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大多数の魔法使いは「それでは屋敷しもべにならない」と言って給料を要求する屋敷しもべ妖精を欲しがらない。ところがそれがダンブルドア校長先生は違ったとドビーは言うのです。ダンブルドア校長先生は「ドビーがそう望むなら」とお給料を払うと言ってくださったんだそうです。こうしてドビーは・・・(全3項目)

3-1.自由な屋敷妖精に
大多数の魔法使いは給料を要求する屋敷しもべ妖精を欲しがらない。それでは屋敷しもべにならないと言ってその鼻先で扉をぴしゃりと閉めてしまう。ところがそれがダンブルドア校長先生は違ったとドビーはそう言うのです。

ドビーはにっこりと本当に心底明るく笑い目にうれし涙を再び溢れさせながら言ったのでした。ダンブルドア校長先生はドビーがそう望むなら「お給料を払う」とおっしゃいました。こうして自分は自由な屋敷妖精になりました。

そしてドビーは1週間に1ガリオンと1ヵ月に1日のお休みを貰う事になったのだそうです。ところがハーマイオニーはウィンキーが喚き続ける声やこぶしで床を打つ音にも負けない声で「それじゃ少ないわ!」と言って怒るのです。

しかしドビーが言うにはダンブルドア校長は自分に週10ガリオンと週末を休日にするとおっしゃったそうです。ドビーは「そんなに暇や金ができたら恐ろしい」と言いたげにぶるっと震えました。ドビーはお給料を値切りました。

ドビーは自由が好きでございます。でもそんなに沢山は欲しくないのだそうです。それはドビーは働くのが好きだからなんだそうです。だから1週間に1ガリオンと1ヵ月に1日のお休みで十二分に満足というわけなんですよね。

3-2.だからといって
するとハーマイオニーは「貰って当然」とでも言いたげに優しくウィンキーに「ダンブルドア校長先生はあなたにはいくら払っているの?」と訊いたのです。ウィンキーは泣き止みました。顔中をぐしょぐしょにしながら・・・

急に怒り出しました。巨大な茶色の目でハーマイオニーを睨むと「ウィンキーは不名誉なしもべ妖精でございます。でもウィンキーはまだお給料をいただくような事はしておりません!」と言いました。お給料を貰うほど・・・

ウィンキーはそこまで落ちぶれていないと言うのです。ウィンキーはドビーとは違って自由になった事をちゃんと恥じているとそう言うのです。するとハーマイオニーは呆気に取られて「恥じる?」と言うとウィンキーに・・・

しっかりしてよ!恥じるのはあなたじゃなくてクラウチさんのほうよ!あなたは何にも悪い事をしていないのに本当にあの人はあなたに対してひどい事をしたじゃないの!しかしハーマイオニーがこう言うとウィンキーは・・・

そんな事は聞きたくないとばかりに帽子の穴から出ている耳を両手でぴったり押さえつけ「私のご主人様を侮辱しないでください」という意味の言葉を言いました。クラウチ氏は良い魔法使いだからだとウィンキーは言うのです。

良い魔法使いのクチウチさまが悪いウィンキーを首にするのは正しい事なのだそうです。するとドビーはハリーに「ウィンキーはなかなか適応できないのでございます」と言ったのでした。ウィンキーはまだ忘れる事ができない。

ウィンキーはもうクラウチさんに縛られていない事を忘れなくてはならない。何でも言いたい事を言ってもいいのにウィンキーはそうしないとドビーは言うのです。屋敷しもべ妖精はご主人様の事を言ってはならないと・・・

「言えませんとも。とんでもございません」

ドビーはこう言うと急に真顔になりました。それが屋敷しもべ妖精制度の一部なんだそうです。屋敷しもべ妖精はご主人様の秘密を守り沈黙するのだそうです。主君の家族の名誉を支え決してその悪口を言わないんだそうです。

しかしドビーが言うには・・・

ダンブルドア校長先生は・・・

3-3.ダンブルドアへの思い
ドビーが言うにはダンブルドア校長先生は「そんな事にはこだわらない」とおっしゃったそうです。ここでドビーは急にそわそわして「こんな事は到底大声では言えない」とばかりにハリーに近くに来るようにと合図をしました。

そしてハリーが身を屈めると囁き声で「ダンブルドアさまは私どもがそう呼びたければ老いぼれ偏屈じじいと呼んでもいいとおっしゃったのでございます!」と言うと畏れ多いという顔でクスッと笑ったというわけなんですよね。

でもドビーはそんな事はしたくないのでございます。こう言う時ドビーのしゃべり方は普通になり耳がパタパタするほど強く首を振ったというわけです。ドビーはダンブルドア校長先生がとても好きでございます。だから・・・

校長先生のために秘密を守るのは誇りなのだそうです。それはドビーとウィンキーの2人を一度に引き受けて雇ってくださった大恩人だからというわけです。ドビーの「お給料を貰いたい!」という希望を叶えてくれたからです。

今日の最後に
ハーマイオニーとウィンキーしいてはドビーとウィンキーの思いが一致せず会話が微妙にすれ違うのはそれぞれが持っている情報と認識が違うからというわけです。それはハーマイオニーもさらにはドビーも知らないんですよね。

クィディッチ・ワールドカップの決勝戦終了後「闇の印」が上がるという事件が起きたのはそもそもウィンキーがクラウチ・ジュニアをワールドカップの観戦に行かせてやってくれと頼んだのが事の始まりだったというわけです。

私があんな事を言い出さなければあの事件は起きなかった。自分が悪い。ご主人様が私を首にするのは当然だった。ウィンキーはそう思っていた。しかしドビーとハーマイオニーはそういった事の経緯を全く知りはしなかった。

だからドビーに言わせると「ウィンキーはなかなか適応できない」という事になりハーマイオニーは「ウィンキーは悪くなんかない。悪いのはクラウチさんのほうじゃないの」という事になってしまうというわけなんですよね。
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