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1月だというのに!水泳パンツ一枚で湖に飛び込むクラムを見てビックリ仰天するハリーだったのですが、それはつまりクラムはとっくの昔に金の卵の謎を解いていたのです。何ゆえクラムは「そんな事をしていたのか?」ハリーがその理由を知ったのは「第2の課題」が行なわれた2月24日の事だったのです。(全3項目)

3-1.1月だというのに
ロンにとってビクトール・クラムはあこがれの人であり雲の上の存在のはずだったと私はそう思います。がしかしクリスマス・ダンスパーティを境にロンのクラムに対する思いはその形が大きく変貌する事になってしまいました。

1月半ばにホグズミード行きが許可されハリーたち3人は連れ立って城を出ました。湖に停留しているダームストラングの船のそばを通るとちょうどビクトール・クラムが水泳パンツ一枚の姿でデッキに現れているのが見えました。

船の縁によじ登り両腕を伸ばしたかと思うと何とまっすぐ湖に飛び込むではありませんか!クラムの頭が湖面に浮き沈みするのを見つめながらハリーは「狂ってる!凍えちゃう。1月だよ!」と言わずにはいられませんでした。

ところがハーマイオニーは「あの人はもっと寒い所から来ているの」と言うのです。あれでも結構暖かいと感じているんじゃないかしらとまで言うのです。するとロンが「大イカもいるしね」と言いました。その言い方が・・・

ちっとも心配そうではなくむしろ何か期待しているようだったので、ハーマイオニーはそれに気づき顔をしかめたのでした。そして「あの人。本当にいい人よ」と言ったのでした。あの人はダームストラング生だけれども・・・

ロンが考えているような人とは全く違う。ここつまりホグワーツのほうがずっと好きだってハーマイオニーに言ったとの事でした。しかしロンは何も言いませんでした。それはロンがクラムに対して腹を立てている事は・・・

ハーマイオニーが想像している事とは全然違っていたからです。2人の思いは微妙にすれ違っていたというわけなんですよね。その一方話はガラリと変わりますが何ゆえクラムは水泳パンツ一枚で湖に飛び込んで行ったのか?

その答えをハリーが知ったのは2月24日の「第2の課題」当日だったというわけなんですよね。

3-2.第2の課題
ハリーが屋敷しもべ妖精のドビーに起こされ鰓昆布を渡されて「第2の課題」のスタート地点の湖の岸に到着した時ビクトール・クラムは既に水泳パンツ姿で杖を構えていました。駆けつけて来たバグマン氏が動き回って・・・

3メートル間隔で選手を立たせました。ハリーは一番端でクラムの隣でした。ハリーが息を整える暇もなく競技は始まりました。何の魔力を表す気配もないハリーを見てスリザリン生が口笛を吹いたり野次ったりしていました。

しかしドビーがくれた鰓昆布の効果は絶大でした。湖底で水魔に襲われましたがそれを振り切り「嘆きのマートル」が指し示す方向に行ってみると何と意外な事に人質が捕らえられている水中人の集落に一番乗りしたのは・・・

ハリーだったのです。しかも他の代表選手が来る気配がありません。何をもたもたしているんだ?ハリーはハーマイオニーのほうに向き直るとロンを縛りつけていた縄を切ったのと同じ石で縄目を切り始めたのでした。すると?

