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「第2の課題」終了時の予告通り代表選手には1ヵ月前に最終課題の内容が知らされました。ところがその時クラムがハリーに「ちょっと話したいんだけど」と申し入れて来たのです。ハリーが「一体何だろう?」と思ってクラムに従いて行ってみると・・・(全3項目)

3-1.何故知った?どうやって知った?
実は「第2の課題」で湖底から救い出して来た後ハーマイオニーはクラムに「夏休みに特に計画がないのなら良かったら来ないか」と言われたんだそうです。ハーマイオニーはハリーとロンにこの事を打ち明けていませんでした。

この事を何故ハリーとロンが知ったのか?それはこの時のクラムとハーマイオニーの詳細なやり取りが「週刊魔女」という雑誌に載ったからでした。魔法薬学の授業の時パンジー・パーキンソンがご親切にも雑誌をくれたのです。

記事を書いたのはリータ・スキーターでした。そして雑誌に書いてある通りでクラムはハーマイオニーに「こんな気持ちを他の人に感じた事はない」と確かに言ったのだそうです。さらにここで生じて来た問題というのが・・・

前述のようにハーマイオニーはハリーとロンにさえこの時クラムと交わした会話の内容を一切話していませんでした。つまりこの時の2人のやり取りは当事者のクラムとハーマイオニー以外に知る人などいるはずがないのです。

にも関わらず一体どうやってリータ・スキーターは「第2の課題」の時のクラムとハーマイオニーの会話の詳細を知る事ができたのか?さらにこの事は思わぬ形でハリーに撥ね返って来る事になったんですよね。それは・・・

「第3の課題」の内容を教えて貰うためにハリーたち代表選手がクィディッチ競技場に来た時だったんですよね。

3-2.クィディッチ競技場にて
「第2の課題」終了時にバグマン氏から代表選手はそのちょうど1ヵ月前に最終課題の内容を知らされるとの告知がありました。5月の最後の週の「変身術」の授業後にマクゴナガル先生がハリーを呼び止めてこう言ったのでした。

「ポッター、今夜9時にクィディッチ競技場に行きなさい。そこでバグマンさんが第3の課題を代表選手に説明します」

そこでハリーは夜の8時半にロンとハーマイオニーと別れてクィディッチ競技場に向かいました。玄関ホールを横切る途中でハッフルパフの談話室から出て来たセドリックと会いました。ところが競技場に到着してみると・・・

セドリックは「一体何をしたんだ?」と言うと憤慨してその場に立ちすくみました。平らで滑らかだったクィディッチ・ピッチが様変わりしていたからです。誰かがそこに長くて低い壁を張り巡らしたかのようになっていました。

壁は曲がりくねり四方八方に入り組んでいます。屈んで一番近くの壁を調べたハリーが「生垣だ!」と言いました。バグマン氏がピッチの真ん中にいてそこにクラムとフラーもいました。生垣を乗り越え2人が行ってみると・・・

バグマン氏がうれしそうに「さあどう思うね?しっかり育ってるだろう?あと1ヵ月もすればハグリッドが6メートルほどの高さにしてくれるはずだ」と言いました。ハリーとセドリックが不満気な表情を浮かべていたので・・・

バグマン氏は最後に課題が終わったらクィディッチ・ピッチは元に戻して返すから心配ご無用と付け加えたのでした。何を作っているのか想像できるかね?というバグマン氏の問いかけに対して一瞬の沈黙の後にクラムが・・・

「迷路」

クラムが簡潔にこう答えてそれが正解でした。迷路の中心に優勝杯が置かれそれに最初に触れた者が満点なのだそうです。迷路を早く抜けるだけですか?というフラーの問いにバグマン氏が「障害物がある」と答えたのでした。

ハグリッドが色んな生き物を置く。さらには色々呪いを破らなければ進めない。これまでの成績でリードしている選手が先に迷路に入る。しかし障害物を上手く切り抜ける事で後から入った選手にもチャンスがあるとの事でした。

説明が終わり選手たちが育ちかけの迷路を抜けて外に出ようとすると、バグマン氏が急いでハリーに近づいて来ました。ハリーにはバグマン氏が再び援助を申し出てくるような?そんな気がしたのでした。ところがそこで・・・

