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ヴォルデモート卿は復活しました。ダームストラングのカルカロフ校長は「闇の印」が焼けるのを感じて逃げて行ってしまいました。そして学期最終日となりクラムはハリーたち3人がいる所にやって来たのでした。何故クラムはハリーたちに会いに来たのか?実はその一番の目的は・・・(全3項目)

3-1.第3の課題
家族なんていない。自分が命を危険にさらして戦うのを見に来てくれる人なんていやしない。最終課題当日にマクゴナガル先生から「家族が招待されて来ている」と言われて戸惑いと困惑を隠せないハリーだったのですが・・・

「ハリー来いよ。みんな君を待ってるよ!」

セドリックにこう言われてハリーは気が進まないままに代表選手の家族が招待されて来ているという大広間の隣の小部屋に入りました。ところが何と驚くべき事にそこにいたのはウィーズリーおばさんとビルの2人だったのです。

2人の顔を見てハリーは「本当にうれしいです」と言いました。そして当然そこにはビクトール・クラムの家族も来ていたというわけです。クラムは隅のほうで黒い髪の父親に母親とブルガリア語で早口でしゃべっていました。

クラムの鉤鼻は父親譲りでした。ところが「第3の課題」が始まってみるとクラムはハリーとセドリックが全く予想していなかった行動に打って出て来てハリーは別の意味で戸惑い困惑させられる事になってしまったんですよね。

ハリーが急ぎ足で新しい道を歩いていると平行する道からセドリックが「何をする気だ?」と叫ぶのが聞こえました。するとクラムが「クルーシオ!苦しめ!」と言うのが聞こえて来たのです。何と驚くべき事にクラムが・・・

セドリックに対して許されざる呪文の1つの「磔の呪い」をかけて来たのです。ハリーは「失神呪文」を撃ってクラムを止めました。クラムは後ろから忍び寄って来て杖を向けて来たのだそうです。ハリーもセドリックも・・・

2人とも信じられない思いでした。しかし実はクラムは決して自分の意思でセドリックに「磔の呪い」をかけようとしたわけではなかったのです。クラムは「服従の呪文」で操られていたのです。この後ハリーは他ならぬ・・・

クラムに「磔の呪い」をかけさせた当の本人から全ての事の真相を聞かされる事になったんですよね。

3-2.事の真相
何ゆえリータ・スキーターは「第2の課題」の時のクラムとハーマイオニーの会話の詳細を知る事ができたのか?何故クラムは「第3の課題」の際セドリックに対し「磔の呪い」をかけるなどという行動に打って出て来たのか?

リータ・スキーターはその他にもハグリッドが半巨人だという事や「占い学」の授業中にハリーの額の傷痕に痛みが走った事も「日刊予言者新聞」に掲載しています。ハーマイオニーがこれらの情報の入手方法に気づいたのは?

それは「第3の課題」当日の「魔法史」の試験の10分前でした。リータ・スキーターは未登録の「動物もどき」で何とコガネムシに変身できるのだそうです。ハリーとロンは帰りのホグワーツ特急でその事を聞かされたのでした。

2人に打ち明ける時ハーマイオニーは静かな勝利の喜びに声を震わせていました。ハーマイオニーはカバンから密封した小さなガラスの広口瓶を取り出しました。その中には小枝や木の葉と一緒にコガネムシが入っていました。

その大きくて太ったコガネムシこそがリータ・スキーターだったのです。病棟の窓枠の所で捕まえたんだそうです。リータ・スキーターはこの1年間というもの新聞記事のネタを入手するためブンブン飛び回っていたとの事でした。

ハグリッドが半巨人だという事をマダム・マクシームに告白してるのをハリーとロンが聞いてしまった時。石像にコガネムシが止まっていました。さらに「第2の課題」の時もハーマイオニーの髪にゲンゴロウがついていました。

クラムがそれを取り除いていたのです。おそらくはハリーの額の傷痕が痛んだ時もリータ・スキーターは北塔のてっぺんの窓枠に止まっていたに違いない。ハーマイオニーは罰としてリータ・スキーターにこう命じたのでした。

1年間はペンを持たない事!

「第1の課題」の時にはヒントをくれてハリーはそのお陰で「呼び寄せ呪文」でファイアボルトを手に入れ最短時間で金の卵を取る事ができました。ところが味方だとばかり思っていた「闇の魔術に対する防衛術」の先生が!

