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ボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りして24時間あまりが経過し三校の代表選手がついに決定しました。ダームストラングの代表選手はやはり誰もが納得のビクトール・クラムその人でした。ところが3人の代表選手が決まったと思ったら当の本人もびっくり仰天の出来事が・・・(全3項目)

3-1.代表選手に
こうしてロンを含めたホグワーツの生徒たちがビクトール・クラムを見て狂喜乱舞してから24時間あまりの時が経過しました。ダンブルドアによればゴブレットはほぼ決定したとの事であと1分ほどで代表選手が決まるそうです。

代表選手の名前が呼ばれたらその生徒は大広間の一番前に来て教職員テーブルに沿って進み隣の部屋に入るようにとの事でした。ダンブルドアは説明しながら教職員テーブルの後ろの扉を示しました。代表選手に決まると・・・

そこで最初の指示が与えられるのだそうです。ダンブルドアは杖を取り大きく一振りしました。するとくり抜きかぼちゃ以外の全ての明かりが消え大広間はほとんど真っ暗になりました。そしてついにその瞬間がやって来ました。

「炎のゴブレット」が突然赤くなりました。火花が飛び散り始めて次の瞬間には炎がメラメラと宙を舐めるように燃え上がり炎の舌先から焦げた羊皮紙が1枚ハラリと落ちて来ました。ダンブルドアがその羊皮紙を捕らえ・・・

「ダームストラングの代表選手はビクトール・クラム」

ロンが声を張り上げ「そう来なくっちゃ!」と言いました。ダームストラングの代表選手がクラムに決まり大広間中が拍手の嵐に歓迎の渦でした。クラムはスリザリンのテーブルから立ち上がり前屈みになって前進すると・・・

事前にダンブルドアが言っていた通りに教職員テーブルに沿って歩き隣の部屋へと姿を消したのでした。ところがボーバトンにホグワーツと順当に代表選手が決まった後に超意外なあっと驚く出来事が待ち受けていたのでした。

ダンブルドアが最後の締めくくりの挨拶をしているその時でした。ダンブルドアが突然言葉を切りました。何がダンブルドアの気を散らせたのか?それは誰の目にも明らかでした。炎のゴブレットが再び赤く燃え始めたのです。

出て来た羊皮紙に記されていた名前は?

ハリー・ポッター!

3-2.杖調べ
ホグワーツの代表選手が2人とは?一体どういう事なんだ!ハリーが代表選手に選ばれた事で激しい議論になりましたが、結局は「炎のゴブレット」から名前が出て来た以上は試合で戦う義務があるという魔法規則により・・・

ハリーも対抗試合に参加する事になりました。そんなハリーがビクトール・クラムを含めた3人の代表選手と再び会う事になったのは試合に先立ち選手の杖がよい状態かを調べ確認して貰うという「杖調べ」の儀式の時でした。

コリン・クリービーに連れられハリーが入ったのはかなり狭い教室でした。机は大部分が隅に押しやられ真ん中に広いスペースができていました。黒板の前には机が三卓横に繋げて置かれビロードのカバーがかけられていました。

その机の向こうにルード・バグマンが座って濃い赤紫色のローブを着た魔女と話していました。一方ビクトール・クラムはいつものようにむっつりして誰とも話さず部屋の隅に立っていました。ハリーを見たバグマン氏が・・・

急いで立ち上がると弾むように近づいて来ました。ここでハリーは初めてバグマン氏から今ここに連れて来られたのは杖調べの儀式のためだと聞かされたのです。そしてリータ・スキーターを紹介されたというわけなんですよね。

ハリーは今度はそのリータ・スキーターに連れ出され箒置き場に押し込まれました。的外れな質問ばかりして来るスキーターにハリーが苛立ちを募らせている所にダンブルドアが現れ部屋に戻って杖調べの儀式が始まりました。

「オリバンダーさんをご紹介しましょうかの?」

ダンブルドアも審査員席に着き代表選手にこう話しかけました。ハリーは部屋を見回し窓際にひっそりと立っている大きな淡い目をした老魔法使いを見つけてドキッとしました。11才の誕生日に杖を買ったその人がいたからです。

