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ルーナと出会った頃のハリーは魔法大臣コーネリウス・ファッジがヴォルデモート卿の復活を認めようとせず極めて厳しい状況下に置かれていました。そんな最中にいち早く「ハリーの言う事を信じる」と表明してくれたのがルーナだったのです。ルーナが何故ハリーを信じる事ができたのかと云えば・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツ特急を降りる時
ホグワーツ特急に暗闇が迫り車内のランプが点くとルーナは「ザ・クィブラー」を丸めて大事そうにカバンにしまい今度はコンパートメントの人たちの個々の顔をじっと見つめ始めました。今になって改めて考えてみると・・・

開心術でそれぞれの人たちの心を覗き込んでいたのかもしれません。汽車がいよいよ速度を落とし始めると生徒たちが降りる仕度を始めたのでいつものように騒がしくなりました。監督生になったロンとハーマイオニーは・・・

それを監督する事になっているのでクルックシャンクスとピッグウィジョンを置いてコンパートメントを出て行きました。ルーナはハリーに「あたしが持ってあげてもいいよ」と言うとピッグウィジョンの籠に手を伸ばしました。

昨日の記事でも触れたようにルーナはロンに対して暗に「去年のクリスマス・ダンスパーティはパドマ・パチルじゃなくてあたしを誘って欲しかった」と言っています。すなわちルーナはロンに思いを寄せているというわけです。

つまりルーナがピッグウィジョンの籠に手を伸ばしたのは好きな人のペットだったから。ルーナはロンの心を読んでピッグウィジョンがロンのペットふくろうだという事を見抜いていたというわけなんですよね。つまりは・・・

決して偶然手を伸ばしたわけではなかったというわけです。

3-2.ヴォルデモート卿の復活を巡って
ルーナと出会った頃のハリーは極めて厳しい状況下に置かれていました。魔法大臣コーネリウス・ファッジがヴォルデモート卿の復活を認めようとせず「日刊予言者新聞」に圧力をかけてハリーを嘘つき呼ばわりして来たのです。

そのためウィーズリー家の三男で魔法省に勤めるパーシーや寝室が同じグリフィンドール生のシェーマス・フィネガンにまで反旗を翻される有り様でした。そんな逆風吹き荒れる最中でルーナはどう出て来たのかと云えば・・・

ハリーたちが今学期最初の「薬草学」の授業を受けるために待っていると一番手前の温室の扉が開いてジニーにルーナを含めた4年生が溢れ出て来ました。すれ違いながらジニーが朗らかに「こんちわ」と挨拶をして行きました。

ハリーを見つけるとルーナはまっすぐハリーの所に来ました。ハリーのクラスメートが何事だろうと振り返りました。ルーナは大きく息を吸い込み「こんにちは」の前置きもせずに話しかけて来ました。ルーナはハリーに・・・

こう言いました。あたしは「名前を言ってはいけないあの人」つまりヴォルデモート卿が戻って来たと信じてるよ。ハリーは「え-そう」とぎこちなく言いました。ルーナはオレンジ色の蕪をイヤリング代わりにつけていました。

どうやらパーバティ・パチルとラベンダー・ブラウンがそれに気づいたようでルーナの耳を指差して笑いました。するとルーナは声を大きくして「笑ってもいいよ」と言いました。パーバティとラベンダーが笑ったのが・・・

イヤリングではなくてルーナは自分の言った事を笑っていると思ったようです。そして「ブリバリング・ハムディンガーとかしわしわ角スノーカックがいるなんて昔は誰も信じていなかったんだから!」と言い放ったのでした。

するとハーマイオニーが我慢できないとばかりに「でもいないでしょう?」と口を出して来ました。ルーナはハーマイオニーを怯ませるような目つきをすると仰々しく立ち去って行ったのでした。この時大笑いをしたのは・・・

パーバティとラベンダーだけではありませんでした。ハリーはハーマイオニーに「僕を信じてるたった1人の人を怒らせないでくれる」と申し入れたのでした。ところがハーマイオニーはそんなハリーにこう反論したのでした。

何言ってるの。あの子よりましな人がいるでしょう?ジニーから聞いた話によるとルーナは全然証拠がない物しか信じないらしいとハーマイオニーは言うのです。さらに父親が「ザ・クィブラー」を出しているぐらいだら・・・

