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あれから10年の歳月が経ってハリーは11才になりホグワーツ特急に乗り込んで(飛び過ぎ?)車上の人になっていました。大広間で組分けの儀式を受けてグリフィンドール生と決まりハリーは初めてダンブルドアを直に見る事となりました。そのダンブルドアが歓迎会の最後に突然言い出した事とは?(全3項目)

3-1.蛙チョコレートのカードで
こうしてダンブルドアがプリベット通り4番地の戸口にハリーを置き去りにしてから10年の歳月が流れました。ハリーは11才になってキングズ・クロス駅の9と3/4番線からホグワーツ特急に乗り込み車上の人となっていました。

ゴドリックの谷から引き取る時と同様ダンブルドアは11才の誕生日にハリーを迎えに行って学校に必要な物を揃える役目をハグリッドに託しました。そのためハリーが魔法使いだという事を当人に告げたのもハグリッドでした。

ハリーはホグワーツ特急の車内販売で初めて自分で品定めをして魔法界のお金で買い物をしました。同じコンパートメントに乗り合わせる事になったロンと一緒にパイやらケーキやらを夢中になって食べるのは至福の一時でした。

「これなんだい?」

ハリーは蛙チョコレートの包みを取り上げロンにこう訊きました。するとロンが「カードを見てごらん」と言うのです。この蛙チョコには有名な魔法使いや魔女のカードがついていてロンは既にもう五百枚も持っているそうです。

しかしアグリッパとプトレマイオスがないんだそうです。ハリーは蛙チョコの包みを開けてカードを取り出しました。最初に出て来たのは半月形のメガネをかけ高い鉤鼻で流れるような銀色の髪と髯を蓄えている魔法使いでした。

写真の下には「アルバス・ダンブルドア」と書かれていました。ハリーは1ヵ月前の11才の誕生日の時にハグリッドの口から初めてダンブルドアの名を聞いていました。がしかしダンブルドアの顔を見るのはこれが初めてでした。

ハリーが「この人がダンブルドアなんだ!」と言うとロンは返す言葉で「ダンブルドアの事を知らなかったの!」と言って来ました。何分にもハリーは自分は魔法使いだという事を知ったのが僅か1ヵ月前の事だったので・・・

ダンブルドアの顔を初めて見たのも新学期初日にホグワーツ特急に最初に乗った時だったというわけなんですよね。

3-2.ちょっぴりおかしくない?
当初組分けの儀式を受けるために大広間に入った時ハリーを含めた新入生たちは教職員テーブルに背を向けて立ったので先生方の顔を見る事はできませんでした。そのためハリーがダンブルドアの顔を見る事ができたのは・・・

所属する寮がグリフィンドールに決まりそのテーブルに着いてからの事でした。真ん中の大きな金色の椅子にアルバス・ダンブルドアその人が座っていました。汽車の中で食べた蛙チョコレートのカードで見ていたので・・・

すぐにダンブルドアだと判りました。最後から2番目にロンもグリフィンドールと決まりブレーズ・ザビニがスリザリンに決まって組分けの儀式は終わりました。すると腕を大きく広げてダンブルドアが立ち上がったのでした。

「おめでとう!ホグワーツの新入生おめでとう!歓迎会を始める前に二言三言言わせていただきたい。では行きますぞ。そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!以上!」

みんなに会えるのが「この上もない喜びだ」と言わんばかりの笑顔を浮かべたダンブルドアは開口一番こう言いました。そしてダンブルドアが席に着くとその場にいた全員が拍手して歓声を上げました。それを聞いてハリーは?

「あの人・・・ちょっぴりおかしくない?」

ハリーは笑っていいのか悪いのか?とっさに判断ができませんでした。今にして思えば不思議な事にパーシーもまたうきうきしていました。ハリーがこう訊くと「おかしいだって?」と言葉を返した後パーシーはこう言うのです。

「あの人は天才だ!世界一の魔法使いさ!でも少しおかしいかな。うん。君ポテト食べるかい?」

ハリーは呆気に取られました。ついさっきまで空っぽだった大皿が食べ物で一杯になっているのです。こんなに沢山ハリーの食べたい物ばかりが並んでいるテーブルは見た事がありません。どれもこれもがおいしい食事でした。

3-3.食事が終わって
デザートも消えて食事が終わった所で再びダンブルドアが立ち上がりました。すると広間中が静まり返りました。全員がよく食べよく飲んだ事だからここでまた二言三言。新学期を迎えるに当たり幾つかお知らせがあるそうです。

まず1年生に注意しておく事は「構内にある森に入ってはいけない」という事でダンブルドアはこれについては上級生にも何人かの生徒に特に注意しておきますと言いながらキラキラッとした目でフレッドとジョージを見ました。

それから管理人のフィルチさんから授業の合間に廊下で魔法を使わないようにとの注意があったそうです。次に今学期は2週目にクィディッチの予選があります。寮のチームに参加したい人はマダム・フーチに連絡との事でした。

そして最後にダンブルドアが言ったのは「とても痛い死に方をしたくない人は今年一杯4階の右側の廊下に入ってはいけません」という事でした。ハリーは笑ってしまいましたがハリーと同様に笑った生徒はほんの少数でした。

またしてもダンブルドアの冗談かと思ってハリーが「真面目に言ってるんじゃないよね?」と訊くとパーシーは「いや真面目だよ」と言うのです。パーシーは顔をしかめてダンブルドアを見ながらハリーにこう言ったのでした。

「変だな。どこか立ち入り禁止の場所がある時は必ず理由を説明してくれるのに。森には危険な動物が沢山いるし、それは誰でも知っている。せめて僕たち監督生にはわけを言ってくれても良かったのに」

すると突然ダンブルドアが声を張り上げ「では寝る前に校歌を歌いましょう!」と言い出しました。ハリーには他の先生方の笑顔が急にこわばったように見えました。ダンブルドアが先っぽに止まった蝿を振り払うように・・・

ヒョイと杖を動かすと金色のリボンが長々と流れ出てテーブルの上に高く昇りそれはまるで蛇のようにクネクネと曲がって文字を書いたのでした。みんな自分の好きなメロディーでとの事でした。とても変わった校歌斉唱でした。

とびきり遅い葬送行進曲で歌っていたフレッドとジョージが最後でした。ダンブルドアは2人に合わせて最後の何小節かを杖で指揮して2人が歌い終わった時には誰にも負けないぐらいの大きな拍手をしました。そして・・・

「ああ音楽とは何にも勝る魔法じゃ」

ダンブルドアは感激の涙を拭いながらこう言ったのでした。そして「さあ諸君。就寝時間。駆け足!」と言って歓迎会のお開きを宣言したのでした。突如として好きなメロディーで校歌を歌わせて感激の涙を流すなんて・・・

やっぱりダンブルドアは変な人ですね。(笑)

今日の最後に
実は今回この場面を読み返す前に私は「滅多に歌う機会のない校歌を突然歌えと言われて歌えるものなのか?」と思いました。しかし「自分の好きなメロディーで歌えばいい」という「この手があったのか!」という感じですね。

話はガラリと変わりますが組分けの儀式が終わった直後にダンブルドアが言った「そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!」という4つの掛け声は実を云うと原語の英語をそのまま訳したものではないのだそうです。

携帯版の付録「豆ふくろう通信」のNo.1によると原語を直訳すると「あほう!ぜい肉!半端もの!微調整!」になるんだそうです。これでは「翻訳にならない」という事で変更されたとの事でした。そのためにハリーは・・・

笑っていいのか悪いのか?判断ができなかったというわけなんですよね。思わず引いてしまったというわけです。
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