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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーにそんな意図はなくヴォルデモートの分霊箱を探し出すために必要に迫られての事だったのです。しかし反ヴォルデモート派の旗頭がホグワーツ入りした事で雌雄を決する戦いが始まる事になったのでした。当然不死鳥の騎士団のメンバーであるアーサー氏も馳せ参じたのですが・・・(全3項目)

3-1.必要の部屋でジニーに、その1
最終学年の年度ハリーは学校に戻らずにヴォルデモートの分霊箱を探し出して破壊する旅に出るという事を決意したのでした。そしてロンとハーマイオニーの2人もまたハリーと行動を共にする事にしたというわけなんですよね。

ダンブルドアはハリーにヴォルデモートの分霊箱の事をロンとハーマイオニーに話す事は許可しました。しかし2人以外の人物にその事を打ち明けるのは許しませんでした。それは先々の事を考えた上での措置だったんですよね。

旅に出て9カ月あまりが経った5月の初めハリーがホグワーツ入りしたのはヴォルデモートの分霊箱の最後の隠し場所が「ホグワーツ」だと判ったからでした。つまりこれはハリーが必要に迫られてしかたなくした事だったのです。

しかし当然ロンとハーマイオニーの2人以外は「何故ハリーがホグワーツ入りしたのか?」の真の目的を知りません。したがって他の人たちは「自分たちの旗頭になるためにホグワーツ入りしてくれたんだ」と思ったのでした。

ヴォルデモート又は死喰い人にもし捕まったら殺害されてしまうというのに自分の身の危険をも省みずホグワーツ入りしてくれた。ハリーがホグワーツ入りした本来の目的を知らない人たちはこう思ったというわけなんですよね。

こうして雌雄を決する戦いに不死鳥の騎士団のメンバーにダンブルドア軍団さらにはクィディッチのグリフィンドール・チームでハリーと共にクィディッチ優勝杯を目指して戦った人たちが「必要の部屋」に集結したのでした。

ところがその中にはまだ未成年のジニー・ウィーズリーがいてちょっとした論議になったというわけなんですよね。

3-2.必要の部屋でジニーに、その2
一気に人が出て行って「必要の部屋」には一握りの人間だけが残りました。そこではウィーズリーおばさんとジニーが言い争っていました。周囲にいたのはアーサー氏にルーピンにフレッドとジョージそれにビルとフラーでした。

ハリーが近づいて行った時おばさんはジニーは未成年だから私が許しません。まだ年端も行かないのに!あなたたち2人はジニーを連れて来るなんて一体何を考えているのですかとフレッドとジョージを責め立てていたのでした。

そう言われてフレッドとジョージは少し恥じ入った顔をしていました。ビルもまた口調は優しかったもののジニーに「ママが正しい」と言っていました。お前にはこんな事はさせられない。未成年の子は全員去るべきだと・・・

しかしジニーは目に怒りの涙を光らせて「家になんか帰れないわ!」と叫びました。家族全員がここにいるのに様子が分らないまま家で1人で待っているなんて耐えられないと言うのです。確かにすぐ上の兄のロンもまた・・・

成人に達しているのでウィーズリー家では未成年なのはジニー1人だけなんですよね。ジニーの言い分にも一理あると言えますよね。しかしハリーにまで首を横に振られてしまったのでジニーが帰ろうとしたその時だったのです。

「遅すぎたかな?もう始まったのか?たった今知ったばかりで。それで僕-僕-」

そこに突然乱入して来てこう言ったのは何とパーシーでした。家族のほとんどがいる所に飛び込む事になろうとは全く予想していなかったようでパーシーは黙り込んでしまいました。驚きのあまり長い沈黙が続きましたが・・・

「僕は馬鹿だった!僕は愚か者だった。気取った間抜けだった。僕は、あの-あの-」

その後の言葉をフレッドが「魔法省好きの家族を棄てた権力欲の強い大バカヤロウ」と繋ぎました。パーシーが父親のアーサー氏に「ごめんなさい」と謝ってここでようやくパーシーは家族全員と仲直りする事ができたのでした。

ところがその仲直りのどさくさに紛れてジニーがこっそりと大広間に向かおうとしていたのです。するとそこでルーピンがおばさんに「こうしたらどうだろう?」と1つの提案をしたのでした。それを聞いてアーサー氏が・・・

「それはいい考えだ」

3-3.改めてこの場面のアーサー・ウィーズリー氏について
アーサー氏が乗ったルーピンのその提案とはジニーは今自分たちがいる「必要の部屋」に残るという事でした。そうすれば現場にいる事にもなりますし何が起こっているのかも判る。ただし戦いの只中には入らないとの事でした。

アーサー氏は「それはいい考えだ」ときっぱり言うとジニーに「お前はこの部屋にいなさい。判ったね?」と言いました。ジニーのほうはあまりいい考えだと思えないようでした。しかし父親のいつにない厳しい目に接し・・・

頷いて「必要の部屋」に留まる事を承諾したのでした。普段は温厚で物静かな性格のアーサー氏なのですが、やはりグリフィンドール寮出身という事なので怒ると結構怖かったりするのでジニーもしかたなく従ったんでしょうね。

ところがそんなルーピンの提案とアーサー氏の決断をご破算にしてしまったのは他ならぬハリーだったんですよね。ヴォルデモートの分霊箱のレイブンクローの失われた髪飾りは何とその「必要の部屋」に隠されていたのです。

誰も信用せず何もかも1人で事を運んだトム・リドルは傲慢にも自分だけがホグワーツ城の奥深い神秘に入り込む事ができると思ったようです。つまり「必要の部屋」に入る事ができるのは自分1人だけと考えたというわけです。

ハリーはジニーにほんの少しの間だけ「必要の部屋」から出て欲しいと言いました。ハリーにそう言われてジニーはこの部屋から出られる事がむしろうれしそうな様子でした。事を終えてハリーたちが部屋から出た時には・・・

そこにジニーの姿はありませんでした。どこもかしこも戦いの最中でした。しかし幸いな事にジニーは生き延びたのです。

最後に
ハリーポッター・シリーズは当然ハリーが主人公ですから一部の例外の章を除いて全てハリーの視点で書かれています。そのため個々の登場人物がハリーの前で普段と違う表情や行動を見せた時の事が描かれるというわけです。

今日取り上げたアーサー氏がジニーに対して普段とは違った厳しい態度で「必要の部屋」に残りなさいと言う場面もそのような理由で主人公のハリーにとって強く印象に残る場面だからこそ描かれていたというわけなんですよね。

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