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「ハリー・ポッターはドビーに優しすぎます!」プレゼントを手にしたドビーはうれしくて恍惚状態でした。他の屋敷しもべ妖精たちも前回と同様にハリーたち3人を大歓迎で迎え入れてくれました。ところがハーマイオニーが怒って熱弁を奮い出すと屋敷しもべ妖精たちの表情がガラリと変わって3人は・・・(全3項目)

3-1.第2の課題を終えて
湖の岸辺に上がりマダム・ポンフリーに他の代表選手と人質がいる所に連れて来られたハリーはハーマイオニーから「よくやったわハリー!できたのね。自分1人でやり方を見つけたのね!」と言われた時には本当の事を・・・

ドビーに助けて貰った事を話そうとしました。しかしその時カルカロフが自分を見つめている事に気づきました。しかもカルカロフは1人だけ審査員席を離れていませんでした。そこでハリーはカルカロフに聞えるように・・・

少し声を張り上げて「うん。そうさ」と答えてみせたのでした。3月にはホグズミード行きの日があったのでハリーたち3人は村のグラドラグス魔法ファッション店でドビーへのお礼のプレゼントの品定めをしたというわけです。

ドビーが気に入りそうな思いっ切りケバケバしい靴下を選ぶのは面白い作業でした。金と銀の星が点滅する柄やあまり臭くなると大声で叫ぶ靴下もありました。さらにこの後はシリウスに会えるという楽しみもあったのでした。

翌日の日曜日ハリーたち3人はシリウスの提案通りに「最近クラウチ氏を見かけたか?」という手紙をパーシーに出すためにふくろう小屋に向かいました。パーシー宛ての手紙を託したヘドウィグを見送った後に3人は・・・

ドビーに新しい靴下をプレゼントするために昨年の12月以来久しぶりに厨房に下りて行ったというわけなんですよね。

3-2.再び厨房へ
屋敷しもべ妖精たちは大はしゃぎでハリーたちを迎えお辞儀をしたり膝をちょっと折り曲げる宮廷風の挨拶をしたりお茶を出そうとしたりと前回同様の歓迎ぶりでした。プレゼントを手にしたドビーはうれしくて恍惚状態でした。

「ハリー・ポッターはドビーに優しすぎます!」

ドビーは巨大な目からこぼれる大粒の涙を拭いながらこう言いました。そんなドビーにハリーは「君の鰓昆布のお陰で命拾いした。ドビー本当だよ」と言って心の底からの感謝の気持ちを言ったというわけです。ところが・・・

ハーマイオニーが厨房内を見回しながらドビーに「ウィンキーはどこ?」と訊くとドビーは耳が少し垂れ下がりました。そして何故か「ウィンキーは暖炉のそばです」とそっと答えました。ウィンキーを見たハーマイオニーは?

ハーマイオニーは「まあ」と声を上げました。ウィンキーは前回来た時と同じ暖炉の前の丸椅子に座っていましたが汚れ放題で後ろの黒く煤けたレンガとすぐに見分けがつかないほどでした。バタービールの瓶を握って・・・

暖炉の火を見つめ微かに体を揺らしていました。ドビーがハリーに「ウィンキーはこのごろ1日6本も飲みます」と囁きました。ドビーが言うには人間にとってはさほど強くないバタービールも屋敷妖精には強すぎるのだそうです。

ロンに頼まれてエクレアを持って来た屋敷しもべ妖精たちが非難がましい目でウィンキーを睨むと持ち場に戻って行きました。ドビーは悲しそうにハリーに囁きました。ウィンキーは家に帰りたくて嘆き暮らしているそうです。

ウィンキーは今でもクラウチ氏をご主人だと思っているんだそうです。ドビーがいくら今のご主人様はダンブルドア校長先生だと言っても聞いてくれないとの事でした。やがてウィンキーは酔い潰れて眠り込んでしまいました。

