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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

こうしてホグワーツの厨房での再会を果たしたドビーとハリーだったのですが、ドビーは別れ際にハリーに「お訪ねしてもよろしいでしょうか?」と言ってハリーは「もちろんさ」と快諾していたのです。そしてその日がやって来たのでした。ところがその時ドビーが取った行動が・・・(全3項目)

3-1.クリスマスの朝に
クリスマスの朝ハリーは突然目が覚めました。何故こんなに急に意識がはっきりしたのだろうと不思議に思いながらハリーは目を開けました。すると大きな丸い緑の目をした何かが暗闇の中からハリーを見つめ返していたのです。

その何かはあまりに近くにいたので鼻と鼻がくっつきそうでした。ハリーは驚いて叫び声を上げました。その見つめ返していたのがドビーでした。慌ててドビーから離れようとしてハリーはベッドから転げ落ちそうになりました。

「ドビーはごめんなさいなのです!」

ドビーは長い指を口に当てて後ろに飛び退き心配そうにこう言いました。ドビーはただハリーに「クリスマスおめでとう」を言ってプレゼントを渡したかっただけだったのです。今月初めにハリーたちが厨房に行った時に・・・

先回の記事で紹介したようにハリーはドビーが「お訪ねしてもよろしいでしょうか?」と訊いた時に即座に「もちろんさ」と答えていたのです。心臓のドキドキはもう収まっていましたがハリーはまだ息を弾ませていたのでした。

「ただ-ただこれからは突っついて起こすとか何とかしてよね。あんな風に僕を覗き込まないで」

ハリーはドビーにこう言いました。ハリーが叫んだので同室のロンにシェーマスにディーンそれにネビルの4人を起こしてしまいました。4人ともカーテンの隙間から覗いていたのですが自分のベッドの足元を見てみると・・・

「ンー・・・プレゼントだ!」

4人とも「どうせもう起きてしまったのだからプレゼントを開けるのに取りかかろうじゃないか」という事になりました。そこでハリーもクリスマス・プレゼントを渡しに来たドビーのほうに向き直ったというわけなんですよね。

3-2.ロンからドビーへのクリスマス・プレゼント
ドビーはハリーを驚かせてしまった事がまだまだ気がかりだという顔でハリーのベッド脇におどおどと立っていました。ティーポット・カバーを帽子代わりに被り、てっぺんの輪の所にクリスマス飾りのボールを結んでいました。

「ドビーはハリー・ポッターにプレゼントを差し上げてもよろしいでしょうか?」

ドビーがためらいがちにこう言うとハリーは「もちろんさ」と答えました。さらにハリーは「僕も君にあげる物があるんだ」とも言いました。しかし実はハリーはドビーのために何1つとして買った物などありはしませんでした。

ハリーは急いでトランクを開けてくるくる丸めた飛びきり毛玉だらけの靴下を一足引っ張り出しました。ハリーの靴下の中でも一番古くて汚らしいからし色の靴下でかつてはバーノン叔父さんの物でした。毛玉が多いのは・・・

ハリーがこの靴下を1年以上「かくれん防止器」のクッション代わりに使っていたからでした。ハリーはその「かくれん防止器」を取り出すとドビーに「包むのを忘れてごめんね」と言いながら靴下を渡しました。すると・・・

「ドビーはソックスが大好きです。大好きな衣服でございます!」

飛びきり古くて汚らしい毛玉だらけの靴下でもドビーは大喜びでした。ドビーはこう言うと履いていた左右ちぐはぐな靴下を急いで脱いでハリーがくれたかつてはバーノン叔父さんの物だったというその靴下を早速履きました。

ドビーは今は靴下を7つ持っているのだそうです。靴下は引っ張り上げられるだけ上げられて半ズボンの裾のすぐ下まで来ていました。そしてドビーが「店の人が間違えて2つとも同じ物をくれた」と言ったその時の事でした。

「ああハリー何たること。それに気づかなかったなんて!」

ロンが自分のベッドからハリーのほうを見てニヤニヤしながらこう言いました。自分からも靴下を二足あげると言うのです。そうしたらドビーが全部を好きなように組み合わせればいい。さらに前に約束してたセーターも・・・

ロンは今包みを開けたばかりのすみれ色の靴下と母親のウィーズリーおばさんが送って来た手編みのセーターをドビーのほうに投げてよこしたのでした。ドビーは感激に打ちのめされた顔で大きな目には涙を浮かべながら・・・

「旦那さまは何てご親切な!」

ドビーは深々とお辞儀をしてロンに「ドビーは旦那さまが偉大な魔法使いに違いないと存じておりました。旦那さまはハリー・ポッターの一番のお友達ですから」と言いました。さらにドビーはロンはそれだけではなくて・・・

ハリーと同じようにご親切で気高く無欲な方だとロンの事を言葉を尽くして絶賛したのでした。ロンは耳元を微かに赤らめて「たかが靴下じゃないか」と言いました。がそれでもまんざらではないという表情を浮かべていました。

しかし有体に云えばロンは「いらない物を譲ってあげるだけでこんなに喜ばれるなんて!」という事なんですよね。(笑)

3-3.ドビーからハリーへのクリスマス・プレゼント
今度はドビーがハリーに小さな包みを手渡しました。ドビーからハリーへのクリスマス・プレゼントはこれも靴下だったのです。しかも「ドビーが自分で編んだのでございます」との事でした。ドビーはうれしそうに言いました。

「ドビーはお給料で毛糸を買ったのでございます!」

左用の靴下は鮮やかな赤で箒の模様があり右用は緑色でスニッチの模様でした。ハリーは「これって、この靴下って、本当に、うん、ありがとうドビー」と言うなり靴下を履きました。自分で編んだ手作り靴下を目の前で・・・

履いて貰ってドビーの目がまた幸せに潤みました。この後ドビーは「もう行かなければならないのでございます。厨房でもうみんながクリスマス・ディナーを作っています!」と言うとロンや他のみんなに手を振って・・・

さようならを言うと急いで寝室を出て行ったのでした。ドビーにとってはプレゼントをした靴下をハリーに早速履いて貰ったり、ロンから靴下とセーターを貰う事もできて実り多き訪問という事になったというわけなんですよね。

今日の最後に
先週の記事で取り上げたようにハーマイオニーは4年生の新学期初日にグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」から聞かされるまで、ホグワーツにも屋敷しもべ妖精がいるという事を全く知りませんでした。

そのニックによれば存在を気づかれないのは「いい屋敷しもべ妖精の証拠」との事でした。そういう観点から考えるとドビーはクリスマスにハリーにプレゼントを渡そうとして同室の寮生にその存在を気づかれてしまいました。

つまりは「いい屋敷しもべ妖精ではない」という事になってしまいますよね。確かに突然の予期せぬ訪問でハリーを驚かせてしまった。同室の寮生を起こしてしまった。なるほどと思えない事はないといった感じですよね。(笑)

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