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さて!セドリック・ディゴリーにスプラウト先生と来れば「この人」を取り上げないわけにはいかないでしょう。ハリーと同学年のハッフルパフ生で「薬草学」の授業は合同で一緒に受けていました。しかし物語の表舞台に登場して来たのはスプラウト先生と同様に第2巻「秘密の部屋」でした。(全3項目)

3-1.決闘クラブの翌日
ホグワーツでは「薬草学」と「魔法薬学」は2つの寮の生徒が合同で授業を受けているようです。ハリーたちは「薬草学」はハッフルパフ生と一緒なので実はこの科目の授業の時にはアーニー・マクミランもそこにいたのです。

しかしアーニー・マクミランが物語の表舞台に登場して来たのは第2巻「秘密の部屋」でした。事の発端は「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートが主宰して執り行なわれた「決闘クラブ」でした。

そこでハリーがパーセルマウスつまり蛇語を操るという事が明らかになったのです。そのため今学期マグル生まれの生徒を襲っていたのは?スリザリンの継承者はハリーなのでは?という噂で学校内は持ち切りになったのでした。

僕は蛇をけしかけていたのではなく攻撃を止めさせたんだ。明日「薬草学」の授業でジャスティン・フィンチ・フレッチリーに会う。その時説明すればいい。ところがその「薬草学」の授業は大吹雪で休講になってしまいました。

スプラウト先生がマンドレイクに靴下を履かせマフラーを巻かなくてはならないのだそうです。厄介な作業なので他の誰にも任せられないんだそうです。ハリーは目算が外れて苛立っていました。するとハーマイオニーが・・・

「そんなに気になるんだったらこっちからジャスティンを探しに行けばいいじゃない」

寮を出たハリーは「ジャスティンは空いた時間に授業の遅れを取り戻そうとしているかもしれない」と思いつき図書室に行ってみる事にしました。するとそこに「薬草学」の授業で一緒になるはずだったハッフルパフ生が・・・

そこにはアーニー・マクミランもいたのです。

3-2.誰にも負けないぐらい純血
「薬草学」の授業で一緒になるはずだったハッフルパフ生がハリーの思った通り図書室にいて奥のほうに陣取っていました。しかし勉強している様子ではありません。そこでハリーが本棚の陰に隠れて耳を澄ましてみると・・・

話の主導権を握っていたのがアーニー・マクミランでした。ジャスティンに自分の部屋に隠れていろって言ったんだ。もしハリーが次の餌食に狙っているのなら暫くの間は目立たないようにしているのが一番いいとの事でした。

ジャスティンは今学期最初の「薬草学」の授業の時ハリーたち3人と一緒にマンドレイクの植え換えをやってハリーに「イートン校に入る予定だった」と話していました。つまり自らマグル生まれとハリーに告白していたのです。

それなら絶対にハリーだとそう思っているの?と訊くハンナ・アボットにマクミランは「彼はパーセルマウスだぜ。それは闇の魔法使いの印だってみんなが知ってる」つまりは蛇と話ができるまともな魔法使いなんていやしない。

壁に書かれた「継承者の敵よ。気をつけよ」という言葉を覚えているか?ハリーはフィルチと何かごたごたがあったんだ。そして気がつくとフィルチの猫が襲われていた。あの1年坊主のコリン・クリービーもまたそうだった。

クィディッチの試合で泥の中に倒れている時に写真を撮りまくってハリーに嫌がられた。そしてやはり気がつくと今度はコリン・クリービーがやられていた。しかしハンナ・アボットはそれでもまだ納得ができないようで・・・

ハリーっていい人に見えるけど?それにほら彼が「例のあの人」すなわちヴォルデモート卿を消したのよ。そんなに悪人であるはずがないわ。するとマクミランはわけありげに声を落としてハリーの事をこう説明したのでした。

ハリーがヴォルデモート卿に襲われ「どうやって生き残ったのか?」誰も知らないんだ。事が起こった時ハリーはほんの赤ん坊だった。本来なら木っ端微塵に吹き飛ばされて当然さ。それはつまり闇の帝王がもう1人いて・・・

競争になるのが嫌だったんだ。マクミランに言わせればハリーはまだ他に隠している力があるとの事でした。それを聞いて我慢の限界を越えたハリーは本棚の陰から姿を現しました。マクミランの顔からは血の気が引きました。

ハリーが「ジャスティン・フィンチ・フレッチリーを探してるんだけど」と言うのでハッフルパフ生たちは「恐れていた最悪の事態が現実のものになった」と思ったようです。全員が一斉にマクミランの顔を恐々と見たのでした。

マクミランが声を震わせながら「あいつに何の用なんだ?」と訊くとハリーは「決闘クラブでの蛇の事だけど本当は何が起こったのか彼に話したいんだよ」と答えました。マクミランは蒼白になった唇を噛んで深呼吸をしました。

僕たちみんなあの場にいた。何が起こったのかを見てた。マクミランがそう言うのでハリーは「僕が話しかけた後で蛇が退いたのに気がついただろう?」と言ったのでした。だからつまり僕は蛇に攻撃するのを止めさせたんだ!

