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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハグリッドの「蜘蛛を追って行けばいい」という言葉をヒントにハリーとロンは蜘蛛を追って「禁じられた森」の奥深くへと入って行きました。ところがそこで2人は思ってもみなかったものとの再会を果たす事になったのです。さらに超意外な事にそれに絶体絶命のビンチから助け出される事に・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアがいなくなった事で
ダンブルドアがいなくなった事で恐怖感がこれまでになく広がりました。誰も彼もが心配そうな緊張した顔をしていました。笑い声は廊下に不自然に甲高く響き渡るのでたちまち消し去られてしまうという有り様だったのです。

たった1人だけ恐怖と猜疑心を思い切り楽しんでいたのがドラコ・マルフォイでした。まるで首席になったように肩を聳やかして学校中を歩いていました。父親のルシウス氏がダンブルドアをホグワーツから追放したからです。

「父上こそがダンブルドアを追い出す人だろうと僕はずっとそう思っていた」

ダンブルドアとハグリッドがいなくなってから二週間後の「魔法薬学」の授業中にマルフォイはクラッブとゴイルに声を潜めようともせずにこう話していたのでした。ダンブルドアはこの学校が始まって以来の最悪の校長だった。

父上はそう思っていた。多分今度は「秘密の部屋」を閉じたりする事を望まない適切な校長が来るだろう。挙句の果てにマルフォイはスネイプに「校長職に志願なさっては」と言ってみたり「次のは死ぬ」そしてさらには・・・

賭けてもいい。それがハーマイオニーじゃなかったのは残念だと言い出す始末でした。それを聞いてロンが椅子から勢いよく立ち上がりマルフォイに近づこうとしました。がしかしその時ちょうど終業ベルが鳴ったので・・・

誰にも気づかれずに済みました。その後の「薬草学」の授業中に蜘蛛が「禁じられた森」に向かっているのを発見しました。あの日の夜以来「蜘蛛を追って行けばいい」というハグリッドのヒントを元に蜘蛛を探していました。

そしてこの日の真夜中2人は「禁じられた森」に向かったのでした。

3-2.フォード・アングリアとの再会
先回ハグリッドの小屋に行った時もそうだったのですが、先生方にぶつからないよう注意しながら城を抜け出すのはひと苦労でした。ようやく玄関ホールに着き扉の閂を外すと2人は細い隙間からそーっと校庭に踏み出しました。

ハグリッドの小屋に寄るとハリーはテーブルの上にマントを置いてファングを連れて森の中へと入って行きました。小さな杖灯りの輪の外は一寸先も見えない暗闇でした。こんな森の奥深くまで入り込んだ事はありませんでした。

ところがふいにファングが大きく吼える声がこだましてハリーもロンも飛び上がりました。向こうで何かが動いている。何か大きい物だ。何か大きな物が木立の間を枝をパキパキ折りながら2人に向かって突き進んで来るのです。

恐怖に凍りついて立ちすくみ待つ事しかできない2人の目に森の闇が重苦しくのしかかりました。ゴロゴロという奇妙な音がしたかと思うと突然静かになりました。一体何をしているんだろう?飛びかかる準備をしているのか!

「僕たちの車だ!」
「えっ?」

緊張が取れてロンの声の調子が変わりました。ハリーがまごまごと滑ったり転んだりしながらロンの後に従いて行くと開けた場所に出て何とそこにいたのは「暴れ柳」に衝突して以来行方不明だったフォード・アングリアでした。

「ご覧よ。森の中で野生化しちゃてる」

誰も乗ってはいませんでした。深い木の茂みに囲まれ木の枝が屋根のように重なり合うその下でヘッドライトをぎらつかせていました。ロンが近づいて行くと車はまるで飼い主に挨拶をするようにロンにすり寄って来たのでした。

泥よけは傷だらけで泥んこでした。勝手に森の中を動き回っていたようです。ファングは車がお気に召さないと云うか?怖いようで震えながらハリーにぴったりくっついています。一方ハリーは呼吸もやっと落ち着いて来ました。

しかし蜘蛛の群れは車のヘッドライトの明かりのせいで逃げ去ってしまいました。ところがハリーが「見失っちゃった。探しに行かなくちゃ」と言ってもロンは何も言いません。身動きもしません。目が釘づけになっていました。

ロンの顔は恐怖で土気色でした。

ロンの視線の先にいたものとは?