5~6人のしもべ妖精が「愛想が尽きた」という感じで急いで駆け寄りました。ウィンキーが落としたバタービールの瓶を拾うと他の妖精がウィンキーを大きなテーブルクロスで覆ってウィンキーの姿が見えないようにしました。

そばにいた妖精が恥ずかしそうにお見苦しい所をお見せして申し訳なく思っていると言いました。するとハーマイオニーは憤然として「ウィンキーは不幸なのよ!隠したりせずにどうして元気づけてあげないの?」と言いました。

すると屋敷しもべ妖精たちは・・・

3-3.ドビー以外は
お見苦しい所をお見せして申し訳ありませんと謝った妖精が言いました。お言葉を返すようですが屋敷しもべ妖精はやるべき仕事がありお仕えするご主人がいる時に不幸になる権利がありません。言われたハーマイオニーは?

ハーマイオニーは怒って言いました。何て馬鹿げてるの!よく聞いて!みんなは魔法使いと全く同じように不幸になる権利があるの!賃金や休暇やちゃんとした服を貰う権利があるの!何もかも言われた通りにする必要はないわ。

しかしハーマイオニーが「ドビーをご覧なさい!」と言うと他ならぬ当の本人のドビーが「ドビーの事は別にしてくださいませ」と言うではありませんか!全ての屋敷しもべ妖精の顔から楽しそうな笑顔が消え去っていました。

急にみんながハーマイオニーの事を「この人は危険人物だ」という目つきで見るようになっていました。ハリーの肘の所で妖精が食べ物を余分に持って来たと言って大きなハムやケーキ1ダーズに果物などを押し付けたのでした。

しもべ妖精たちは「さようなら!」と言うと3人の周りに群がりハリーたちの腰を押して追い出し始めました。そしてドビーはウィンキーを包んで盛り上がっているテーブルクロスの脇に立ち情けなさそうにこう言ったのでした。

「ソックスありがとうございました。ハリー・ポッター」

厨房の扉が背後で閉まった途端にロンが怒り出しました。どうして君は黙っていられないんだ!連中は僕たちに「もうここに来て欲しくない」と思っているぞ!しかしハーマイオニーに言わせればロンがここに来たがるわけは?

「食べ物に釣られてここに下りて来たいくせに!」

その後はとげとげしい1日になってしまいました。談話室でロンとハーマイオニーが宿題をしながら口論に火花を散らすのを聞くのに疲れて、ハリーはその晩シリウスの食べ物を持って1人でふくろう小屋に向かったのでした。

こうしてハーマイオニーの屋敷しもべ妖精の権利を獲得するための活動は中断する事を余儀なくされてしまったというわけなんですよね。

最後に
ハーマイオニーが「S.P.E.W」バッジを見せた時ハグリッドは「そいつはかえってあいつらのためにならねえ」と言って入会をきっぱり断っているんですよね。ハグリッドはその理由としてハーマイオニーにこう反論しています。

「ヒトの世話をするのは連中の本能だ。それが好きなんだ。ええか?仕事を取り上げっちまったら連中を不幸にするばっかしだし給料を払うなんちゅうのは侮辱もええとこだ」

そんなハグリッドにハーマイオニーはハリーはドビーを自由にしたしドビーはそれで有頂天だった。それにドビーは今ではお給料を要求していると聞いたと言い返すとハグリッドはそんなお調子者はどこにでもいると言うのです。

ハグリッドは俺は何も自由を受け入れる変わり者の屋敷しもべ妖精がいないとは言ってない。だが連中の大多数は決してそんな説得は聞かない。ハグリッドはそんな活動は骨折り損のくたびれ儲けだとそう言っていたんですよね。

このようにその事が証明されてしまったというわけです。ドビーもまたハーマイオニーに「ドビーの事は別にしてくださいませ」と言っていて自分はやはり変わり者の屋敷しもべ妖精なんだという事を自覚していたんですよね。
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