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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ゴドリックの谷からハリーを引き取って叔母さん夫婦の所に連れて来るなんて大事な事をハグリッドに任せるなんてとても賢明な措置とは思えない。そんなマクゴナガル先生の疑問に対してダンブルドアは「自分の命でさえ任せられる」と全幅の信頼を寄せたのですが・・・(全3項目)

3-1.巨大な男
「おっしゃる通りですわ」と言って納得した所でマクゴナガル先生がダンブルドアに訊いて来たのが「どうやってあの子をここに連れて来るんですか?」という事だったのです。その問いに対するダンブルドアの回答が・・・

「ハグリッドが連れて来るよ」

当初マクゴナガル先生はダンブルドアがハリーをマントの下に隠しているとでも思ったのか?チラリとマントの方に視線を送りました。ところがダンブルドアのこの言葉を聞いてマクゴナガル先生が示した懸念というのが・・・

「こんな大事な事をハグリッドを任せて-あの・・・賢明な事でしょうか?」

ダンブルドアは「自分の命でさえ任せられるよ」と言ってハグリッドには全幅の信頼を寄せているという事を示しました。一方マクゴナガル先生は「何もあれの心根が真っ直ぐじゃないなんて申しませんが」と言いつつも・・・

でもご存知のように「うっかりしている」とそう言うのです。すると2人がこのようにしてハグリッドの事を話しているのと時を同じくして低いゴロゴロという音が周囲の静けさを破りました。2人が通りの端から端まで・・・

車のヘッドライトが見えはしないかと探している間にも音は確実に大きくなって来ました。2人が同時に空を見上げた時にはそれは爆音になっていました。すると空から巨大なオートバイがドーンと2人の目の前に着陸しました。

とてつもなく大きなオートバイでした。がしかしそれに跨っている男に比べればちっぽけなものです。男の背丈は普通の2倍それに横幅は5倍はあります。許し難いほど大き過ぎて何て荒々しい。髯と髪はボウボウと伸びて・・・

絡まってほとんど顔中を覆っています。手はゴミバケツのふたほど大きく革ブーツを履いた足は赤ん坊のイルカぐらいあります。筋肉隆々の巨大な腕には毛布にくるまった何かを抱えていました。男を見てダンブルドアは・・・

「ハグリッドや。やっと来たね。一体どこからオートバイを手に入れたね?」

ダンブルドアはほっとしたような声でこう呼びかけました。ハグリッドと呼ばれた男は注意深くそーっと降りながら「ブラック家の息子のシリウスに借りた」と答えました。そして問題のあの子を連れて来たと報告したのでした。

この大男こそがハグリッドでハリーを連れて来たというわけなんですよね。

3-2.稲妻形の傷
「問題はなかったろうね?」と訊くダンブルドアにハグリッドは「はい先生」と答えました。家はあらかた壊されていたがマグルたちが群れ寄って来る前に無事に連れ出したそうです。ブリストルの上空を飛んでいる時に・・・

この子つまりハリーは眠ってしまったのだそうです。ダンブルドアとマクゴナガル先生は毛布の包みの中を覗き込みました。ぐっすり眠っている男の赤ん坊が見えました。漆黒のふさふさした前髪そして額には傷が見えました。

「この傷があの・・・」
「そうじゃ。一生残るじゃろう」

額の傷は不思議な稲妻のような形をしています。マクゴナガル先生が「何とかしてやれないんですか?」と問うのに対しダンブルドアは「たとえできたとしてもわしは何もせんよ」と答えました。ダンブルドアが言うには・・・

傷は結構役に立つとの事でした。自分にも1つ左膝の上にある。完全なロンドンの地下鉄地図になっているのだそうです。ダンブルドアは「早く済ませた方がいい」と言ってハリーを腕に抱くと4番地の方に行こうとしました。

「あの・・・先生、お別れのキスをさせてもらえねえでしょうか?」

ハグリッドは大きな毛むくじゃらの顔をハリーに近づけチクチク痛そうなキスをしました。そして突然傷ついた犬のような声で泣き出しました。マクゴナガル先生が「マグルたちが目を覚ましてしまいますよ」と注意しました。

「す、す、すまねえ」と謝るとハグリッドはしゃくり上げながら大きな水玉模様のハンカチを取り出し顔を中に埋めながら「と、とっても我慢できねえ」と言うのです。それは両親のリリーとジェームズは死んでしまうし・・・

可哀想な小さなハリーはマグルと暮らさなくてはならない。しかしマクゴナガル先生は「本当に悲しい事よ」とそれは認めつつ「自分を抑えなさい。さもないとみんなに見つかってしまいますよ」とハグリッドを諌めたのでした。

3-3.幸運を祈る
ダンブルドアは庭の低い生垣を跨いで玄関へと歩いて行きました。そしてハリーをそっと戸口に置くとマントから手紙を取り出しハリーをくるんだ毛布に挟み込むとマクゴナガル先生とハグリッドがいる所へ戻って来ました。

3人は丸々1分間そこに佇んで小さな毛布の包みを見つめていました。ハグリッドは肩を震わせマクゴナガル先生は目をしばたかせダンブルドアのその目からはいつものキラキラした輝きが消えていました。1分が経つと・・・

「さてと・・・これで済んだ。もうここにいる必要はない。帰ってお祝いに参加しようかの」

最初にこう口を開いたのはダンブルドアでした。ハグリッドの「へい」という返事の声はくぐもっていました。ハグリッドは流れ落ちる涙を上着の袖で拭い再びオートバイに跨ってに舞い上がると夜の闇へと消えて行きました。

「後ほどお会いしましょうぞ。マクゴナガル先生」

ダンブルドアはこう言うとマクゴナガル先生に向かって頷きました。マクゴナガル先生は答えの代わりに鼻をかみました。ダンブルドアはくるりと背を向け通りの向こうを目指して歩き出しました。曲がり角で立ち止まり・・・

「灯消しライター」を取り出して1回だけカチッといわせました。12個の街灯が一斉に光を取り戻しプリベット通りは突如としてオレンジ色に照らし出されました。トラ猫が道の向こう側の角をしなやかに曲がって行きました。

「幸運を祈るよ。ハリー」

ダンブルドアはこう呟くと靴の踵で回転し「ヒュッ」というマントの音と共に消えてプリベット通りを去って行ったのでした。

今日の最後に
実は今回改めて第1巻「賢者の石」の冒頭章を読み返してみて驚かされた事があるんですよね。それはこの章には「魔法界」と「魔法使い」という文言が一度も出て来ないんですよね。本当にびっくり仰天してしまいましたね。

さて!史上最強の闇の魔法使いヴォルデモート卿を消し去ったのはまだ赤ん坊のハリーだった!ダンブルドアに直に事の真相の確認を取ったマクゴナガル先生がその次に示した懸念というのが今や魔法界の時の人となった・・・

そのハリーをここに連れて来るのがハグリッドという事でした。マクゴナガル先生が「賢明な事でしょうか?」と言うのに対してダンブルドアは「自分の命だって任せられる」と言って全幅の信頼を寄せている事を示したのです。

そういえばダンブルドアはこれから約10年後のハリー11才の誕生日にグリンゴッツから「賢者の石」を引き取ってホグワーツに移すという事もハグリッドにやらせているんですよね。何故この事をハグリッドにやらせたのか?

ヴォルデモートは「まさかそんな大事な事をハグリッドにやらせるわけがない」と思っていた。その裏をかくためだったというわけです。それなら赤ん坊のハリーの移動をハグリッドにやらせたのも同じ理由だったんですかね?

それは何とも大胆不敵な作戦ですよね。(笑)

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