3-3.フォード・アングリアが!
振り返る間もありませんでした。カシャッカシャッと音がしたかと思うと何か長くて毛むくじゃらな生き物がハリーを体ごと鷲づかみにして持ち上げました。ハリーは逆さまに宙吊りになりました。再び恐怖に囚われたのでした。

ロンの足も宙に浮くのが見えました。次の瞬間ハリーは暗い木立の中に運び込まれました。逆さ吊りのままハリーは自分を捕らえているその生き物を見ました。6本の恐ろしく長い毛むくじゃらの脚が突き進んで来ていて・・・

その前の2本の脚でハリーをがっちり挟んでいました。その上には黒光りする一対の鋏がありました。巨大蜘蛛がハリーを放しハリーは四つん這いになって地面に落ちました。ロンとファングもまた隣にドサッと落ちて来ました。

ふと気づくとハリーを運んで来た蜘蛛が話しています。一言話すたび鋏をガチャつかせるのでなかなか気づかなかったのです。その蜘蛛は「アラゴグ!」と呼んでいました。すると小型の象ほどもある蜘蛛が現れ出でたのでした。

盲目の巨大蜘蛛アラゴグは眠りを邪魔されて苛立っているようでした。ハグリッドではないと知るや直ちに配下にハリーたちを処刑にするよう命じたのでした。そこでハリーが「僕たちハグリッドの友達です」と叫んだのでした。

するとアラゴグは「ハグリッドは一度もこの窪地に人を寄こした事はない」と言いました。ハリーは息を切らしながら「ハグリッドが大変なんです。それで僕たちが来たんです」と自分たちがここに来た事情を説明したのでした。

アラゴグは当時の事を話し始めました。それは何年も何年も前の事だ。よく覚えている。みんなが自分の事をいわゆる「秘密の部屋」に住む怪物だと信じ込んだ。ハグリッドが部屋を開けて自分を自由にしたのだと考えたのだ。

それなら「あなたが秘密の部屋から出て来たのではないですか?」と訊くハリーにアラゴグは「自分はこの城で生まれたのではない。遠い所からやって来た。まだ卵だった時に旅人が自分をハグリッドに与えた」と答えたのです。

つまりアラゴグは「秘密の部屋」から出て来た怪物ではなかったのです。トム・リドルは間違った人間を捕まえた。さらにアラゴグは怪物に殺害された女の子はトイレで発見された事をハリーに教えてくれました。ところが・・・

結局アラゴグは「秘密の部屋」から出て来た怪物が何なのか?を教えてくれませんでした。そればかりかハグリッドの友達だと知りながらハリーたちの事を「進んでのこのこ迷い込んで来た新鮮な肉」だと言い放ったのでした。

杖に手をかけながらもハリーは無駄な抵抗だと判っていました。多勢に無勢だ。それでも戦って死ぬ覚悟で立ち上がろうとしたその時。高らかな長い音と共に窪地に眩い光が射し込んで来ました。フォード・アングリアでした。

荒々しく斜面を走り下りて来ます。ヘッドライトを輝かせクラクションを高々と鳴らし蜘蛛をなぎ倒し車はハリーとロンの前で急停車し扉がパッと開きました。ハリーは前の座席に飛び込みながら「ファングを!」と叫びました。

ロンはファングの胴のあたりをむんずと抱きかかえ後ろの座席に放り込みました。ロンがアクセルに触りもしないのにフォード・アングリアはロンの助けも借りずにエンジンを唸らせ再び蜘蛛を引き倒しながら発進したのでした。

車は坂を猛スピードで駆け上がり窪地を抜け出すと森の中へ突っ込んで行きました。車は勝手に走りました。どうやら自分の知っている道のようで車は巧みに空間の広く空いている所を通って行きました。こうして2人は・・・

ハリーとロンはファングと共に無事ハグリッドの小屋に帰って来る事ができたというわけなんですよね。

今日の最後に
こうしてハリーとロンは「禁じられた森」に入り、当時ハグリッドが「秘密の部屋」から解き放した怪物だと思われていたアラゴグはハグリッドが卵から孵した生き物でトム・リドルは間違った人間を捕まえてしまったという事。

さらにアラゴグから「死んだ女の子はトイレで発見された」と聞いて殺害されたのは「嘆きのマートル」では?と気づく事ができたというわけなんですよね。そして野生化したフォード・アングリアに助けられたというわけです。

この野生化したフォード・アングリアを操っていたのは当然ダンブルドアだったんですよね。停職になったダンブルドアは透明になって常にハリーに付き添い「禁じられた森」でハリーとロンの絶体絶命のピンチを救ったのです。

その現れ方といいハリーとロンの真横で急停車して扉が開くなんて人間が操作しなければ「そんなの絶対あるわけない!」って感じですもんね。(笑)

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