何と驚くべき事にポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ました死喰い人のバーテミウス・クラウチ・ジュニアだったのです。ヴォルデモートが体を取り戻すためには敵の血すなわちハリーの血が必要不可欠になる。

そこでハリー・ポッターをヴォルデモートのいる所に送り出すためにクラウチ・ジュニアはホグワーツに潜入したのでした。最終課題の内容を知らされた夜。クラムを襲って失神させたのも実はクラウチ・ジュニアだったのです。

三大魔法学校対抗試合の優勝杯を「移動キー」にしたのもクラウチ・ジュニアでした。わざわざ自ら申し出ていたのです。魔法の目で迷路の中を透視して行く手を遮る障害物を取り除いていたのもハリーを優勝させるためでした。

クラムに「服従の呪文」をかけて操りセドリックに「磔の呪い」をかけさせたのも、全てはハリー・ポッターをヴォルデモートすなわちご主人様のいる所に送り込むため。目的を成し遂げるためだったというわけなんですよね。

命からがらヴォルデモートの元から逃げ帰って来たハリーは当の本人のクラウチ・ジュニアから事の真相を聞かされたのでした。

3-3.別れの時
ハリーはトランクを詰め終わりました。ヘドウィグは籠に納まりトランクの上です。ハリーたち3人は混み合った玄関ホールで他の4年生と一緒に馬車が来るのを待っていました。フラーに続いてクラムが挨拶にやって来ました。

カルカロフ校長は「闇の印」が焼けるのを感じヴォルデモートが復活した事を知って逃げて行ってしまいました。ロンが「ダームストラングの生徒はどうやって帰るんだろう?」カルカロフがいなくなってしまったため・・・

「あの船の舵取りができると思うか?」と心配していると「カルカロフは舵を取っていなかった。あの人はキャビンにいて僕たちに仕事をさせた」と今や聞き慣れたブルガリア訛りのぶっきらぼうな声が聞こえて来たのでした。

クラムはハーマイオニーに別れを告げるためやって来たのです。クラムは「ちょっといいかな?」と言うとハーマイオニーを連れて人混みの中に姿を消しました。クラムに従いて行くハーマイオニーは少しうろたえた様子でした。

そんな2人の後ろ姿にロンは大声で「急げよ!もうすぐ馬車が来るぞ!」と呼びかけました。しかしロンはハリーに馬車が来るかどうかを見張らせてクラムとハーマイオニーが一体何をしているのかと首を伸ばしていたのでした。

2人はすぐに戻って来ました。ロンはハーマイオニーをじろじろ見ましたがハーマイオニーのほうは平然としていました。突然クラムがハリーに「僕、ディゴリーが好きだった」と言いました。セドリック・ディゴリーは・・・

クラムに対してもいつも礼儀正しかったんだそうです。自分がカルカロフと一緒にダームストラングから来ているのに。クラムは誰とでも分け隔てなく接してくれるセドリックの死に接して悲しかったのか?顔をしかめました。

ハリーが「新しい校長はまだ決まってないの?」と訊くとクラムは肩をすぼめて「知らない」という仕種をしました。クラムは手を差し出しハリーと握手をしたその後にロンとも握手をしたのでした。するとそこでロンは・・・

ロンは何やら内心の葛藤に苦しんでいるようでした。クラムが歩き出した所でロンは突然叫びました。ハーマイオニーは横を向き馬車のほうを見て微笑みました。ロンが叫んだ言葉を聞いて笑わずにはいられなかったようです。

「サイン、貰えないかな?」

国際的に有名なクィディッチの選手ビクトール・クラムを目の前にしてロンはこう言わずにはいられなかったようです。言われたクラムは驚いたような顔をしました。がしかしうれしそうに羊皮紙の切れ端にサインをしました。

最後に
クリスマス・ダンスパーティの夜。カルカロフはスネイプに時が経つ毎に「闇の印」がますます鮮明になって来ている。自分は真剣に心配している。それに対してスネイプは我輩が言い訳を考えてやるから逃げろと言っています。

前述のように学期最終日にクラムが言った所によればカルカロフ校長はキャビンにいて船の舵取りをしていなかったんだそうです。これはつまり学期末には自分は船に乗っていないかもとカルカロフは考えていたんでしょうか?

話はガラリと変わりますが今回は「4巻のビクトール・クラム」と題してクラムを取り上げました。しかし第5巻と第6巻ではクラムは名前のみで生身の本人は一切登場していません。しかし最終巻の第7巻「死の秘宝」では・・・

ビクトール・クラムは極めて重要な局面と役割で登場しているので何とか取り上げたいと考えている所です。(笑)
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