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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

極めて意外な事に「賢者の石」を狙っていたのはヴォルデモートが取り憑いたクィレルでした。そして意識を回復したハリーは医務室のベッドに横たわっていて目の前にはダンブルドアがいました。ダンブルドアはハリーの質問に何でも答えてくれましたが1つだけ答えてくれなった質問があったのです。それは?(全3項目)

3-1.気がつくと
ハリーのすぐ上で何か金色の物が光っています。スニッチだ!ハリーは捕まえようとしましたが腕がとても重い。そこで瞬きしました。それはスニッチではなくメガネでした。ハリーがおかしいと思いもう一度瞬きすると・・・

「ハリー、こんにちは」

ハリーの上に笑顔を浮かべたアルバス・ダンブルドアの顔が現れたのです。ハリーはダンブルドアの顔を見つめました。そこでようやくハリーは自分が直前まで「どこで?何をしていたのか?」の記憶が蘇ったというわけです。

「先生!石!クィレルだったんです。クィレルが石を持っています。先生!早く」

ダンブルドアは落ち着くようにとハリーに言いました。君は少し時間がずれている。クィレルは石を持っていない。それなら「誰が?」と問うハリーにダンブルドアは君が落ち着かないとマダム・ポンフリーに追い出されてしまう。

ハリーは唾を飲み込むと周りを見回しました。そこは医務室でした。ハリーは白いシーツのベッドに横たわって脇のテーブルにはまるで菓子屋が半分そっくりそこに引っ越して来たかのように甘い物が積み上げられていました。

「君の友人や崇拝者からの贈り物だよ」

ダンブルドアは再び笑顔を見せながらこう言ったのでした。地下でハリーとクィレルの間に起きた事は「秘密」でな。秘密という事はつまり学校中が知っているというわけじゃ。ハリーの友人のフレッドとジョージは君が・・・

面白がるだろうと思ってトイレの便座を送ったがマダム・ポンフリーが「あまり衛生的ではない」と言って没収してしまったそうです。ハリーが「僕はここにどのくらいいるんですか?」と訊くのに対してダンブルドアは・・・

3日間じゃよ。そしてダンブルドアはロンとハーマイオニーは君が気がついたと知ったらホッとするだろうとも言ったのでした。2人ともそれはそれは心配していた。それでもなおハリーの一番の関心事は変わらなかったのです。

「でも先生。石は・・・」

3-2.答えられぬ質問
ダンブルドアは「君の気持ちを逸らす事はできないようだね」と言ってハリーが意識を失った後の事の顛末の説明を始めたのでした。結論としてはクィレル先生はハリーから「賢者の石」を取り上げる事ができなかったそうです。

ハリーがハーマイオニーにヘドウィグを使って送って欲しいと言ったふくろう便は空中ですれ違ってしまったそうです。ダンブルドアはロンドンに着いた途端に自分がいるべき所はホグワーツとはっきり気がついたんだそうです。

さらにハリーを呆然とさせたのはダンブルドアが「賢者の石」を破壊してしまったと告げた事でした。それを聞いたハリーが「ニコラスご夫妻は死んでしまうんじゃありませんか?」と訊くとダンブルドアはこう答えたのでした。

「あの2人は身辺をきちんと整理するのに十分な命の水を蓄えておる。それからそうじゃ2人は死ぬじゃろう」

ハリーの驚く顔を見てダンブルドアは「君のように若い者には分らんじゃろうがニコラスとペレネレにとって死とは長い1日の終わりに眠りにつくようなものだ」と答えました。きちんと整理された心を持つ者にとっては・・・

死は次の大いなる冒険に過ぎないのだそうです。ダンブルドアは「賢者の石」はそんなに素晴らしい物ではないと言うのです。欲しいだけのお金と命だなんて!大方の人間は困った事に自らにとって最悪の物を欲しがる癖がある。

次に2人の話はヴォルデモートへと移って行きました。ダンブルドアが「例のあの人」ではなくヴォルデモートと呼びなさい。必ず適切な名前を使いなさい。名前を恐れているとそのもの自身に対する恐れもまた大きくなる。