「僕が見たのは君が蛇語を話した事。そして蛇をジャスティンのほうに追い立てた事だ」

追い立てたりしていない!蛇はジャスティンをかすりもしなかった!ハリーの声は怒りで震えていました。しかしマクミランは頑としてハリーの言い分を聞こうとはせず「もう少しってとこだった」と言い張ったその上に・・・

「言っとくけど僕の家系は九代前までさかのぼる魔女と魔法使いの家系で僕の血は誰にも負けないぐらい純血で」

つまり自分は純血だからスリザリンの継承者に狙われる対象ではないというわけです。しかしハリーは激しい口調で「君がどんな血だろうと構うもんか!何で僕がマグル生まれの者を襲う必要がある?」と言い放ったのでした。

2人の会話は全く噛み合っていませんでした。

3-3.現行犯だ!
言っている事を全く理解しない上に「一緒に暮らしているマグルを憎んでるって聞いた」とマクミランがダーズリー一家の事を持ち出したのでハリーは怒り狂って図書室を飛び出しました。ところがその先で遭遇したのが・・・

ハグリッドと出会った直後の事でした。まだ怒りが収まらないハリーは階段を踏み鳴らして上り次の廊下の角を曲がりました。そこは嵌め込みの甘い窓ガラスの間から吹き込む風で松明の灯りが消えて一段と暗くなっていました。

廊下の真ん中付近まで来た時。床に転がっている何かにもろに足を取られハリーはつんのめりました。振り返って「一体何につまずいたのか?」と目を細めて見たハリーは途端に胃袋が溶けてしまったような感覚に襲われました。

ジャスティン・フィンチ・フレッチリーが転がっていました。冷たくガチガチに硬直して恐怖の跡が顔に凍りつき虚ろな目は天井を凝視していました。その隣にはもう1つハリーが今まで見た事もない不可思議な物がありました。

グリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」でした。もはや透明な真珠色ではなく黒く煤けて床から15センチほどの所に真横にじっと動かず浮いていました。首は半分落ち顔にはやはり恐怖が張り付いています。

ハリーは息は絶え絶えで心臓は早打ち太鼓のように肋骨を打ちました。逃げようと思えば逃げられる。ここに自分がいた事など誰にも分りはしない。しかしハリーは2人を放って逃げるなんて事は到底できないと思ったのでした。

助けを呼ばなくては!でも僕が全く関係ないって事を信じてくれる人がいるのだろうか?ポルターガイストのピーブズが騒ぎ立てて廊下の両側の扉が次々と勢いよく開くと教室からドッと人が出て来ました。その次には・・・

「現行犯だ!」

顔面蒼白のアーニー・マクミランが息せき切って現れ芝居の仕種のようにハリーを指差しこう言いました。それを聞いたマクゴナガル先生が「お辞めなさい。マクミラン」と言って厳しくたしなめました。この後ハリーは・・・

「私の手に負えない」と言ったマクゴナガル先生に連れられ初めて校長室に足を踏み入れる事になりました。そしてダンブルドア校長の口から「わしはハリーがみんなを襲ったとは考えておらん」と聞かされる事になったのです。

今日の最後に
確かに図書室であんな議論をしたその直後にハリーはこんな状況で見られてしまったのですからアーニー・マクミランに「現行犯だ!」と言われても返す言葉がありませんよね。ハリー自身もまたそれを危惧していたんですよね。

しかし以前にも言っているようにハリーには列記としたアリバイがあるんですよね。ミセス・ノリスが襲われた時ハリーはロンとハーマイオニーと一緒に「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席していましたし・・・

コリン・クリービーが襲われた時にはロックハートに右腕を骨抜きにされて病棟のベッドに横たわっていました。アーニー・マクミランはその事を知らなかったのです。しかしダンブルドア校長は知っていた。だからこそ・・・

ハリーは一連の事件の犯人ではないと言い切る事ができたというわけなんですよね。
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