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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーは心も体も疲れ切っていました。早朝6時に「貝殻の家」を出発してグリンゴッツのレストレンジ家の金庫を破り休む間もなくホグズミード村に向かいました。戦いが終わった後もヴォルデモート卿を倒した英雄という事で多忙を極める事となりました。するとそんなハリーの気持ちを察してルーナが・・・(全3項目)

3-1.戦い終わって
分霊箱はもうない。残っているのはお前と僕だけだ。一方が生きる限り他方は生きられぬ。2人の内どちらかが永遠に去る事になる。ハリーにこう言われてヴォルデモート卿は「どちらかがだと?」とハリーを嘲ったのでした。

勝つのは自分だと考えているのだろう。生き残ったのは偶然に過ぎないと言うヴォルデモートにハリーは母が僕を救うために死んだのもあの墓場で戦おうと決意したのも今夜身を守ろうともしなかった僕が生きているのも・・・

いずれも偶然だと言うのかと反論するハリーにヴォルデモートは「偶然だ!」と叫んだのでした。そしてついに雌雄を決するその瞬間がやって来ました。ヴォルデモートの甲高い叫びと同時にハリーも一心込めて叫んでいました。

「アバダ ケダブラ!」
「エクスペリアームス!」

ドーンという大砲のような音と共に2人が回り込んでいた円の真ん中に黄金の炎が噴き出して2つの呪文が衝突した点を印しました。ニワトコの杖は高く舞い上がってハリーの手に収まり一方ヴォルデモートは両腕を広げて・・・

ヴォルデモートはありふれた最期を迎えて床に倒れました。ハリーのお陰で戦いは終わりました。ホグワーツにゆっくり太陽が昇りました。大広間は生命と光で輝きました。歓喜と悲しみあるいは哀悼と祝賀が入り交じり・・・

ハリーはどちらにも欠かせない主役でした。みんながハリーを求めていました。遺族と話をして手を握り涙を見つめ感謝の言葉を受けなければなりませんでした。ハリーが寝ていない事もほんの数人の人と過ごしたい事も・・・

誰も思いつかないようでした。

そんなハリーの救世主になったのが・・・

3-2.ハリーの本音を見抜く
こうしてハリーは多忙を極める事になってしまいました。そんな中陽が昇るにつれて四方八方からいつの間にやら報せが入って来ました。国中で「服従の呪文」にかけられていた人々が我に返った事。さらには死喰い人が・・・

逃亡したり捕まったりしている事。アズカバンに収監されていた無実の人々が今この瞬間にも解放されている事。そして不死鳥の騎士団のメンバーの1人キングズリー・シャックルボルトが暫定の魔法大臣に指名された事など。

ヴォルデモートの遺体は大広間から運び出されフレッドにトンクスやルーピンにコリン・クリービーそしてヴォルデモートと戦って死んだ50人以上に上る人々の亡骸とは離れた小部屋に置かれました。マクゴナガル先生は・・・

寮の長テーブルを元通りに置きました。しかし誰もが各寮に分かれて座りはしませんでした。みんなが交じり合い先生も生徒もゴーストも家族もケンタウルスも屋敷しもべ妖精さえも一緒でした。開戦時から参加していた・・・

フィレンツェは隅に横たわって回復の兆しを見せ始めていました。ハグリッドの弟のグロウプは壊れた窓から覗きこんでいました。そしてみんながグロウプの笑った口に食べ物を投げ込んでいました。そんな最中ハリーは・・・

疲労困憊したハリーはルーナが同じベンチの隣に座っている事に気づきました。ルーナはハリーに「あたしだったら暫く1人で静かにしていたいけどな」と言いました。それはまさにハリーの本音以外の何物でもなかったのです。

ハリーが「そうしたいよ」と言うとルーナが「あたしがみんなの気を逸らしてあげる」と言ってくれました。ハリーに「透明マント」を使って頂戴ねと言うとルーナはハリーが何も言わない内に窓の外を指差してこう叫びました。

「うわァー見て。ブリバリング・ハムディンガーだ!」

聞こえた人は誰もが皆ルーナの指差す方向を見ました。ハリーはマントを被ると立ち上がりました。こうしてルーナのお陰でハリーはもう誰にも邪魔をされる事なく大広間中を自由に移動できるようになりました。そこで・・・

ハリーはロンとハーマイオニーを見つけて2人と別れてからあった事を思う存分話したというわけなんですよね。

3-3.ルーナの心配り、その2
ここに至るまでのハリーは超ハードスケジュールの連続でした。しかも気持ちが休まる暇など全くなかったのです。早朝6時に「貝殻の家」を出発しグリンゴッツのレストレンジ家の金庫からヴォルデモートの分霊箱を奪い・・・

金庫の番をしていた盲目のドラゴンの背中に乗ってグリンゴッツを脱出しました。がしかしグリンゴッツの金庫破りをした事でハリーたちが分霊箱を追い求めている事をついにヴォルデモートに知られてしまったというわけです。

ヴォルデモートは「他の分霊箱は大丈夫なのか?」と思いました。そこで確認をするためにマルフォイの館を出発して行きました。残る隠し場所は「ホグワーツ」と判ってハリーは即断をしてホグズミード村に移動したのでした。

ホグズミードでは死喰い人たちが待ち構えていました。しかし「ホッグズ・ヘッド」の店主でダンブルドア校長の弟のアバーフォースに助けられ新たに作られた秘密の抜け道を通ってハリーたちはホグワーツ入りを果たしました。

そこでハリーはルーナと共にレイブンクロー寮の談話室に行ってレイブンクローの失われた髪飾りを見に行く事になりました。その移動の際に使ったのでハリーはルーナもまた自分が「透明マント」を持っている事を知っている。

そしてルーナは開心術を使ってハリーの心を覗き込んだ。前日の朝6時から一睡もしていない。ハリーは疲れ切っている。ハリーも当然「もう休みたい」と思ってる。そこでルーナはハリーの本音を口にしてみたというわけです。

「あたしだったら暫く1人で静かにしていたいけどな」

ハリーの返事は?

「そうしたいよ」

最後に
改めて考えてみると開心術に長けている人というのは気苦労がより多くなってしまうようなそんな気が私はしますね。他人が決して口に出して言わない気持ちまで見抜けてしまうので普通の人以上に相手の気持ちが判ってしまう。

そのためルーナもビルとフラーの結婚式の時にはポリジュース薬で他人に成り済ましたハリーを見て「パパにバレないようにしてあげなくっちゃ」と思って「隠れ穴」の庭で時間を潰すなんて事をしなければならないんですよね。

開心術に長けているからと言っていい事ばかりではないというわけです。それはそれで大変というわけなんですよね。(苦笑)

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