水中人は「自分の人質だけを連れて行け。他の者は放っておけ。お前の課題は自分の友人を取り戻す事だ」と言うのです。ハリーがこのハーマイオニーも僕の友達だからと訴えている所にようやく他の代表選手が現れたのでした。

クラムはセドリックの次にやって来ました。水中人たちが再び興奮して騒ぎ出すのでハリーが振り返って見ると、水を切り裂くように近づいて来る怪物のような何かが見えました。水泳パンツ姿の胴体にサメの頭のクラムでした。

つまり先月半ばにハリーたちがホグズミード村に行く途中で見かけた水泳パンツ姿のクラムは水の中で呼吸ができるようにと「動物もどき」変身をするためにしていた事だったというわけです。ただしやり損ないの変身でした。

クラムはまっすぐハーマイオニーの所に来て縄を噛み切り始めました。しかし残念な事にクラムの新しい歯はイルカより小さな物を噛み切るには非常に不便な歯並びでした。注意しないとハーマイオニーを真っ二つにしてしまう。

ハリーは飛び出してクラムの肩を強く叩くと持っていた石を差し出しました。クラムはその石で縄を切り終えるとハーマイオニーの腰のあたりをむんずと抱えて湖面に向かって急上昇して行ったのでした。その後ハリーは・・・

フラーが来る気配が全く感じられなかったためロンとフラーの人質を一緒に連れて湖面に到達したというわけなんですよね。実際フラーは水魔に捕まってしまい人質のいる水中人の集落に辿り着く事ができなかったんですよね。

3-3.すれ違う思い
結論から言うと全ての人質を助けようとしたハリーの行為はカルカロフ以外の審査員に「道徳的な力を示すもの」と高く評価される事になりました。その結果「第2の課題」を終えてハリーはセドリックと同点1位になりました。

ハリーが岸辺に着くとダンブルドアとバグマン氏がハリーに手を貸して立たせました。フラーはマダム・マクシームの制止を振り切りハリーが連れて来た自分の人質を抱き締めたのでした。マダム・ポンフリーの声がして・・・

マダム・ポンフリーは「こっちへ。ほら」と言うとハリーをハーマイオニーやクラムなどがいる所に引っ張って来て毛布に包みました。あまりにきっちりと包むのでハリーは全く身動きができませんでした。するとそこで・・・

ハーマイオニーが「よくやったわ。ハリー!できたのね。自分1人でやり方を見つけたのね!」と叫んだのでした。ハリーは一旦は屋敷しもべ妖精のドビーに鰓昆布を渡された事を言おうとしたのですが止める事にしたのでした。

それはカルカロフ校長が1人だけ審査員席を離れずにハリーのほうを見つめている事に気づいたからです。一方クラムはハーマイオニーに「髪にゲンゴロウがついているよ」と言っていたのでした。ハリーはクラムを見て・・・

ハリーは「クラムはハーマイオニーの関心を取り戻そうとしている」と思いました。たった今君を湖から救い出したのは僕だよ。クラムはハーマイオニーにそう言いたいのだろうとハリーは思いました。しかし残念ながら・・・

ハーマイオニーはハリーが制限時間の一時間を大幅にオーバーした事を言ってハリーの事を心配するばかりでクラムのほうにはなかなか向き直ってはくれません。クラムの思いとは裏腹にハーマイオニーのほうの気持ちは・・・

極めて残念な事にクラムに向いてはくれなかったというわけなんですよね。

今日の最後に
三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」で人質になったのは「その代表選手が一番失いたくない人」という事でハリーはロンでした。そしてクラムはハーマイオニーでフラーは妹のガブリエールだったというわけなんですよね。

この課題終了後ハーマイオニーはビクトール・クラムが一番失いたくない人に指名されたという事で周囲に相当にからかわれて苛立ちを募らせる事になったんだそうです。しかしその一方で裏返してよくよく考えてみると・・・

つまりクラムにはハリーにとってのロンのような決して失いたくない友人がいないという事になってしまうのではないでしょうか?それは人質が妹のガブリエールになったフラーにも同様の事が云えるという事になりますよね。

クラムがあそこまでハーマイオニーに夢中になったのも残念ながらダームストラングには話し相手がいなかった。その反動だったのかもしれませんね。クラムは優秀であるがために対等な関係の友人がいなかった。そして・・・

ようやく見つかったのがハーマイオニーだったのでは?と私はそう思いますね。クラムは孤独だったのです。
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