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今週は「ルーナは開心術に長けている」をテーマにその登場シーンを視点を変えて改めて振り返っています。今日と明日の2日間は1つの場面を深く掘り下げて「ルーナは開心術をどう役立てていたのか?」を検証してみる事にしました。まず今日はルーナがビルとフラーの結婚式に来た時の場面です。(全3項目)

3-1.ビルとフラーの結婚式
アルバス・ダンブルドアを葬り去り残る脅威はハリー・ポッターただ1人という事で「いかにしてハリー・ポッターを亡き者にするのか?」を協議するためマルフォイの館に死喰い人が一堂に集結したというわけなんですよね。

しかし事実上これはという策を持って来たのはヤックスリーとセブルス・スネイプだけでした。遅刻ギリギリに館に入った2人が扉を開けて客間を覗くと装飾を凝らした長テーブルは黙りこくった人々で埋め尽くされていました。

「我が君。不死鳥の騎士団はハリー・ポッターを現在の安全な居所から来る土曜日の日暮れに移動させるつもりです」

ヴォルデモートの赤い眼がスネイプの暗い目を見据えました。その視線のあまりの烈しさに近くで見ていた何人かが目を背けました。ヤックスリーが入手した「ハリー・ポッターは30日夜まで動かない」というのは偽情報でした。

不死鳥の騎士団の誰かがスネイプに「ハリーは土曜日の日暮れに移動する。30日夜まで動かないというのは偽情報」と漏らしたのです。ハリーには何としても自分たちの結婚式に出席して貰わなくてはならないという事で・・・

そこでハリーはポリジュース薬をたっぷり飲んでオッタリー・セント・キャッチポール村に住む赤毛のマグルに成り済ましビルとフラーの結婚式に出席しました。ハリーを赤毛の少年にしてウィーズリー一族に紛れ込ませ・・・

「いとこのバーニー」として紹介するという計画でした。フレッドがその少年の髪の毛を「呼び寄せ呪文」で事前に手に入れておいたのです。結婚式が行われる8月1日の午後3時ハリーはロンにフレッドとジョージと共に・・・

式の会場の白いテントの外に立ち招待客の案内に間違いがないようにと席次表を握り締めて結婚式に出席する人たちの到着を待っていました。そこに父親のゼノフィリウス氏と共にルーナがやって来たというわけなんですよね。

3-2.ハリーの変装を見破る
ハリーが入口に戻って来るとそこではロンが飛びきり珍妙な姿の魔法使いと向き合っていました。片目がやや斜視で綿菓子のような白髪を肩まで伸ばし帽子の房を鼻の前に垂れ下がらせていました。その着ているローブは・・・

卵の黄身のような目がチカチカするほどの黄色でした。男はハリーに手を差し出して「ゼノフィリウス・ラブグッドです」と名乗りました。娘と2人であの丘の向こうに住んでいるそうです。このゼノフィリウス氏こそが・・・

あのハリーのインタビュー記事が掲載された「ザ・クィブラー」を出しているルーナのお父さんというわけです。ゼノフィリウス氏は「ウィーズリーご夫妻がご親切にも私たちを招いてくださいました」と言った後ロンに・・・

「娘のルーナを知っていますね?」と訊いたのでした。それに対してロンは「ええ」と答えた後「ご一緒じゃないんですか?」と訊ねたのでした。するとゼノフィリウス氏によれば娘は「隠れ穴」の庭で遊んでいるのだそうです。

父親のゼノフィリウス氏が「チャーミング」と呼ぶその庭には庭小人が素晴らしい蔓延ぶりなんだそうです。あの賢い庭小人からどんなに色々学べるかを認識している魔法使いがいかに少ない事か!するとロンが言うには・・・

我が家の庭小人は確かに素晴らしい悪態のつき方を沢山知っています。しかしそれはフレッドとジョージがあいつらに教えたんだと思うとロンはそう言うのです。そしてロンが魔法戦士の一団を案内してテントに入った時でした。

「こんにちは。ハリー!」

走って来てルーナはこう言いました。ハリーは度肝を抜かれました。そして「僕の名前はバーニーだけど」と言うとルーナは「あら名前も変えたの?」と明るく訊いて来ました。ハリーが「どうして判ったの?」と訊くと・・・

「うん。あんたの表情」

ルーナはこう答えました。ルーナは父親と同じ真っ黄色のローブを着ていました。髪には大きなひまわりをつけてアクセサリーにしていました。眩しい色彩に目が慣れてくれば全体的には好感が持てるとハリーはそう思いました。

少なくとも今日のルーナは耳たぶから赤い蕪はぶら下げていませんでした。知人との会話に夢中になっていたゼノフィリウス氏はルーナとハリーのやり取りを聞き逃していました。合流したルーナとゼノフィリウス父娘は・・・

庭小人談義に花を咲かせていてロンの失笑を買っていたのでした。何でもルーナが言うには父親のゼノフィリウス氏は大抵の人はドレスローブを着て来る。しかし結婚式には太陽の色を着て来るべきだと信じているのだそうです。

それは縁起がいいからなのだそうです。

3-3.ルーナの心配り、その1
ポリジュース薬で赤毛の少年に成り済ましていたハリーの事を見破った。実はコメントで「したがってルーナもまた開心術に長けているのでは?」とのご指摘をいただいたのがこの場面のルーナだったというわけなんですよね。

今週の冒頭つまり一番最初の記事で「ルーナは全く自覚なしのハリーとは違って自分が開心術に長けている事を判っている」と言いました。今回改めてこの場面を読み返してみて絶対そうに違いないと確信する事ができました。

父親のゼノフィリウス氏が式場のテントの入口にやって来た時。ルーナは何故か「隠れ穴」の庭で遊んでいるとの事でした。ルーナはゼノフィリウス氏が知人との会話に夢中になっている時にハリーの前にその姿を現しました。

知人との会話に夢中になっていたゼノフィリウス氏はルーナとハリーのやり取りを聞き逃していました。つまり結局ゼノフィリウス氏は式場の入口に立っていた赤毛の少年が実はハリーだったという事に気づかないままでした。

何ゆえルーナは式場に来る前に「隠れ穴」の庭で遊んでなどいたのか?私が思うにはルーナはテントの入口に立っている赤毛の少年がハリーだという事を最初に見たその瞬間に開心術でそうだと見破った。そこでルーナは・・・

「隠れ穴」の庭で時間を潰しながらゼノフィリウス氏の知り合いの人が来るのを待った。そこに知人の魔法戦士が来たのでハリーに声をかけたというわけです。つまりルーナはゼノフィリウス氏がそこにいる赤毛の少年が・・・

ハリーだという事を気づかないように配慮をしてくれたというわけなんですよね。この時ハリーが置かれていた「ヴォルデモート卿に命を狙われている」という状況を考えた上でのルーナの心配りだったというわけなんですよね。

今日の最後に
ルーナのお父さんゼノフィリウス氏はビルとフラーの結婚式に出席したのが初登場でした。今回こういう形で取り上げて思うのは果たしてゼノフィリウス氏は自分の娘が開心術に長けているのを知っているのか?という事ですね。

どうやらゼノフィリウス氏自身はそうではない。つまり開心術に長けていないようです。もしそうなら目の前にいる赤毛の少年がハリーだとバレないようにルーナが心配りする必要はないからです。でも父親なんですから・・・

知っているのは当然と思いつつも「もし指摘したのが死んだ母親だったら?」という一抹の不安も私は拭い切れませんね。(苦笑)

ルーナが開心術に長けているのは母親譲りかもしれませんね。
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