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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

立ち居振る舞いといい髪の毛といいあまりにも普段と違っているので当初ハリーは目の前にいるのがハーマイオニーとは気づきませんでした。見違えるほどに美しいハーマイオニーを見てビクトール・クラムもまたいつもとは全く異なる姿をハリーたちに見せたのでした。(全3項目)

3-1.そこにいたのは?
ハリーは「第1の課題」終了直後にハーマイオニーと仲直りしたロンと共にピッグウィジョンを借りてシリウスに手紙を出すためにふくろう小屋に行きました。その手紙の返事はクリスマス休暇に入ってから届けられました。

その手紙の内容から実はクラムがドラゴンに対して使ったのが「結膜炎の呪い」だという事が判明しました。ドラゴンの一番の弱点は「眼」だからです。シリウスがハリーに使えと言うつもりだったのもこれだったんだそうです。

ハリーはチョウ・チャンに断られてしまったもののパーバティ・パチルを獲得する事ができ何とか代表選手としての体裁を整える事ができました。ロンはパーバティの妹でレイブンクロー生のパドマと行く事になったのでした。

玄関ホールでハリーとロンはパドマと合流しました。正面玄関の扉が開きダームストラングの生徒がカルカロフ校長と一緒に入って来ました。先頭はクラムでブルーのローブを着たハリーの知らない可愛い女の子を連れています。

他の生徒が席に着いた所で代表選手とそのパートナーが入場するという段取りになっていました。セドリックとチョウも近くにいましたがハリーは2人と話をしなくていいように目を逸らしていました。ハリーのその目が・・・

ふとクラムの隣にいるブルーのローブを着たハリーの知らない可愛い女の子を捕らえました。驚きのあまりハリーの口があんぐりと開きました。ハーマイオニーだったからです。どうして今の今まで気づかなかったんだろう?

しかし全くハーマイオニーには見えません。髪をどうにかしたらしくボサボサと広がった髪ではなくつやつやと柔らかな髪です。頭の後ろで捻り優雅なシニョンに結い上げてあります。立ち居振る舞いもどこか違っていました。

おそらくはいつも背負っている約20冊くらいの本がないので違って見えるだけかもしれません。ハーマイオニーに「こんばんは!」と挨拶されてパーバティはあからさまに「信じられない!」という表情を浮かべていたのでした。

激しい反応を示したのはパーバティだけではありませんでした。大広間の扉が開くと図書室でクラムを付け回していたファンたちはハーマイオニーを恨みがましい目つきで見ながら前を通り過ぎて行ったというわけなんですよね。

ドラコ・マルフォイですらハーマイオニーを侮辱する言葉が一言も見つからないようでした。そのくらいこの日のハーマイオニーは美しさが際立っていたのです。そんなハーマイオニーを見て今宵のビクトール・クラムは・・・

3-2.雄弁なビクトール
ハリーにクラムを含めた代表選手とそのパートナーは大広間に入ると席に着きました。金色に輝く皿には何のご馳走もありませんでしたが小さなメニューが置かれていました。周囲を見回してみてもウェイターはいませんでした。

しかしダンブルドアはメニューをじっくり眺めると自分の皿に向かってはっきりと「ポークチョップ」と言いました。するとポークチョップが現れました。このより複雑で新しい食事の仕方をハーマイオニーはどう思うだろう?

屋敷しもべ妖精にとってはこれは随分と余分な労力がいるはずなのだが?しかしハーマイオニーは今学期あれだけ声高に主張していたのにも関わらず、今夜この時に限っては屋敷しもべ妖精の事を全く考えていないようでした。

それどころかビクトール・クラムとすっかり話し込んでいて自分が何を食べているのかさえ気づいていないようでした。そういえば改めて考えてみるとハリーはクラムが話しているのを実際に聞いた事は一度もありませんでした。

しかし今夜は確かに話しています。しかも夢中になって話しています。しゃべりまくっています。驚くべき事にビクトール・クラムが雄弁に饒舌になっているのです。しかも話しているその相手は何とハーマイオニーなのです。

クラムがハーマイオニーに話す所によれば僕たちの学校つまりダームストラングも城があるのだそうです。でもホグワーツほど大きくないし居心地もこんなに良くないんだそうです。ダームストラングの城は4階立てだそうです。

そして魔法を使う目的の時だけ火を熾すとの事でした。しかしダームストラングの校庭はホグワーツより広い。しかし冬はほとんど日光が当たらないので生徒たちは楽しんではいないのだそうです。その一方で夏になると・・・

自分たちは毎日のように湖や山の上を飛んでいるんだそうです。ところがそこまで話した所でカルカロフ校長が「これこれビクトール!」と話すのを辞めさせる一幕になったのです。何故カルカロフ校長はクラムを止めたのか?