するとそこによく通る大きな声で「言っておきたいんだけど」と口を挟んで来たのが今学期ハッフルパフ生で監督生になったアーニー・マクミランでした。君を支持しているのは変なのだけじゃないとアーニーに言われて・・・

ハリーは不意を衝かれたもののうれしかったし耳から蕪をぶら下げている人つまりルーナ以外の信任票には心底感謝しました。アーニーの支持表明でラベンダーの顔からは確実に笑顔が消えジェーマスは混乱しているようでした。

しかしルーナは開心術で見抜いていたのではないでしょうか?ハッフルパフ生の監督生アーニー・マクミランだってハリーの言う事を信じると思っている。だからルーナは怒って立ち去って行ったのでは?と私はそう思いますね。

3-3.学期最終日に
試験が終わる前なら自分の言う事を真実だと魔法界の人たちが判ってくれるのなら何を引き換えにしても惜しくはないとハリーは思っていました。しかし希望が叶っても名付け親のシリウスを失ってしまった今となっては・・・

今学期最後の夜が来ました。大多数の生徒は荷造りを終え学期末の宴会に向かっていました。がしかしハリーは荷造りに取り掛かってもいませんでした。ロンは寝室の扉のそばで「いいから明日にしろよ!」と言っていました。

ハリーはロンに「後から行くので先に行ってくれ」と言いました。しかしロンが寝室の扉を閉めて出て行ったその後もハリーは荷造りを急ごうともしませんでした。そんなハリーが学期最終日にルーナに会う事になったのでした。

クリスマス休暇最終日に渡された両面鏡に呼びかけてもシリウスからの返事はありませんでした。グリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」に訊いてもあの人は戻って来ないでしょうと言われてしまいました。

もう一度シリウスに会い話ができるかもしれないという望みがなくなってしまったハリーは再び名付け親を失ったような気持ちになっていました。失意の内にハリーがグリフィンドール塔に戻ろうとしている所にいたのが・・・

不思議にぼんやりとした飛び出した目でルーナはハリーをじっと観察しました。そして死喰い人に殺害された人。あんたの名付け親だったんだってね?ジニーが教えてくれたとルーナは言いました。ハリーは短く頷きました。

その時ハリーは死を見た者にしか見えないというセストラルをルーナも見えるという事を思い出しました。ルーナは9才の時にお母さんを失くしたのだそうです。実験が好きで自分の呪文である時かなりひどく失敗したそうです。

でもあたしにはパパがいる。それに二度とママに会えないってわけじゃないと言うルーナにハリーは「あーそうかな?」と曖昧な返事をしました。するとルーナは信じられないという風に頭を振ってハリーにこう言ったのでした。

「ほらしっかりして。聞いただろ?ベールのすぐ裏側で?」

「アーチのあるあの部屋だよ。みんな見えない所に隠れているだけなんだ。それだけだよ。あんたには聞こえたんだ」

ハリーとルーナは顔を見合わせました。ルーナは少し微笑んでいました。ハリーは何と言っていいのか?どう考えればいいのか?分りませんでした。ルーナはとんでもない事を色々信じている。しかしあのベールの陰で・・・

人の声がするのをハリーも確かに聞いたのです。ルーナは魔法省の神秘部で死んだのがシリウスだという事をジニーから聞いたとハリーにそう言いました。しかし果たしてルーナはジニーの口からその事を聞いたのでしょうか?

シリウスがアズカバンを脱獄した当時も今も「シリウス・ブラックはハリーの命を狙っている」と魔法界の人たちはそう思っています。ルーナはジニーの口からではなくジニーの心を開心術で見てシリウスの事を知ったのでは?

私はそう思いますね。(笑)

今日の最後に
ヴォルデモート卿が復活して始まった学期の冒頭でルーナはいち早く「ハリーの言う事を信じる」と支持表明をしました。改めて考えてみるとグリフィンドール生とその出身者以外ではルーナは実は一番乗りだったんですよね。

何故そんなに早く宣言する事ができたのか?それは新学期初日にホグワーツ特急でハリーたちと同じコンパートメントになったからでしょうね。開心術を使えばハリーの心を読んでヴォルデモート卿が復活する瞬間だって・・・

見る事が可能ですからね。(笑)
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