ヴォルデモートについての2人の見解は一致しました。ハリーが「ヴォルデモートは他の手段でまた戻って来るんじゃありませんか。つまりいなくなってしまったわけではないですよね?」と訊くとダンブルドアもまた・・・

いなくなったわけではない。どこかに行ってしまっただけだ。誰か乗り移る体を探しているだろう。本当に生きているわけではないから殺害する事もできない。クィレルを死なせてしまった。家来を敵と同様に情け容赦なく扱う。

さらにダンブルドアはハリーがやった事はヴォルデモートが再び権力を手にするのを遅らせただけかもしれないと言うのです。そして次に誰かがまた一見勝ち目のない戦いをしなくてはならないのかもしれんとも言ったのでした。

そして話がヴォルデモートに及んだためハリーの「あの質問」が出される事になりました。ハリーは「真実を知りたい」とダンブルドアに言いました。母が死んだのは僕をヴォルデモートの魔の手から守ろうとしたからだった。

でもそもそも何で僕を抹殺したかったんでしょう?ハリーのこの質問に対してダンブルドアは深い溜め息をついて「答えてやる事ができん」と言ったのでした。今日は答えられない。今は駄目だ。時が来れば判る事になるだろう。

今は忘れるがよい。こんな事は聞きたくないだろう。もう少し大きくなってその時が来たら判るとダンブルドアは言うのです。ハリーは「ここで食い下がってもどうにもならない」と思い訊くのを辞めたというわけなんですよね。

3-3.母の愛それに「透明マント」のこと
次にハリーが訊いたのは「どうしてクィレルは僕に触れなかったんですか」という事でした。その問いに対してダンブルドアは君の母上は君を守るために死んだ。ヴォルデモートに理解できない事があるとすればそれは「愛」だ。

君の母上の愛情がその印を君に残して行くほど強かったという事にヴォルデモートは気づかなかった。傷痕の事ではない。目に見える印ではない。それほどまでに深く愛を注いだという事が愛したその人がいなくなっても・・・

永久に愛されたものを守る力になるとの事でした。それがハリーの肌に残っている。クィレルのように憎しみや欲望さらには野望に満ちていてヴォルデモートと魂を分け合うような者はそれがためにハリーに触れる事ができない。

かくも素晴らしいものによって刻印されたハリーのような者に触れるのはクィレルにとって苦痛でしかなったのだそうです。この時ダンブルドアは窓辺に止まった小鳥に興味を持つふりをしてハリーから目を逸らしてくれました。

その隙にハリーはこっそりシーツで涙を拭う事ができたのでした。そしてやっと気持ちが落ち着いた所でハリーが訊いたのが「透明マントは誰が僕に送ってくれたかご存知ですか?」という事でした。その問いに対して・・・

「ああ・・・君の父上がたまたまわしに預けていかれた。君の気に入るじゃろうと思ってな」

ダンブルドアは目を輝かせながらこう答えたのでした。便利な物でハリーの父上がホグワーツに在学していた時にはもっぱらこのマントを使って食べ物を失敬するのに使っていたそうです。ここでダンブルドアは初めて・・・

クリスマスにハリーに「透明マント」を贈った事を認めたというわけなんですよね。

今日の最後に
「賢者の石」は壊してしまった。だからニコラスとペレネレは死ぬだろうとのダンブルドアの言葉を聞いてハリーは驚いています。そんなハリーに対してダンブルドアはフラメル夫妻の死生観をこんな風に語って聞かせています。

「君のように若い者には分らんじゃろうがニコラスとペレネレにとって死とは長い一日の終わりに眠りにつくようなものだ。結局きちんと整理された心を持つ者にとっては死とは次の大いなる冒険に過ぎないのじゃ」

さらにダンブルドアは欲しいだけのお金と命などという自らにとって最悪の物を大方の人間は欲しがってしまうとも言っていますよね。今改めてヴォルデモートが自分を不滅にするために追及していた事を考えてみると・・・

ダンブルドアの「この言葉」は何だか意味深だとそう思ってしまいますね。(苦笑)

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