「それ以上はもう明かしてはいけないよ。さもないと君のチャーミングなお友達に私たちの居場所がはっきり判ってしまう!」

するとダンブルドアは目を輝かせて微笑みながら「そんなに秘密主義だと誰も客に来て欲しくないのかと思ってしまう」と言ったのでした。それに対してカルカロフ校長はダンブルドアにこう反論したというわけなんですよね。

我々はそれぞれ自らの領地を守ろうとするのでは?我々に託された学びの殿堂を意固地なまでにガードしているのでは?我々のみが自らの学校の秘密を知っているという誇りを持ちそれを守ろうとするのは正しい事なのでは?

それに対してダンブルドアは自分はホグワーツの秘密の全てを知っているなんて夢にも思っていない。ほんの最近つまり今日の朝でも曲がる所を間違えたら今まで見た事もない部屋を発見したと応えたというわけなんですよね。

3-3.2つのバタービール
カルカロフ校長に学校の敷地内の説明を止められてしまったビクトールは今度はハーマイオニーに名前の正しい発音を教わっていました。ビクトールは「ハーミイ・オウン」と呼んでいたのです。そこでハーマイオニーは・・・

「ハー・マイ・オ・ニー」とゆっくりとそしてはっきりと発音しました。するとビクトールは「ハーム・オウン・ニニー」と発音しました。ハリーが見ている事に気づいてハーマイオニーはニコッとしながらこう言ったのでした。

「まあまあね」

それは早速役に立つ事になりました。ビクトールと踊っていたハーマイオニーがハリーとロンのいるテーブルに来てハリーの隣に座りました。ダンスのせいで仄かに紅潮していました。ハリーは「やあ」と言いましたが・・・

ロンは何も言いませんでした。ハーマイオニーは手で顔を扇ぎながら「暑くない?」と言いました。そして続けて「ビクトールが何か飲み物を取りに行った所よ」と言ったのでした。するとロンはハーマイオニーを睨んで・・・

「ビクトール?ビッキーって呼んでくれってまだ言わないのか?」

ハーマイオニーは驚いてロンを見ると「どうかしたの?」と訊きました。何で怒っているのか全く分らないというわけです。ロンは「そっちが分らないって言うんならこっちが教えるつもりはないね」と辛辣に言ったのでした。

ハーマイオニーが「ロン。何が?」と言うとロンは怒りを爆発させるように「あいつはダームストラングだ」と吐き捨てるように言いました。ハーマイオニーは敵とベタベタしている。君のやっている事はそれだと言うのです。

あの人が到着した時にあんなに大騒ぎしていたのに!サインを欲しがっていたのに!寮にあの人のミニチュア人形を持っていたのに!ロンのあまりの理不尽さに大激怒したハーマイオニーは人混みの中に消えて行ったのでした。

「ハーム・オウン・ニニーはどこ?」

ビクトールがバタービールを2つ掴んでハリーとロンのいるテーブルに現れた所でした。ロンは「さあね。見失ったのかい?」と取りつく島もないという言い方をしました。ビクトールはいつものむっつりした表情になりました。

そしてもし見かけたら僕が飲み物を持っていると伝えてくださいと言ってビクトールは立ち去って行きました。しかしパーティ終了直後に玄関ホールでハーマイオニーがビクトールに「おやすみなさい」を言っているのを・・・

ハリーとロンは見かけているので2人はどうやらどこかで無事合流できたようでした。

今日の最後に
ここでやはり思うのは「ビクトール・クラムはいつハーマイオニーを見初めたのか?」という事ですよね。私はクラムが最初にハーマイオニーに関心を持ったのはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦の時だったと思いますね。

おそらくあの貴賓席でクラムと同年代の女の子はハーマイオニーだけだったと私は思います。そしてホグワーツ入りしたその日に大広間を出る時ハリーたちがカルカロフ校長率いるダームストラングの代表団に先を譲っています。

その際ハーマイオニーを見て「ワールドカップの決勝戦の時に貴賓席にいた女の子だ!」と思ったというわけです。クラムにとっては「これぞまさに運命的な出会いだ!」という所なのではないでしょうか?そこでクラムは・・・

図書室通いを始めた。そして「クリスマス・ダンスパーティのパートナーになって欲しい」と言ったというわけなんですよね。

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