ハリーがドキッとしたのは自分が買い求めた杖の芯がヴォルデモートのイチイの木の杖と同じ不死鳥の尾羽根を使っていると聞かされたからでした。オリバンダー翁はフラー・デラクールとセドリック・ディゴリーに続き・・・

3番目にビクトール・クラムの杖を調べました。クラムは立ち上がり前屈みで背中を丸め外股でオリバンダー翁のほうへ歩いて行きました。杖をぐいと突き出しローブのポケットに両手を突っ込みしかめっ面で立っていました。

「グレゴロビッチの作と見たが。わしの目に狂いがなければじゃが?優れた杖職人じゃ。ただ製作様式はわしとしては必ずしも。それはそれとして」

オリバンダー翁はクラムの杖を調べながらこう言いました。そして杖を掲げ目の高さで何度も引っくり返して念入りに調べました。クマシデにドラゴンの心臓の琴線かな?とオリバンダー翁が問いかけるとクラムは頷きました。

26センチでかなり頑丈。あまり例のない太さだそうです。オリバンダー翁が「エイビス!鳥よ!」と唱えると銃を撃つような音と共にクラムの杖先から小鳥が数羽さえずりながら飛び出し開いていた窓から飛び去って行きました。

そして最後にハリーの杖を調べ「杖調べ」の儀式は無事終了したのでした。さらに長い写真撮影の後ようやく解放されたのでした。夕食を終えてグリフィンドール塔に戻って来るとハリーの元にシリウスの手紙が届いていました。

3-3.図書室に
「第1の課題」直前の11月22日土曜日の深夜にハリーはシリウスと会える事になりました。しかしシリウスに会えたからといってハリーは心が休まる所ではありませんでした。最初の課題の内容がドラゴンだと判ったからです。

さらに追い打ちをかけるようにシリウスから言われたのが「ダームストラングの校長カルカロフを警戒せよ」という事でした。カルカロフは元死喰い人だからダームストラングの代表選手にも気をつけろとシリウスは言うのです。

ハリーが代表選手になった事でロンもハリーから離れて行ってしまいました。他のグリフィンドール生ははしゃぐばかりでハリーの苦しみを理解してくれていたのは生徒ではハーマイオニー1人だけだったのです。そこで・・・

日曜日の朝ハリーとハーマイオニーはシリウスが言った「ドラゴンを抑えつける簡単な呪文とは何だろう?」と考えて湖の周りを3周もしました。がしかし全く何も思いつきません。そこで2人は図書室にこもる事になりました。

「ああ嫌だ。またあの人だわ。どうして自分のボロ船で読書しないのかしら?」

ハーマイオニーがイライラしてこう言ったのでした。ビクトール・クラムが入って来たからです。いつもの前屈みでむっつりとハリーとハーマイオニーを見て本の山と一緒に遠くの隅に座りました。クラムが図書室に来て・・・

何故ハーマイオニーがイライラするのかというと「あの人のファンクラブがピーチクパーチクとすぐ来るから」との事でした。そしてまさに「その通り」だったのです。2人が図書室を出る時に女子生徒の一団が忍び足で・・・

その中の1人はブルガリアのスカーフを腰に巻きつけていました。しかし実はクラムを図書室に通わせていたのは他ならぬハーマイオニーがその原因だったんですよね。当然ハーマイオニーは知るべくもなかったというわけです。

今日の最後に
ビクトール・クラムがダームストラングの代表選手に決まった時カルカロフ校長は「ブラボービクトール!」と声を轟かせ拍手の音にも負けないほどの大きな声で「判っていたぞ。君がこうなるのは!」と言っているんですよね。

自分の学校の代表団を引き連れ船に戻る時もカルカロフ校長は他の生徒に対する態度は極めて冷淡でクラムの扱いは別格でした。つまりカルカロフ校長は最初から選ばれるのはビクトール・クラムと確信していたというわけです。

クラムの事を「ビクトール」とファーストネームで呼んでいる所からも「お気に入りの生徒(それも相当に)なんだろうな」という事が伺えますよね。(笑)
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