテミウス・クラウチ氏を含めたクラウチ家の人たちは決して屋敷しもべ妖精を虐待したり残酷な仕打ちをしたりする事はなかった。したがってウィンキーも「自由になりたい」などとは一度も思わなかったというわけです。

私はドビーのように残酷な仕打ちを受けていた屋敷しもべ妖精は少数派だと思います。そのため「自由になりたい!」と願っているのも少数派というわけです。ハーマイオニーは極端な所しか見ていないというわけなんですよね。
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