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ウィンキーはなかなか適応できない。ウィンキーはもうクラウチさんに縛られていないという事を忘れなくてはならない。言いたい事を何でも言ってもいいのにウィンキーはそうしない。このようにウィンキーには「言いたい事を言ってもいいんだ!」と大見得を切っておきながら実はドビー自身もまた・・・(全3項目)

3-1.マルフォイ家の事は?
ドビーは言います。ウィンキーはなかなか適応できないのでございます。ウィンキーはもうクラウチさんに縛られていないという事を忘れなくてはならない。言いたい事を何でも言ってもいいのにウィンキーはそうしないのです。

ドビーがそう言う事を受けてハリーは今度はドビーに対してニヤッと笑いながら「マルフォイ一家についてはもう何を言ってもいいんだね?」と訊いてみました。するとドビーの巨大なその目にちらりと恐怖の色が浮かびました。

「ドビーは-ドビーはそうだと思います」

それは自信のない言い方でした。そして小さな肩を怒らせ「言いたい事が言えるんだ!」とばかりにドビーは「ハリー・ポッターにこの事をお話しできます。ドビーの昔のご主人様たちは悪い闇の魔法使いでした!」と・・・

ドビーは自分の大胆さに恐れをなして全身を震わせながらその場に一瞬立ちすくみました。けれどもそれからすぐ近くのテーブルに駆けて行って思いっ切り頭を打ちつけながらキーキー声でこう叫んだというわけなんですよね。

「ドビーは悪い子!ドビーは悪い子!」

ハリーはドビーのネクタイの首根っこの所を掴みテーブルから引き離しました。ドビーは頭を撫でながら息もつかずにハリーに二度も繰り返し「ありがとうございます」と言ったのでした。そんなドビーに対してハリーは・・・

「ちょっと練習する必要があるね」と言いました。勇気を出して何とかマルフォイ一家の批判を言ったものの「まだまだ」という感じのようです。もっと具体的な批判をするためにはさらなる練習と心の鍛錬が必要のようですね。

3-2.怒るウィンキー
ところがハリーの「練習する必要がある」という言葉を聞いてウィンキーは怒ったようにドビーに「ご主人様の事をあんな風に言うなんて、あなたは恥を知らなければならない」と言ったのでした。それに対してドビーは・・・

ドビーは挑戦するようにウィンキーに「あの人たちはもう私のご主人ではありません!ドビーはもうあの人たちがどう思おうと気にしないのです!」と反論したのでした。するとウィンキーは再び頬を涙で濡らしながら・・・

ドビーは悪いしもべ妖精だと言ったのでした。そして私の可哀想なクラウチさま。ウィンキーがいなくてどうしているのでしょう?クラウチさまはウィンキーが必要。私の助けが必要です。さらにウィンキーが言うには・・・

自分はずっとクラウチ家のお世話をして来ました。私の前には母がしていました。私のおばあさんはその前にしていました。もしその2人がウィンキーが自由になった事を知ったら何と言うでしょう。恥ずかしい。情けない!

するとハーマイオニーがウィンキーにきっぱりと言いました。クラウチさんは私たち最近お会いしたけどちゃんとやっている。そう言われたウィンキーは息を呑んで「あなたさまはあたしのご主人様にお会いに?」と訊きました。

ウィンキーのその問いにハーマイオニーは「そうよ。クラウチさんとバグマンさんは三校対抗試合の審査員なの」と答えたのでした。するとウィンキーは怒った顔をして「バグマンさんはとても悪い魔法使い」だと言うのです。

だからクラウチ氏はバグマン氏の事が全然好きではないそうです。ハリーが「バグマン氏が悪い?」と訊き返すとウィンキーは激しく頭を振って「ええそうでございます。私のご主人様がお話になった事がある」と言うのです。

しかしウィンキーのその口からバグマン氏に関する詳細を聞く事はできませんでした。何故ならウィンキーはご主人様であるクラウチ氏の秘密を守るから言わないとの事でした。それ以降は残念ながらウィンキーの口から・・・

ちゃんとした言葉は一言も聞く事はできませんでした。

3-3.ロンの思い
その後はハリーたち3人はウィンキーを泣くがままにして紅茶を飲み終えました。その間ドビーは自由な屋敷妖精の生活や貰う事になった給料を「どうするつもりなのか?」の計画について楽しそうに語り続けたというわけです。

「ドビーはこの次にセーターを買うつもりです。ハリー・ポッター!」

ドビーは自分の裸の胸を指差しながら幸せそうにこう言いました。一方ロンはドビーの事がとても気に入ったようでした。ドビーにクリスマスに母親のウィーズリーおばさんが毎年編んで贈って来るセーターを進呈すると・・・

「ママが今年のクリスマスに僕に編んでくれるヤツ君にあげるよ。僕毎年一着貰うんだ。君栗色は嫌いじゃないだろう?」

ロンがこう言うとドビーは大喜びでした。ロンはさらに「ちょっと縮めないと君には大き過ぎるかもしれないけど、でも君のティーポット・カバーとよく合うと思うよ」と言ったのでした。そして3人が帰り支度を始めると・・・

しもべ妖精が沢山寄って来て「寮に持ち帰ってください」と言って夜食のスナックを押しつけました。ハーマイオニーはしもべ妖精たちがひっきりなしにお辞儀をしたり膝を折って挨拶したりするのを苦痛そうに見ながら・・・

差し出す菓子類を断りました。がしかしハリーとロンはクリームケーキやパイをポケット一杯に詰め込みました。扉の周りに集まり「おやすみなさい」を言うしもべ妖精たちにハリーは「どうもありがとう!」と礼を言いました。

ハリーが「ドビー、またね!」と言うとドビーはためらいがちに「いつかあなたさまをお訪ねしてもよろしいでしょうか?」と訊ねて来ました。ハリーが「もちろんさ」と即答をするとドビーはニッコリと笑顔を見せたのでした。

厨房を出て玄関ホールへの階段を上り始めた時ロンは自分はこれまでずっとフレッドとジョージの事を「本当に凄い!」と思ってた。でも厨房から食べ物をくすねて来るのはそんなに難しい事じゃなかったんだと言ったのでした。

一方ハーマイオニーのほうは自由な屋敷妖精のドビーがここホグワーツで働く事になったのは「あの妖精たちにとって最高の事が起こったと言えるんじゃないかしら」とまさに喜びの極みといった感じで2人に言ったのでした。

しかし・・・

今日の最後に
ハーマイオニーは自由な屋敷妖精になったドビーが入ればここホグワーツの屋敷しもべ妖精たちも刺激を受けて「待遇改善を!」とか「休みや給料が欲しい!」と言い出すのではと期待したようです。ところが残念ながら・・・

ハーマイオニーはドビーが「給料が欲しかった」と言ったり「ダンブルドア校長先生がお給料をくださると言ってくださいました」と言った時に周囲にいたホグワーツの屋敷しもべ妖精たちがどういう反応を示したのかを・・・

全く見ていなかったみたいなんですよね。そのため実現するはずなどない絵空事を脳裏に思い描いてしまったというわけです。しょせんホグワーツの屋敷しもべ妖精たちにとってドビーは異端児的存在というわけなんですよね。
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