「ちょっと話したいんだけど?」

クラムがハリーにこう声をかけて来ました。ハリーは少し驚き「ああいいよ」と答えました。クラムが「君と一緒に少し歩いてもいいか?」と言うのでハリーは「一体何だろう?」と思いつつも承諾したというわけなんですよね。

バグマン氏は少し戸惑った表情で「ここで待っていようか?」と言いましたが、ハリーはバグマン氏の申し出を断ってクラムと一緒にクィディッチ競技場を出ました。するとクラムはハリーが思ってもみなかった方向へと・・・

さらに到着した先でクラムに打ち明けられた事もまたハリーにとっては極めて意外な内容だったんですよね。

3-3.禁じられた森の端で
こうしてクラムとハリーは一緒にクィディッチ競技場を出ました。ところがクラムはダームストラングの船に戻る道を取らずに禁じられた森に向かって歩いて行きました。ハリーが「どうしてこっちのほうへ?」と訊くと・・・

クラムは「盗み聞きされたくない」と言うのです。ハグリッドの小屋もボーバトンの馬車も通り過ぎてボーバトンの馬のパドックから少し離れた静かな空き地にたどり着くとクラムはようやく足を止めハリーのほうを向きました。

クラムはハリーを睨むとこう言いました。知りたいのだ。君とハーマイオニーの間には何かあるのか?こう言われたハリーは拍子抜けしてクラムをまじまじと見つめたのでした。もっと深刻な内容の話を予想していたからです。

「何にもないよ」とハリーは答えました。しかしクラムはまだ睨みつけています。ここで何故かクラムがとても背が高い事に改めて気づいたハリーは説明を付け加えました。自分たちは友達だ。ハーマイオニーは今も昔も・・・

僕のガールフレンドつまり彼女だった事はない。リータ・スキーターという女がでっち上げただけだ。するとクラムは疑うような目でハリーを見ながらハーマイオニーはしょっちゅうハリーの事を話題にするとそう言うのです。

そんなクラムにハリーは「ああ。それは友達だからさ」と「友達」を強調して言いました。国際的に有名なクィディッチの選手のビクトール・クラムとこんな話をしている事がハリーには何だか信じられないという気持ちでした。

18才のクラムがまるで自分を同等に本当のライバルのように扱っているみたいだ。さらに「君たちは一度も?これまで一度も?」の執拗な問いかけにハリーが「一度もない」ときっぱり答えるとクラムもやっと安堵したようです。

2人はようやく打ち解けてクラムは「君は飛ぶのが上手いな。第1の課題の時に見ていたよ」と言ってくれました。それにハリーは笑顔を浮かべて「ありがとう」と言いました。ところがそこにとても不可思議な人が現れたのです。

その人は当初ハリーが近づいて行ってもハリーには目もくれず木に話しかけていました。その人はここ最近ずっと対抗試合に顔を出していなかった審査員のバーテミウス・クラウチ氏だったのです。ハリーは校長室に走りました。

ところがダンブルドアを連れて戻って来てみるとクラウチ氏の姿は忽然と消えてクラムは地面に大の字になって倒れていました。ダンブルドアの呪文で目覚めたクラムはクラウチ氏が自分を襲ったと主張しました。しかし・・・

クラムを襲ったのは実はクラウチ氏ではなかったのです。この騒動のお陰でハリーとクラムの友好的な雰囲気も台無しになってしまったのでした。

今日の最後に
当サイトでは折ある毎に「ハリーは極めて優秀な開心術士である」と指摘しています。ハリーはホグワーツ特急で初めて出会った時からロンとハーマイオニーは互いに一目惚れで両思いだという事を開心術で見抜いていました。

そのためハリーはハーマイオニーに対しては一度も恋愛感情を抱きませんでした。2人は男女の性別を越えて共に友情を育んで来たというわけなんですよね。しかしそれを知らない人たちには到底理解できない事だったのです。

クラムもそんなハリーとハーマイオニーの緊密な関係に疑念を持つ事になりました。がしかしハリーにきっぱりと「そんな事はない」と否定して貰った事でクラムもようやくハリーを信じる事ができたというわけなんですよね。

まあもっとも他ならぬハリーとハーマイオニーの2人がそんな自分たちの特異な関係を全く自覚していなかったのです。クラムやリータ・スキーターそして他の人たちに「理解しろ」というのが実は無理な相談なんですよね。
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